ヒット商品ベスト30、2026年の1位は目印チャーム コラボ商品集めのトレンドを「ドパ活」と命名

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月刊誌「日経トレンディ」が11月3日、「2026年ヒット商品ベスト30」を発表した。1位は傘やペットボトルに付けて自分の持ち物の目印にする「目印チャーム」で、2位は「TikTok Shop」、3位は「ボンボンドロップシール」。同誌は、安くてキャラクターとのコラボがある商品を集めて楽しむ消費の流れを「ドパ活」と名付けた。
1位は目印チャーム、2位TikTok Shop、3位ボンボンドロップシール
ランキングの対象は、2025年10月から2026年9月までに発表・発売された商品やサービスだ。期間より前に出たものでも、期間内に大きく売れたものは加え、前の年にすでにヒットしていたものは原則として外している。順位は「売れ行き」「新規性」「影響力」の3つの観点で決まる。売り上げの伸びだけでなく、新しい技術や売り方があったか、他社が追いかけたか、暮らし方を変えたかまで見る仕組みだ。
1位の目印チャームは、シリコーン製の輪にキャラクターの飾りが付いた小物だった。ビニール傘の持ち手やペットボトル、バッグに通すだけで、自分の物だと一目で分かる。日経トレンディは、バンダイ製品の出荷が1.2億個に上り、カプセルトイ市場を引っ張ったと説明している。
バンダイはこの種の商品を「めじるしアクセサリー」として商標登録し、主にカプセルトイで売ってきた。報道によると、人気に火が付いたのは2026年5月の大型連休のころ。5月20日には池袋のカプセルトイ売り場で「ちいかわ めじるしアクセサリー3」などを整理券で売ろうとしたところ客が殺到し、整理券の配布を取りやめる騒ぎになった。
アニメや漫画のキャラクターだけでなく、プラモデルの案内役キャラクターも目印チャームになった。
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2位のTikTok Shopは、TikTokのアプリ内で、おすすめに流れてきた動画からそのまま商品を買える仕組みだ。日経トレンディは、9カ月間の流通取引額が655億円を超えたと紹介している。3位のボンボンドロップシールは、ぷっくりと盛り上がった立体のシールで、キャラクターとのコラボ品は売り場に並ぶとすぐ消える。日経トレンディによると、累計は4500万枚を突破した。
ヒット商品ベスト30の全順位
4位以下には飲料や食品、ゲーム、AIの道具まで幅広く並ぶ。30位までの顔ぶれは次のとおり。
| 順位 | 商品・サービス | 分野 |
|---|---|---|
| 1位 | 目印チャーム | 持ち物に付ける小物 |
| 2位 | TikTok | 動画から買える通販 |
| 3位 | ボンボンドロップシール | 立体シール |
| 4位 | ギルティ炭酸 | 炭酸飲料 |
| 5位 | 冷しカップヌードル | 冷水で作るカップ麺 |
| 6位 | ピックルボール | スポーツ |
| 7位 | ビオレ | 洗顔料 |
| 8位 | 明治 | ヨーグルト |
| 9位 | トイデジ | あえて低性能を楽しむデジカメ |
| 10位 | Claude | AIの作業支援ツール |
| 11位 | 特水 | 機能性表示食品の水 |
| 12位 | 映画ちいかわ | アニメ映画 |
| 13位 | めっちゃカメレオン | 対戦ゲーム |
| 14位 | 「見る」もっちり系グルメ | もちもち食感の食品 |
| 15位 | みんなのスーツ | 低価格のスーツ |
| 16位 | 生のとき | チョコレート菓子 |
| 17位 | デルモンテ | 果実飲料 |
| 18位 | トモダチコレクション | ゲーム |
| 19位 | キリングッドエール | ビール |
| 20位 | 奈良監獄ミュージアム | 博物館 |
| 21位 | setlog | 短い動画を送り合うアプリ |
| 22位 | 中が見えるエアフライヤー | 調理家電 |
| 23位 | マジックリン | 浴室のカビ対策 |
| 24位 | 韓流メガサイズコーヒー店 | 大容量コーヒーの店 |
| 25位 | ローテクペットロボ | ペット型ロボット |
| 26位 | ザ・ | マウスウオッシュ |
| 27位 | 水感スクイーズ | 触って遊ぶおもちゃ |
| 28位 | 日常系AIスマートグラス | AI搭載の眼鏡 |
| 29位 | クノール | カップスープ |
| 30位 | グローグー | 『スター・ |
5位の冷しカップヌードルは、熱湯ではなく冷たい水で作るカップ麺だ。発売から1週間ほどで店頭から姿を消し、品薄が続いたことでも知られる。
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数字の大きさで目を引くのは12位の「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」で、シリーズ初の映画化ながら興行収入は180億円を超えた。18位の「トモダチコレクション わくわく生活」はシリーズ約13年ぶりの新作で、全世界の販売は800万本に達する。
「ドパ活」とは 安いコラボ商品を集めて楽しむ消費
2026年のヒットを貫く言葉として、日経トレンディは「ポケット消費」を挙げた。物価高が続き、多くの人が「インフレ疲れ」を感じている。高くて良い物を買うより、出費を抑えながらポケットに入るような小さな幸せを手にする買い方が広がった、という見立てだ。
その代表が1位の目印チャームと3位のボンボンドロップシールだった。どちらも値段は手ごろで、人気キャラクターとのコラボ品が多い。値段以上に「推し」の付加価値があり、集める、人と交換する、コレクションをSNSに載せるといった楽しみ方が日々の小さな刺激になった。
日経トレンディはこの流れを「ドパ活」と名付けた。似た響きの「ドパガキ」は、強い刺激のあるコンテンツで一時的な快楽を繰り返し求める若者を指す言葉だ。ドパ活はこれと違い、コスパを大事にしながら、健康的でほどよい刺激を得ようとする消費行動を指す。
キャラクターやアーティストとのコラボでグッズや景品を付ける企画は、外食チェーンでも続く。景品の転売を防ぐ取り組みを打ち出した店もある。
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プチご褒美、選択疲れ、真友探しも
小さな出費の楽しみとは別に、普段より少しだけ高い物で気分を上げる「プチご褒美」も伸びた。19位のキリングッドエールは、クラフトビールに近い味わいを持ちながら、標準的なビールと高級ビールの中間の値段にした点が受け、発売10カ月で1億本を突破している。
疲れの正体は物価だけではない。
仕事でも生活でも最適な判断を求められ続ける「選択疲れ」も、ヒットの背景にある。頭を使う場面を減らしてくれる商品が「生活の相棒」として選ばれた。10位のClaude Codeは、チャットで指示するとAIが作業を自分で進めるツールで、エンジニアからビジネスパーソンまで使う人が広がった。2位のTikTok Shopも、自分で探さなくても、おすすめの動画から買い物が済む点で同じ流れに入る。
人間関係の変化もランキングに表れた。友人のふりをした敵を指す「フレネミー」という言葉が広まり、気を許せる本当の友人、いわば「真友」を求める人が増えたと日経トレンディは分析する。初心者でもすぐ楽しめる6位のピックルボールは、推計のプレー人口が前年の約7倍の33万人に増え、仲を深める場になった。21位のsetlogは、ごく短い動画を親しい仲間うちで送り合えるアプリで、近況を気軽に伝え合う手段として若者に広がっている。
2027年ヒット予測は「アンチAI」、今年の顔は佐野勇斗と髙石あかり
同じ11月3日には、来年の流行を占う「2027年ヒット予測ベスト30」も発表された。キーワードは「アンチAI」。人の指示を超えて自分で動くAIエージェントが当たり前になり、ネット上の相手がAIなのか人間なのか分かりにくくなった。その反動で「人間であることの証明」が求められる、という読みだ。
予測の1位は「人間証明書」。目の虹彩を登録して人間であることを確かめる「World ID」など、AIと人間を見分ける技術を指す。2位は「生鮮食品クレーンゲーム」、3位は「Muse Charm」、4位は食べるサボテン「サボベジ」、5位はトレーディングカードのように集められる「カード型ドリンク」と続く。5位は「得する推し活」の流れにある商品とされ、2026年の「集める楽しみ」につながる顔ぶれも予測に入った。
都内で開かれた発表会では、2026年の「今年の顔」に俳優でM!LKのメンバーの佐野勇斗と、俳優の髙石あかりが選ばれた。佐野が所属するM!LKは「今年の音」にも選ばれ、「来年の顔」には&TEAMのKが選ばれている。
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目印チャームの売り場では、新しいキャラクターのシリーズが次々に並ぶ。カプセルトイの小さな飾りが1年間の消費を代表する商品になった2026年。翌年の予測の上位には、人間らしさを確かめる技術と、集める楽しみにつながる商品が並ぶ。
[文/構成 by MediaDogs編集部]








































































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