W、2026年は開催されず 関係者は「終了の方向」と言及、今後は不定期開催の可能性も

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女芸人ナンバーワンを決めるお笑い賞レース「THE W」(日本テレビ)が2026年は開催されないことが6月18日に判明した。放送関係者は「終了の方向」と言及しており、2017年のスタートから9年連続で続いた大会は10回目の節目を前に幕を閉じる見通しだ。今後、不定期での開催の可能性はゼロではないという。
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2026年の開催なし、関係者が「終了の方向」と明言
女芸人No.1を決めるお笑い賞レース「THE W」が今年は開催されないことが6月18日、分かった。 放送関係者は「今後の不定期開催の可能性はゼロではないですが、終了の方向と聞いています」と話す。2017年にスタートし、昨年まで9年連続で毎年12月に日本テレビの決勝を生放送してきた大会が、10回目の節目を迎えることなく幕引きとなる。
主要お笑い賞レースとしてお茶の間に定着してきたが、当初は2桁だった平均世帯視聴率も最近は1桁に落ち込んでいた。2024年大会は6.6%、2025年大会も6.7%と低調が続いており、初回(2017年)の13.1%から半減以下の水準だ。
門戸の広さが誇りだった、エントリー9年間で1.6倍超
同大会の特徴は、芸歴・人数・ネタの種類を一切問わない間口の広さにある。プロもアマも、コントも漫才も、ピン芸も混合グループも出場できる。エントリー数は2017年の636組からスタートし、当初は増減があったものの、第4回(2020年)以降は右肩上がりで増え続け、昨年の第9回(2025年)には過去最多の1044組に達した。
初代王者に輝いたゆりやんレトリィバァを筆頭に、阿佐ヶ谷姉妹、紅しょうが、にぼしいわしなど、その後テレビの第一線で活躍する女性芸人を多数輩出してきた。昨年は芸歴21年目のニッチェが悲願の優勝を果たし、大きな話題を呼んだ。
関係者は「女性芸人の活躍の場を広げて大きな役目を果たしたのは間違いない。一定の役目を果たしたと思う」と語る。
歴代優勝者一覧(2017〜2025年)
| 回 | 開催年 | 優勝者 |
|---|---|---|
| 第1回 | 2017年 | ゆりやんレトリィバァ |
| 第2回 | 2018年 | 阿佐ヶ谷姉妹 |
| 第3回 | 2019年 | 3時のヒロイン |
| 第4回 | 2020年 | 吉住 |
| 第5回 | 2021年 | オダウエダ |
| 第6回 | 2022年 | 天才ピアニスト |
| 第7回 | 2023年 | 紅しょうが |
| 第8回 | 2024年 | にぼしいわし |
| 第9回 | 2025年 | ニッチェ |
歴代優勝者はゆりやんレトリィバァが芸歴5年目で最短芸歴優勝、ニッチェが芸歴21年目で最長芸歴優勝という記録を持つ。 決勝進出回数は紅しょうがと紺野ぶるまの5回が最多だ。
終了の背景に運営負担と「ダブルインパクト」の存在
なぜ今なのか。
放送関係者は「賞レースの運営はどの大会も大がかりで、金銭面なども含めて負担が大きい」と指摘する。 加えて、日本テレビは読売テレビと共同で2025年から新たな賞レース「ダブルインパクト」を立ち上げており、「2大会の運営は想像以上に負担が大きかったのでは」とも語った。「ダブルインパクト」は漫才とコントの二刀流No.1を決める大会で、2026年は7月20日の生放送決勝が決定している。
賞金1000万円という規模の大会を毎年維持するコスト、視聴率の下落、そして新しい賞レースとのリソース競合。この三重の重みが、終止符の引き金を引いた。
粗品のコメントが最後を飾り、賞レース文化に一石
昨年(2025年)の第9回大会では、初めて審査員を務めた霜降り明星・粗品(33)が忌憚のないコメントで大会を盛り上げた。 粗品は優勝決定後、「優勝賞金1000万円にしてはレベルの低い大会とは思うんですが」と語り、物議を醸した。評価が割れる大会の最後を、粗品の直言が締めくくった。
「THE W」をめぐっては、設立当初から「男女別に分ける必要があるのか」という議論が続いた。Dr.ハインリッヒが大会コンセプトを「ものすごい的外れな優しさ」と批判する一方で、女性芸人の認知や活躍の場を広げたとする肯定的な評価も根強かった。 Yahoo!ニュースのコラムを執筆した大会関係者も「THE W がなくなった時、新たな一歩が踏み出される」と記している。
不定期開催の含みを残しつつ、賞レース地図が変わる
「終了の方向」としながらも、今後の不定期開催の可能性はゼロではないと関係者は強調する。完全終了と断言されているわけではなく、大会の形を変えて戻ってくる余地は残されている。
ただし、毎年12月という固定枠での生放送という形は当面見込めない。女性芸人の主戦場は、M-1グランプリやキングオブコントなど男女混合の舞台へとさらに移っていく。 2017年から9年間、636組から1044組へ。着実に裾野を広げてきた大会は、節目の第10回を前に一区切りを迎えた。
[文/構成 by たかなし もか]






























































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