小祝さくら、樋口久子三菱電機レディス初日に今季初の首位発進 夫・桂川有人も男子ツアーで首位

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
女子ゴルフの小祝さくら(28)=ニトリ=が10月30日、埼玉県飯能市の武蔵丘ゴルフコースで開幕した「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」の第1日を8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーでエイミー・コガと並ぶ首位に立った。2025年9月に左手首の手術を受けてから初めての優勝を目指す今季、初日を首位で終えるのは初めて。同じ10月30日、夫の桂川有人(28)=国際スポーツ振興協会=も愛知県で行われている男子ツアー「バンテリン東海クラシック」の第2ラウンドを終えて通算8アンダーの首位に並び、夫婦そろって首位に立った。
8バーディーの65、エイミー・コガと並んで首位に立つ
大会は3日間54ホールの競技で、JLPGAツアーの2026年シーズン第33戦にあたる。会場の武蔵丘ゴルフコースは6690ヤード、パー72。賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円で、96人が出場した。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の発表によると、第1日の天候は曇りで、ギャラリーは3643人だった。
小祝の滑り出しは早かった。1番パー5で3メートルを沈め、2番はチップインで連続バーディー。4番パー3でこの日唯一のボギーを打ったが、7番パー4と9番パー5でバーディーを重ね、前半を33で折り返す。後半は11番、13番、14番でスコアを伸ばし、最終18番パー5も3メートルのバーディーパットを決めて締めくくった。
決め手に挙げたのはパッティングだった。最近は入っていなかったパットが入ったことを好スコアの理由に挙げ、「いいバーディパットをたくさん決められたのが要因かなと思います」と話している。4番のボギーについても、出だしで2つのバーディーを取れていたおかげで焦らずにプレーできたと説明した。
ショットにも手応えがあった。報道によると、今週はクラブヘッドの両端の位置に目印のティーを刺し、芯で打つためのスイング練習を繰り返していたという。本人はショットの出来を80点ぐらいと表現し、大きなミスがなかったことに納得した様子だった。
JLPGA公式のリーダーボードによると、第1日の上位は次のとおり。
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 1位タイ | 小祝さくら、 | 7アンダー |
| 3位タイ | 野澤真央、 | 6アンダー |
| 5位タイ | 髙久みなみ、 | 5アンダー |
| 9位タイ | 佐久間朱莉、 | 4アンダー |
小祝と並んだエイミー・コガ(31)=ミツウロコグループホールディングス=は米ハワイ州出身で、ツアー未勝利。ボギーなしの7バーディーで回った。首位に立つのは2019年の「スタジオアリス女子オープン」第2日以来、2度目となる。1打差の3位には野澤真央とツアールーキーの藤本愛菜がつけ、地元・埼玉県出身の佐久間朱莉は3打差の9位タイから追う。
左手首の手術を経て、今季は未勝利のまま秋へ
小祝は北海道北広島市出身。通信制の飛鳥未来高等学校で学びながら腕を磨き、2017年にプロテストに合格した。ツアー通算12勝。2019年に初優勝を挙げ、直近の優勝は2025年7月の「明治安田レディス」だった。報道によると、2019年から7年連続で優勝を記録しており、今季勝てば8年連続になる。
流れが止まったのは、その直後だった。左手首の故障で2025年シーズンの途中から欠場し、9月に手術を受ける。ツアーに戻ったのは2026年シーズンの開幕戦だった。
復帰後の今季は、まだ優勝がない。初日の取材では、今季はなかなかチャンスをつかめずにいたと振り返った。今季の目標についても「けがを再発せずに終わるのが目標」と口にしている。
それでも、手首の違和感は消えたという。初日の65はシーズン終盤に入ってからの好スタートで、勝てば手術後初、通算13勝目のタイトルとなる。
この日、とりわけ手応えを感じていたのはパッティングだった。
本人はこの日、パッティングがしっかり入ったことが「すごく印象強い」と話し、第2日もショットの調子を維持したいと前を向いた。応援タオルを掲げたギャラリーの多さにも触れ、力になったと感謝している。
夫・桂川有人は地元愛知の大会で首位を守る
小祝と同じ10月30日、桂川も首位で1日を終えた。
桂川が出場しているのは、愛知県みよし市の三好カントリー倶楽部西コース(7300ヤード、パー71)で10月29日から11月1日まで行われる「第56回バンテリン東海クラシック」。4日間72ホールの大会で、賞金総額は1億1000万円、優勝賞金は2200万円だ。主催には桂川が契約を結ぶ興和が名を連ねる。
桂川は10月25日、韓国で行われた欧州ツアー(DPワールドツアー)の「ジェネシス選手権」を制したばかりだった。欧州ツアー2勝目で、小祝との結婚後、初めての優勝でもあった。
関連記事:桂川有人、ジェネシス選手権で欧州ツアー2勝目 小祝さくらと結婚後初V、優勝賞金68万ドル
愛知県清須市出身の桂川にとって、帰国後すぐの地元での試合となる。10月29日の第1ラウンドは7バーディー、1ボギーの65で回り、6アンダーの単独首位で発進。ショットが安定していたのでパッティングに集中できたと振り返った。
10月30日の第2ラウンドは、小雨が降り気温も下がるなかでのプレーだった。ドライバーショットは前日ほど振れず、フェアウェーキープ率は28.571%で、この日の全体82位タイにとどまる。それでも2バーディー、ボギーなしの69にまとめ、通算8アンダーで首位を守った。「今日は無理しない方がいいだろうなという予感があった」と語り、その予感を信じて安全にプレーしたと明かしている。
並んだのは、プロ2年目の福住修(23)=東亜道路工業=。8位から出て、13番パー3でホールインワンを達成するなど66をマークし、ツアー未勝利ながら首位に浮上した。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の公式リーダーボードでは、1打差の3位タイに岩﨑亜久竜、佐藤大平、勝俣陵の3人が続く。予選カットは通算3オーバーで、64人が決勝ラウンドに進んだ。
| 順位 | 選手 | 通算スコア(第1R・第2R) |
|---|---|---|
| 1位タイ | 桂川有人 | 8アンダー |
| 1位タイ | 福住修 | 8アンダー |
| 3位タイ | 岩﨑亜久竜、 | 7アンダー |
| 6位タイ | 池村寛世、 | 5アンダー |
関連記事:桂川有人、欧州V後に地元愛知のバンテリン東海クラシックへ 清須市出身「日本ツアーを盛り上げたい」
関連記事:福住修、13番でホールインワン バンテリン東海クラシック第2日に桂川有人と首位に並ぶ
2024年オフに結婚、離れて戦う夫婦が同じ週に首位
2人はともに1998年生まれのプロゴルファーだ。2024年シーズンのオフに結婚していたことが、2026年3月に報道で明らかになった。桂川は2024年4月に日本ツアーと欧州ツアーの共催大会で優勝して以降、主戦場を欧州に移しており、シーズン中は離れて過ごすことがほとんどだという。
今週は2人が同じ日本で、それぞれ優勝を目指している。第2ラウンドを終えた桂川は、ピンチをうまく乗り越えられているとして、これを続ければチャンスはあるという感覚を口にした。夫婦での同日優勝については「そうなればいいですね」と話した。
小祝も、今季の残り試合が少なくなったことに触れ、全力で戦う考えを口にしている。
10月31日は女子が第2日、男子が第3ラウンド 最終日はともに11月1日
女子の三菱電機レディスは、10月31日に予選ラウンドの第2日が行われる。36ホールを終えて50位タイまでが決勝ラウンドに進み、11月1日の最終日で優勝者が決まる。男子のバンテリン東海クラシックは10月31日が第3ラウンドで、桂川は福住、岩﨑と同じ午前9時35分スタートの最終組で回る。こちらも最終日は11月1日になる。
両団体の発表によると、最終日の11月1日は、三菱電機レディスがU-NEXTでライブ配信、テレビ朝日系列全国24局ネットで午後4時から録画放送され、バンテリン東海クラシックは午後4時5分から東海テレビ・フジテレビ系で全国に録画放送される予定だ。
小祝が勝てば、手術を経て迎えたシーズンの初優勝。桂川が勝てば、欧州ツアーに続く2週連続の優勝になる。同じ日曜日に、2人の結果が出る。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]










































































コメントはこちら