阪神、甲子園でDeNAに5-4逆転勝ち 6回に近本・大山の適時打で3点、岩崎が2勝目

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阪神が22日、甲子園でDeNAを5-4で下した。6回表に勝ち越されたが、その裏に近本光司と大山悠輔の適時打で3点を奪い逆転。7回に追いつかれる場面もあったが、8回は森下翔太の犠飛で勝ち越している。3番手の岩崎優が今季2勝目を挙げた。
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終盤までもつれた接戦、阪神が5-4で競り勝つ
阪神は22日、甲子園球場で行われたDeNA戦を5-4で制した。先発の高橋遥人(30)は6回を8安打2失点にまとめる粘りの投球を見せたが、この日は白星がつかずに降板している。対するDeNAの先発は、今季日本球界に復帰した藤浪晋太郎(32)。古巣・阪神との対戦で、DeNA入団後は初めての甲子園登板となった。
高橋と藤浪は学年で1つ違い、藤浪が2022年オフにメジャー挑戦のため阪神を離れるまで、同じ投手陣で登板機会を争った間柄だ。高橋は登板前、日刊スポーツの取材に藤浪について「学年も1個違いで高校の時は雲の上の存在。意識はしていないですけど、同じ先発。負けないように頑張ろうと思います」と語っていた。
試合は最後までリードが入れ替わる展開だった。DeNAは初回、新加入のエンカーナシオンの適時打で先制する。阪神は3回、伏見寅威の適時打で1-1に追いついた。均衡が破れたのは6回だ。DeNAが勝ち越すと、その裏に阪神打線が反撃した。7回にDeNAが再び追いつくが、8回に阪神が勝ち越し、そのまま逃げ切っている。両先発の意地の投げ合いは、最後は両チームの継投戦にもつれ込んで決着した。
崩れかけた均衡、近本と大山が呼び込んだ3点
流れを変えたのは6回裏の攻撃だった。表の攻撃で牧秀悟の16号ソロ本塁打によって2-1と勝ち越された直後、1番の近本光司が中前へ適時打を放って同点に追いつく。この回はなお続き、大山悠輔が中前へ運ぶ2点適時打を放って一気に4-2と突き放す。合わせて3点を挙げたこの反撃で、阪神は主導権を握り返した。
DeNAにとっては、勝ち越した直後の1イニングでリードを失う痛い展開になった。それでも試合はここで終わらない。7回表、2番手の工藤泰成が登板した場面で、二塁の中野拓夢の守備の乱れが絡み、そこからDeNAが2点を返して4-4の同点に戻した。
森下の失策から一転、勝ち越し犠飛が決めた白星
試合を動かしたのは、守りの乱れをきっかけにした8回だった。守備では、右翼の森下翔太が二塁手の中野拓夢と守備が重なる場面で松尾の飛球をグラブに当てながら落球し、失策を記録している。ベンチに戻った森下はグラブを投げつけるほど悔しさをあらわにしたという。
だが、直後の8回裏に流れは変わる。近本が二塁打で出塁すると、中野の犠打で1死三塁とし、打席には森下が入る。DeNA5番手・マルセリーノの内角高め154キロを右翼へ運ぶ犠飛で近本を迎え入れ、5-4と勝ち越した。BASEBALL KINGによると、解説の谷沢健一氏はこの場面を「強いときの阪神の流れ」と評し、「チームにとって、こういうバッティングは必要。つい引っ張りたくなる場面だが、しっかり押し込んで1点を取った」と森下の打撃を評価している。
投げては、8回を無失点に抑えた3番手の岩崎優に今季2勝目が記録された。9回は守護神のラファエル・ドリスが締めくくり、今季17セーブ目を挙げている。5月2日にNPB通算100セーブの節目を刻んだベテランで、今季も抑えの役割を安定して務めてきた。マルセリーノはこの日DeNAの5番手として登板し、勝ち越しの一打を浴びて敗戦投手となっている。DeNAは7回以降だけで複数の継投を強いられ、僅差の展開に苦しんだ。
5カード連続の勝ち越し、単独首位に浮上
この日の勝利で阪神は5カード連続の勝ち越しを決め、貯金は今季最多タイの11に伸びた。それまで勝率で並んでいた巨人がこの日、広島に敗れたため、阪神は単独首位に浮上している。9連戦を単独首位で締めくくった意味は大きく、序盤から終盤までもつれた一戦を制した価値は小さくない。
先発の高橋は今季11勝1敗、防御率1.62とリーグトップクラスの成績でこの試合に入ったが、白星はつかず記録は変わらなかった。それでも6回2失点とエース格の投球を見せ、勝利の土台を作っている。DeNAの藤浪にとっては、同世代の近本や中軸を担う森下、佐藤輝明とのマッチアップが焦点となった一戦だった。結果は白星に届かなかったものの、注目の古巣登板でしっかりと試合を作った。
守備の乱れから同点を許しながらも土壇場で勝ち越す粘り強さは、首位を走る今の阪神らしい内容だった。近本、大山、森下という中軸が要所で仕事をした一方、中野の失策や森下の落球など守備の課題も浮き彫りになった一戦でもある。白星を逃した高橋は、次の登板で今季12勝目を狙う。両チームの投手陣の出来と守備の安定感が、この先のシーズン終盤の順位争いを左右しそうだ。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]





































































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