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モリアオガエル、京丹後の川を泳ぐ動画がXで拡散 樹上性のカエルが見せた意外な泳ぎに驚きの声

モリアオガエル、京丹後の川を泳ぐ動画がXで拡散 樹上性のカエルが見せた意外な泳ぎに驚きの声

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

樹上性のカエルとして知られるモリアオガエルが、川を全力で泳ぐ動画が6月21日にXへ投稿され、表示回数は190万回を超えた。撮影したのは京都府北部を中心に生き物の観察・調査を行うりなべるさん。「平泳ぎの世界記録を出せそう」「こんなに泳ぐの?」と、多くのユーザーが反応した。

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「モリアオガエルと競走した」 夕暮れの京丹後、川での一幕

2026年6月21日の夕方、京都府京丹後市を流れる川でモリアオガエルの力泳が目撃された。撮影したのは、りなべるさん(@Re\_Nebel\_)。京都府北部を中心に生き物の観察・調査を行い、日本蛾類学会や若狭湾生物同好会などに所属する自然観察者だ。

「モリアオガエルと競走した」。短いコメントとともに動画をXへ投稿した。

映像には、川の水面をすさまじい勢いで進んでいくカエルの姿が映っている。カメラを持つりなべるさんが並走するようにレンズを向けても、カエルはスピードを落とさない。

「泳ぎが得意ではないと思っていた」 予想外の速さに投稿者も驚く

このスピードに、投稿者本人も驚かされたという。「泳ぎは得意ではないと思っていました」とりなべるさん。「水流があるとはいえ、これほどの速度で泳ぐとは想像しておらず驚きました」と振り返る。

モリアオガエルは普段、木の上で暮らす樹上性のカエルとして知られている。水に入ることはあっても、川の流れの中をここまでの速さで泳ぐとなれば話は別だ。その意外さが、後の大拡散を引き起こす。

日本固有種、吸盤を持つ樹上のカエル その素顔

モリアオガエルは無尾目アオガエル科に属する日本固有種で、環境省のいきものログにも「変わった生態を持つカエル」として紹介されている。体長は雄が42〜60ミリ、雌が59〜82ミリ。雌の方が一回り大きく、手足の指先に吸盤を持ち、木の枝や葉に張り付いて生活する体の造りだ。

本州と佐渡島に分布し、丘陵地から山地の森林を主な住処とする。繁殖期の4〜7月になると水辺に集まり、水面に張り出した木の枝や草の上に白い泡状の卵塊を産み付ける。孵化したオタマジャクシは泡の中から水中へと落下し、そのまま育つ。普段は”水面より上”の存在だ。

だが、今回の動画が証明したのは、そんな先入観とは異なる姿だった。

190万表示、いいね3万件 「撮影スキルの高さよ」との声も

投稿は公開後、表示回数が190万回を超え、いいねは約3万件にまで達した。

「平泳ぎの世界記録を出せそう」「こんなに泳ぐの?」。カエルの泳ぎへの驚きが相次ぐ一方で、撮影技術への反響も続いた。「手振れもフレームアウトもしないのスゴ!」「撮影スキルの高さよ」。川岸でカメラを手に並走しながら、フレームに収め続けた動画は、カエルと撮影者の双方に多くの目が向く結果となった。

コロナ禍に芽吹いた観察 地元の生き物の姿を発信し続ける

りなべるさんが生き物の観察を始めたのは、新型コロナウイルスが流行した時期だった。もともと旅行を趣味としていたが、自由に動けない期間に自分が暮らす地域の自然へ視線を向けるようになったという。

今回の動画は、その延長線上で生まれた。京都府北部の川辺で、樹上性のカエルが水中を全力で泳いでいく。身近な場所に、まだ知られていない生き物の姿は確かにある。

[文/構成 by たかなし もか]

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