織田翔希、国際アマチュアFAの登録手続きが受理 横浜高・村田監督が明かす 米国時間の週明けに登録へ

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巨人からドラフト1位指名を受けた横浜高等学校の織田翔希投手(18)が、米大リーグ機構(MLB)に国際アマチュアFA選手として登録する手続きを済ませた。10月25日、村田浩明監督(40)が明かした。申請はすでに受理され、米国時間の週明けには登録が反映される見通しだという。米国の記者が「未登録」と伝えてから2日後の説明だった。
関東大会準決勝のあと、村田監督が手続きの完了を説明
村田監督が取材に応じたのは10月25日、群馬県前橋市の上毛新聞敷島球場だった。秋季関東大会の準決勝で横浜高は帝京第三高(山梨)に2-0で勝ち、決勝進出を決めている。この準決勝は当初24日に予定されていたが、雨で1日順延された。
試合後、報道陣から織田のMLB登録について問われた村田監督は、国際アマチュアFA選手、そしてMLBドラフトの対象選手としての登録手続きを済ませたと答えた。申請はすでに受理されており、米国時間の週明けにはMLB側で「登録されている」状態になるとの見通しも示した。
織田を取り巻く状況にも触れた。日米で報道が過熱するなか、村田監督は本人を気づかい、「学校も全面的に支えてくれている」と強調する。そのうえで「時間をかけて決断させたい」と語り、進路を急がせない考えを示した。
ここで整理しておきたいのが、「受理」と「登録」の違いだ。村田監督の説明では、申請はMLBにすでに受け付けられており、それがMLB側の登録として反映されるのが米国時間の週明けとなる。手続きは終わり、あとは反映を待つ段階にある。10月26日時点で、MLBから織田の登録についての公式な発表は出ていない。
発端は米国の記者による「未登録」の投稿
話が動いたのは10月23日だった。全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が自身のXで、情報筋の話として、織田が2027年の国際契約期間とMLBドラフトのどちらにもまだ登録されていないと投稿したのだ。ロメロ記者は、11月1日を前に進路の方針が変わる可能性を示している、とも書き添えていた。
この投稿は日本でも大きく報じられ、織田の進路をめぐる関心は一段と高まった。
ところが2日後、村田監督の口から出たのは逆の説明だった。手続きは済んでいる。米国挑戦の準備は止まっていなかったことになる。
国際アマチュアFAの登録とは 期限は11月1日
国際アマチュアFAは、米国・カナダ・プエルトリコ以外に住むアマチュア選手が、MLB球団と直接契約するための仕組みだ。MLBの公式サイトによると、契約できる期間は毎年1月15日から12月15日まで。選手は契約する前に16歳になっていて、翌年の9月1日までに17歳になる必要がある。さらに、事前にMLBへ登録していなければ契約の対象にならない。
報道によると、この登録の期限が11月1日だ。織田が2027年1月15日から始まる契約期間に入るには、この日までに名前が載っていなければならない。25歳未満の選手はマイナー契約となり、各球団が使える契約金には上限がある。
その上限が「ボーナスプール」と呼ばれる枠だ。MLBが示した2026年の枠は、球団の市場規模などに応じて1球団あたり544万ドルから約803万ドルまで分かれていた。枠を超えて払うことはできず、ほかの球団との間で25万ドル単位の枠のやり取りはできるものの、受け取れるのは元の枠の60%までとなる。1万ドル以下の契約金は枠に数えない。
制度そのものが変わる可能性もある。MLBと選手会の労使協定は12月1日に期限を迎える予定で、新しい協定がまとまらなければ、オーナー側が施設を閉ざすロックアウトに入り、選手との契約交渉が止まるおそれがあると報じられた。ただ、前回のロックアウト中だった2022年1月15日には、海外のアマチュア選手の契約期間が予定どおり始まっている。こうした契約はマイナー契約として扱われ、ロックアウトの対象外だったためだ。報道によると、MLB側は米国時間6月18日の交渉で、海外のアマチュア選手を対象とする「国際ドラフト」の導入も提案した。提案では、最初の国際ドラフトは2027年秋から2028年春のあいだに行うとされていた。
北九州市から横浜高へ 最速157キロの右腕
織田は福岡県北九州市の出身だ。北九州市が8月に出した報道向け資料によると、北九州市立足立小学校1年のときに地元の「足立クラブ」で野球を始め、小学3年から本格的に投手を務めた。北九州市立足立中学校では軟式野球部に入り、3年で最速143キロを計測して全国大会に出ている。
横浜高等学校では1年春からベンチに入った。2年春の第97回選抜大会では、奥村頼人投手とともに投手陣の柱となり、チームの優勝を支えている。3年夏は神奈川大会で自己最速の157キロをマーク。背番号1で臨んだ第108回全国高校野球選手権大会では156キロを記録し、チームのベスト4入りに貢献した。北九州市は、甲子園4強とU-18日本代表入りを武内和久市長に報告する場を8月25日に設けると発表していた。
身長186センチの体から投げ下ろす速球に、多彩な変化球。日米の球界がそろって高い評価を与えてきた。
「挑戦する気持ちは全くぶれません」 米国行きの意思は変わらず
9月17日にプロ志望届を出した織田は、10月初めにひそかに渡米し、11日から14日にかけてNPBの12球団すべてと面談した。そして15日、横浜高で会見を開き、米国挑戦を表明する。「覚悟を決めて挑戦」したいと語り、高校卒業後すぐに米国へ渡る理由として、若いうちから英語に触れ、言葉の壁を越えておきたいことを挙げた。マイナー契約だけでなく、米国の大学への進学も考えているという。
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1週間後の10月22日、ドラフト会議で巨人が織田を1位で指名した。ほかに1位で入札した球団はなく、単独での指名だった。指名のあと、テレビ中継のインタビューに応じた織田は「挑戦する気持ちは全くぶれません」と話し、気持ちが変わっていないことを示している。
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巨人の交渉権は来年3月末まで まずMLB球団と面談へ
巨人が持つ交渉権の期限は来年3月末。それまでに契約を結べなければ、交渉権はなくなる。巨人の新監督には松井秀喜氏が就き、村田監督はこの人事に「びっくりした」と明かした。ただ、巨人との面談の日程は決まっていない。
報道によると、織田は横浜高の新チームが出ている関東大会が終わったあと、MLB球団との面談を順番に進める予定だ。村田監督も、まず米国側の面談から進めていると説明した。
国際アマチュアFAの登録期限は11月1日。巨人の交渉権は来年3月末まで残る。二つの期限のあいだで、18歳の右腕は選ぶ道を決めることになる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]










































































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