秋元里奈、「私事ですが、このたび結婚しました」と報告 食べチョク創業者の経歴

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産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンの代表取締役社長、秋元里奈(35)が11月1日、自身のインスタグラムで結婚を報告した。野菜でできたブーケを手にした写真を添え、仕事を続ける意欲もつづった。神奈川県相模原市の農家に生まれ、DeNAを経て起業した経歴と、140万人が使うサービスに育つまでを整理する。
インスタグラムで「結婚しました」 手には野菜のブーケ
秋元は11月1日にインスタグラムを更新し、「私事ですが、このたび結婚しました」と報告した。続けて「引き続き頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします!」とつづり、仕事にも変わらず取り組む姿勢を示している。
添えられたのは、野菜を束ねたブーケを手にした写真だった。報告は同日午後、ニュースサイトでも報じられている。
相手の名前や職業、入籍日などは、11月2日時点の報道では明らかになっていない。本人が公表した内容は、結婚したという事実と今後への決意にとどまる。
相模原の野菜農家に生まれ、慶應からDeNAへ
秋元は1991年1月21日生まれ。神奈川県相模原市の野菜農家に生まれ育った。慶應義塾大学理工学部を卒業し、2013年に新卒でDeNAへ入社している。
DeNAではウェブサービスのディレクター、営業チームのリーダー、新規事業の立ち上げを経験した。その後、スマートフォンアプリの宣伝プロデューサーも任され、マーケティングの責任者として働いた。
転機は会社員時代に訪れる。2015年から、本業と並行して実家が持つ遊休農地、つまり耕作されずに眠っている畑の活用方法を考え始めたのだ。その過程で農業分野の課題に直面し、起業を決めた。
テレビ東京「カンブリア宮殿」の番組紹介によると、きっかけはDeNA在籍中の帰省だった。かつて農業を営んでいた実家はすでに廃業し、畑は耕作放棄地になっていた。その光景が、生産者のこだわりが正当に評価されるよう農業に貢献したい、という思いにつながったという。
2021年2月にKADOKAWAから出版した初の著書「365日 #Tシャツ起業家」では、新卒で入社した当時に「やりたいことがない」という悩みを抱えていたことや、25歳で独立した理由を書いている。
2016年にビビッドガーデン創業、2017年に食べチョク開始
会社の設立は2016年11月29日。東京都港区に本社を置く株式会社ビビッドガーデンが、秋元の起業の舞台となった。
船出は順調ではなかった。食べチョクの正式リリースは2017年8月。こだわりの生産者から食材を直接買えるオンライン直売所として始まったが、同じ番組紹介によると、当初は売り上げが2万円という月もあったという。
それでも、2018年2月には野菜の定期便「食べチョクコンシェルジュ」、同年11月には飲食店向けの仕入れサービス「食べチョクPro」を始め、扱う品目と使い方を少しずつ広げていった。資金集めも簡単ではなかった。同じ番組紹介によると、2億円が必要だった2019年の資金調達では、「農業関連はビジネスとして厳しい」などの理由で70社以上に出資を断られ、出資がまとまるまで9か月かかったという。
転換点は2020年だった。新型コロナウイルスの流行で販路を失った生産者を支える「生産者応援プログラム」を3月に始め、6月には花の取り扱いも開始した。同じ年にアプリの提供と初のテレビCMにも踏み切っている。番組紹介によると、コロナ禍の前に1万人だった会員は、2021年3月末には48万人まで増えた。
その後も2021年3月に法人向けサービス「食べチョク for Business」、2023年9月にふるさと納税サービス、2024年11月には生産者の顔が見える冷凍食品ブランド「Vivid TABLE」を立ち上げた。2025年11月には、遊びながら旬の食材と出会えるゲーム「食べチョク市場」も加わる。
ユーザー140万人、登録生産者1万2000軒に
サービス開始9周年に合わせた2026年8月31日の発表では、2026年8月にユーザー数が140万人を突破し、登録生産者は全国で1万1500軒を超えた。10月16日の発表では、9月時点でユーザー数は140万人、登録生産者数は1万2000軒を突破したとしている。
2025年11月28日の発表では、ユーザー数125万人突破、登録生産者数1万1200軒突破だった。ユーザーは約9か月で15万人ほど増えた計算で、利用者の広がりは今も続く。
会社は2025年の調査で、国内の産直通販サイトの中で認知度や利用率など9部門の1位を獲得したと発表している。認知度と利用率などの主要部門での1位は6年連続で、生産者1軒あたりの月間最高売上は果物で2989万円に上った。
ただ、9周年の発表には課題も書かれていた。もっとも多くの生産者から商品を買っているユーザーでも、出会えた生産者は全体の1割に満たないという。9月4日から30日まで開いた「食べチョク9周年感謝祭」は、生産者が自ら選んだ看板商品を並べ、まだ知らない生産者との出会いを増やす狙いの企画だった。
国の委員やコメンテーターも務める経営者
経営の外でも、秋元の活動の幅は広い。
会社のプロフィールによると、2020年にはアジアの30歳未満の若手を分野ごとに30人ずつ選ぶ「Forbes 30 Under 30 Asia」のコンシューマーテクノロジー部門に選ばれ、2024年には世界経済フォーラムの「Young Global Leaders」にも名を連ねた。内閣府の規制改革推進会議の専門委員、農林水産省の審議会などの委員を務めるほか、2024年からはアスクル株式会社の社外取締役にも就いている。
テレビでの露出も多い。2021年5月13日にはテレビ東京「カンブリア宮殿」で、食べチョクの急成長を取り上げた回にゲスト出演した。TBS「ひるおび」などでコメンテーターとして出演を重ねており、BS-TBSの番組審議会委員も務める。
トレードマークは、仕事の日も休みの日も365日24時間着ているという「食べチョクTシャツ」。著書の題名にもなったこの姿で、生産者のこだわりが正当に評価される世界を目指すと発信を続けてきた。
実家の遊休農地の活用を考え始めてから、10年余りがたつ。食べチョクは2026年8月に9周年を迎え、10年目に入った。1万2000軒を超える生産者と140万人の利用者をつなぐサービスの代表として、結婚の報告にも「引き続き頑張ります」の一言を添えた。
[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]









































































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