MediaDogs

新着記事

平山祐介、VIVANT和田貢役の反響に「完全に予想外」 役作りで20キロ超減量、パリコレモデルからキングダム蒙武に至った経歴

平山祐介、VIVANT和田貢役の反響に「完全に予想外」 役作りで20キロ超減量、パリコレモデルからキングダム蒙武に至った経歴

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

TBS日曜劇場「VIVANT」第2シーズンで別班員・和田貢を演じた俳優の平山祐介(55)が、11月1日にスポニチアネックスやクランクイン!などが配信したインタビューで、放送後の反響を「完全に予想外」と語った。役作りでは、ほぼ100キロあった体重を75〜76キロ前後まで落とす目標を立てたという。1995年にパリコレクションでデビューしたモデル出身で、映画「キングダム」シリーズでは蒙武を演じている。

和田貢はどんな役?撃たれ、拉致され、最期を迎えた別班員

和田貢は、主人公・乃木憂助(堺雅人)が属する自衛隊直轄の非公認組織「別班」のメンバーだ。2023年放送の第1シーズンでは、乃木に撃たれて病院へ運ばれた別班員の1人として登場した。

7月26日に始まった第2シーズンは、第1シーズンからの通し番号で第11話から数える。和田は入院先から連れ去られ、中国の組織「シンシー」に拘束された。10月4日放送の第19話(第2シーズン第9話)では、捕らわれた和田が凄惨な拷問を受ける姿まで描かれた。

続く10月11日の第20話で、乃木らの奪還部隊がシャキ城に潜入し、捕らわれた別班員を脱出させる。だが、拷問室で磔にされたまま、和田は息絶えていた。乃木はヘルメットを外して一礼し、「和田、よく耐えたなあ。立派だ」と声をかけ、さらに胸元に顔を寄せて「日本に帰るぞ」と告げた。

放送後、ネット上では和田がまだ生きているのではないかという考察も広がった。そうした見方に区切りを付けたのが、別班員役で共演する珠城りょうだ。16日にTBS「THE TIME,」へ出演し、和田について「お亡くなりになられているんです」と明かした。

「これが我々、別班の存在意義」20キロ超の減量で臨んだ最期

台本で和田の最期を知ったとき、平山の胸にあったのは少し複雑な思いだった。第1シーズンでは撃たれて搬送され、第2シーズンでは拉致される。「あ、またこんな感じか」と正直思ったと、笑いを交えて明かしている。

「「別班員らしい活躍ができる場はないのかな」「いよいよ見せ場があるんじゃないか」という期待も少しありましたから。でも、これが「VIVANT」における我々、別班の存在意義なんだと受け止めました。」

1人だけ最期を迎えるところまで、台本にはしっかり描かれていた。見せ場は「ここだな」と感じ、それをどう表現するかだけに集中して現場に立つと決めたという。

体作りは、思い切った減量から始まる。直前の仕事で体を大きくしていた平山は「ほぼ100キロあったんです」と振り返り、「第1シーズンの和田が84~85キロ程度でしたし、今回はろくに食事も取れない設定なので、目標を75~76キロ前後に設定して体を作っていきました」と続けた。落とす幅は20キロを優に超える。平山は2025年8月30日、自身のInstagramで「去年の私」とする98キロの写真と並べて、体重75キロ・体脂肪率8%の姿を公開し、体型の変化を「各々、作品のため」と説明していた。

本人はこれを「“別班作り”のような感覚でした」と表現した。「自分は不器用なタイプなので、実際に苦しい状況に身を置いたほうが、現場でもいい仕事ができると思ったんです」。その年は「VIVANTのために」という思いが何より強く、ほかの仕事に迷惑をかけないようにしながらも、頭の中には常に和田がいたそうだ。

役の状態は、撮影の合間も切らさなかった。普段ならカットがかかると一度外へ出ることが多いが、今回は「お昼休憩以外はほぼ一日中、床に寝転がっていました」という。他のメンバーとも会話をせず、「床に溶け込んでしまうくらいの気持ちで、セットに居続けたんです」と語る。

「よく耐えたな、立派だ」堺雅人の言葉にこらえた涙

和田が息絶えた姿で乃木と対面する場面は、平山にとって忘れがたい撮影になった。息を止め、体も一切動かさず、完全に息絶えている静けさを作る。その中で、乃木が近づいてくる足音が聞こえてきた。

「目の前で止まり、「よく耐えたな、立派だ」と言われた時は、思わず素の自分に戻りそうになるくらい胸が熱くなりました。さらに近寄って「日本に帰るぞ」と言われた瞬間は、危うく涙がこぼれそうになって…それを我慢するのが本当にしんどかったです。」

役者としては「早くカットがかかってくれないかな」と思う一方で、「この空気のまま、ずっと乃木さんに抱かれていたい」とも感じていた。「真逆の感情がせめぎ合っていました」と平山は打ち明ける。撮影が終わると、堺は自ら縄を外すのを手伝ってくれたといい、役者仲間としての信頼と、乃木と和田の関係が重なって感じられたそうだ。

感情が戻ってきたのは、オンエアのときだった。第20話の放送直後には、TBSラジオ「VIVANT 悪役会議室」への出演が控えていた。和田の気持ちをもう一度たぐり寄せるうち、「ちょっと恥ずかしいくらい、えづくほど泣いてしまいました」という。その涙があったから、番組でも死んだ後の和田として気持ちを乗せて臨めたと話している。

反響は「完全に予想外」 考察の渦に「一緒にブンブン振り回されている」

放送後の反響について、平山は「完全に予想外でした。こんなに大きな反響をいただけるとは思っていなかった」と答え、作品への注目度の高さに「ものすごく驚きました」と続けた。

目を引かれたのは、放送後の1週間に視聴者の考察が飛び交う光景だ。和田の死についても「実は生きているんじゃないか」という書き込みを目にし、作り手の自分が「あれ、和田ってまだ生きている?」と思ってしまうほどだったと笑う。

「自分はその渦を回す一翼のはずなのに、一緒にブンブン振り回されている感覚がありますね。」

作り手と視聴者の熱量が合わさり、大きなうねりになる。そこに「テレビドラマって、まだまだこれだけやれるんだ」という手応えを感じたと語った。第2シーズンは、11月1日放送の第23話と、8日の最終回(第24話)を残すのみ。「僕自身も一視聴者として楽しみにしています」と、結末を待つ側に回っている。

VIVANTの関連記事

※各話の記事には、その回までの内容を含みます。

第2シーズンはU-NEXTで独占見放題配信中で、第1シーズンも全話を見放題で配信している(11月1日時点)。

平山祐介の経歴 パリコレモデルからキングダム蒙武に至るまで

1995年にパリコレデビュー、雑誌OCEANSの顔に

平山は1970年11月15日生まれ、埼玉県出身。身長185cmの長身で、1995年のパリコレクションでデビューした。その後、数多くの海外ブランドのコレクションを経験している。

日本では男性ファッション誌「OCEANS」のモデルとして長く登場し、誌面では「街男ユースケ」の名で親しまれた。帰国後に俳優としての活動を始め、2003年のフジテレビ系ドラマ「Dr.コトー診療所」に出演。「コウノドリ」(TBS)や「コード・ブルー」(フジテレビ)、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」、連続テレビ小説「おかえりモネ」などへと出演作を広げていった。

2022年からキングダムの蒙武役、2026年も出演が続く

映画の代表作となったのが、原泰久の漫画を実写化した「キングダム」シリーズだ。2022年7月公開の「キングダム2 遥かなる大地へ」で、秦の将軍・蒙武役として初登場。中華最強を自負する屈強な武人を演じ、その後のシリーズにも続けて出演している。

2026年は、7月17日公開の「キングダム 魂の決戦」で蒙武を演じたほか、8月公開の映画「ブルーロック」にも出演した。ドラマでは「VIVANT」第2シーズンに加え、テレビ東京の「晩酌の流儀5 〜秋冬編〜」にゲスト出演している。

主な出演作を新しい順にまとめた。

年作品役・備考
2026年日曜劇場「VIVANT」第2シーズン(TBS)和田貢
2026年映画「ブルーロック」友部一心(8月公開)
2026年映画「キングダム 魂の決戦」蒙武
2024年映画「キングダム 大将軍の帰還」蒙武
2023年映画「キングダム 運命の炎」蒙武
2023年日曜劇場「VIVANT」第1シーズン(TBS)和田貢
2023年映画「わたしの幸せな結婚」辰石実
2022年映画「キングダム2 遥かなる大地へ」蒙武(シリーズ初登場)
2003年「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)ドラマ出演

パリのランウェイから30年余りで、日曜劇場と大作映画を行き来する俳優へ。20キロを超える減量で向き合った和田貢は、本人も予想しなかったほどの反響を呼ぶ役になった。インタビューの最後に平山は、視聴者に向けて「放送を見ながら物語の展開に思いっきり振り回されて楽しんでいただきたいです」と呼びかけている。

[ 文/構成 by ライター 望月 りん子 ]

寄稿者

望月 りん子
望月 りん子(Mochizuki Rinko)
映画・ドラマライター。新作映画の公開情報やドラマのキャスト発表、配信の話題から、観終わったあとに語りたくなる感想レビューまでを担当しています。人間ドラマや心情、葛藤が描かれている作品がすき。作品だけでなく俳優さんのお芝居も大好きで、役ごとの演じ分けや、同じ俳優さんが作品によって見せる表情の違いに注目しながら観ています。公式の発表と作品の内容に沿って、ネタバレの有無をはっきり分けて書くことを大切にしています。日々の生活に寄り添う映像作品の魅力を、丁寧に言葉を紡いで届けます。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

エンタメ

More

スポーツ

More

ライフハック/実用

More

グルメ

家庭の台所のカウンターで、白いマグカップからふっくら膨らんだスポンジケーキと、小皿にのった卵の殻

永谷園モコモコ、バニラのみ11月24日から数量限定で販売再開 チョコは2027年...

永谷園は11月2日、8月下旬から休売していた「マグカップでふっくらケーキ!モコモコ バニラ」を11月24日から数量限定で販売再開すると発表した。チョコは休売を続け、2種類そろっての再開は2027年2月頃の予定。取扱店はお客様相談室でも案内が...
More

社会/ニュース

More

ファッション/ビューティー

More
Return Top