菅楓華、TOTOジャパンクラシック初日5アンダー発進 荒木優奈とは日章学園高等学校の同級生

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日米女子ツアー共催のTOTOジャパンクラシック第1ラウンドが11月5日、茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コースであり、菅楓華が6バーディー、1ボギーの67で回った。首位と1打差の5アンダー、4位タイの好発進。宮崎・日章学園高等学校の同級生、荒木優奈も68で4アンダーの7位タイにつけ、2人は1打差で2日目に入った。
後半の4連続バーディーで首位に1打差
菅楓華(21)=ニトリ=は吉澤柚月、アナ・ベラツ(スロベニア)と同じ組で、10番からスタートした。前夜から降り続いた雨でコースコンディションが悪く、第1ラウンドの開始は予定より1時間遅れた。距離の長いインコースは無理をせず、13番パー3と17番パー5でバーディーを奪ったものの、9ホール目の18番でボギー。前半は1つ伸ばして折り返した。
後半に入ると流れが変わる。1番で約4メートルを沈めると、2番パー5、3番パー3、4番と続けて伸ばし、4連続バーディーで一気に5アンダーまでスコアを上げた。残りの5ホールはすべてパー。JLPGAの記録では、この日のパット数は27だった。
菅は、前半は耐えて後半は攻めるゴルフができたと話した。ホールアウト後には、最近のゴルフでは「100点に近い」内容だったと初日を振り返っている。
首位には山下美夢有、岩井明愛、髙橋彩華の3人が6アンダーで並ぶ。菅と同じ4位タイには蛭田みな美、パジャレー・アナナルカルン(タイ)がいる。
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同級生の荒木優奈も4アンダー7位タイ
荒木優奈(21)=Sky=はメルセデス・ランキング2位の佐久間朱莉、チョン・インジ(韓国)と同じ組で1番からスタートし、5バーディー、1ボギーの68で回った。1番と5番でバーディーを奪って前半を2アンダーで終えると、10番でボギーをたたく。それでも14番で取り返し、16番パー3と17番パー5で連続バーディー。上がりの5ホールで3つ伸ばし、首位と2打差、菅とは1打差の7位タイで初日を終えた。
2人の初日を並べると、次のようになる(11月5日の第1ラウンド終了時点、JLPGAの記録)。
| 選手 | 順位・スコア | 内容 | スタート |
|---|---|---|---|
| 菅楓華 | 4位タイ・ | 6バーディー、 | 10番 |
| 荒木優奈 | 7位タイ・ | 5バーディー、 | 1番 |
荒木にとって、TOTOジャパンクラシックは悔しさの残る大会でもある。昨年11月の大会(滋賀・瀬田ゴルフコース北コース)は雨で最終ラウンドが中止となり、54ホールで首位に並んだ畑岡奈紗とのプレーオフにもつれ込んだ。18番を短い距離に設定した1ホール目で畑岡がパーをセーブし、荒木は2位に終わっている。勝てば米ツアーの出場権が手に入る試合で、あと一歩届かなかった。
日章学園高等学校で磨き合った2人
菅は宮崎県宮崎市の出身で、2005年5月17日生まれ。荒木は熊本県玉名市の出身で、生まれは1カ月後の2005年6月17日。荒木は熊本から宮崎へ進み、2人はともに日章学園高等学校のゴルフ部でプレーした同級生だ。JLPGAのプロフィールにも、2人の学歴として日章学園高等学校が載っている。
ジュニア時代から、2人は優勝を争う間柄だった。2022年8月の日本ジュニアゴルフ選手権女子15〜17歳の部では、菅が優勝に王手をかけて最終日に入り、1打差で追った荒木がプレーオフで菅を破って逆転優勝。荒木は当時、日章学園高等学校の2年生だった。
プロ入りは菅が1年早い。高校3年だった2023年11月のプロテストに一発で合格し、JLPGAの96期生となった。荒木は2023年に合格できず、翌2024年11月に合格して97期生に。それでも2025年は2人そろってツアー初優勝を挙げ、9月のゴルフ5レディスで荒木が通算12アンダーで勝つと、3週間後のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは菅が最終日に65をマークし、通算9アンダーで逆転優勝した。
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「いいライバル」の存在が復調の支えに
菅はホールアウト後、荒木のことを「いいライバル」と表現した。昨年のこの大会で荒木が畑岡とプレーオフまで優勝を争った姿に、刺激を受けたという。一番身近な存在である荒木の頑張りが、今の自分を強くしていると語った。
その言葉には、菅のここ1カ月の苦しみも重なる。今季は3月の台湾ホンハイレディースを通算5アンダーで制してツアー2勝目を挙げ、開幕から5試合続けてトップ10入り。その後も資生堂・JALレディスとNEC軽井沢72ゴルフで2位タイに入った。
だが、秋になってショットに自信を失いかける。10月の日本女子オープンとマスターズGCレディースで予選落ちし、富士通レディースは39位タイ。日本女子オープンの後には、1試合休むことも考えていたと明かした。
ミスをすると気持ちが沈み、次のプレーに響く。自分を追い込みがちな性格を自覚する菅に、キャディーはミスは誰でもするものだと声をかけた。ミスをしても責めすぎず、受け入れる。そう考え方を変えて臨んだ前週の樋口久子 三菱電機レディスでは最終日に68を出し、19位タイで終えて気持ちをリセットできたという。
荒木は今季まだ勝利がない。ただ2位は4度あり、前週の樋口久子 三菱電機レディスでも3位に入った。
今季成績は賞金3位とメルセデス3位
JLPGAの公式ランキングでは、11月1日に終わった樋口久子 三菱電機レディスまでの時点で、2人とも国内ツアーの上位にいる。
| 項目 | 菅楓華 | 荒木優奈 |
|---|---|---|
| 今季の優勝 | 1勝 | なし |
| 年間獲得賞金 | 3位・ | 5位・ |
| メルセデス・ランキング | 5位・ | 3位・ |
| 平均ストローク | 3位・ | 4位・ |
| ツアー通算 | 2勝 | 1勝 |
賞金では菅が上回り、年間ポイントのメルセデス・ランキングでは荒木が上にいる。昨季も菅がメルセデス・ランキング4位、荒木が7位で、そろってトップ10に入った。2人が競い合いながら、国内ツアーの上位を争う構図が続く。
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TOTOジャパンクラシックで米ツアーのメンバーでない選手が勝てば、翌年の米ツアーの出場権が手に入る。それでも菅は、優勝しても米ツアーに行くことは考えておらず、今は国内ツアーで頑張りたいと話した。
2日目は菅が10時1分、荒木が9時39分にスタート
第2ラウンドは11月6日午前8時に始まった。JLPGAの組み合わせでは、菅は午前10時1分に1番からスタートし、同じ4位タイの蛭田みな美、パジャレー・アナナルカルンと回る。荒木は午前9時39分に1番から、昨年の大会で敗れた相手の畑岡奈紗、藤本愛菜と同じ組でスタートする。
予選落ちのない4日間72ホールの戦いで、最終ラウンドは11月8日。菅は2日目も攻めの姿勢で臨む考えだ。11月6日の第2ラウンドは、CS放送のGAORAが正午から午後3時まで中継する。
同じ高校から巣立った2人が、日米両ツアーの選手が集まる舞台で1打差の上位につける。2日目以降、その差がどう動くのか。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]














































































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