羽田美智子、90歳の母の介護で茨城の実家へ軸足を移す 1人で抱えた限界と兄たちとの分担、58歳で仕事と両立する今

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
俳優の羽田美智子(58)が、90歳の母の介護のため、故郷の茨城県に生活の軸足を移している。11月1日に配信されたインタビューで、介護を1人で抱えて限界を感じた時期があったこと、兄2人に打ち明けて分担が変わったことを明かした。今は介護を中心に予定を組み、仕事も続けている。
90歳の母を茨城の実家でみる日々、デイサービスは週2回ほど
インタビューによると、羽田は現在、茨城の実家で食事作りなどの家事全般を担っている。母は週2回ほどデイサービスに通い、入浴や食事の世話を受けているという。
最初から実家に腰を据えていたわけではなかった。しばらくの間は東京の自宅と茨城を行き来しながら母をみていたが、1年ほど前から目が離せなくなり、実家で過ごす時間が増えた。
58歳。俳優の仕事を続けながら、生活の中心は茨城へ移りつつある。
父の死去から間もなく、母に相次いだ異変
始まりは4年ほど前だった。父が亡くなって間もない頃で、茨城の実家で一人暮らしをしていた母に変化が見え始めたと、羽田は語っている。
料理を面倒がり、簡単な食事で済ませるようになった。入浴後にヒートショックで倒れ、食あたりで体調を崩すなど、トラブルが相次いだという。その後、母は腰を圧迫骨折して2か月入院し、退院後はつえや手すりがないと歩けなくなった。
介護が始まってからの流れを、インタビューで語られた時期をもとに並べると次のようになる。
| 時期 | 母の様子と羽田の動き |
|---|---|
| 4年ほど前 | 父の死去から間もなく、 |
| しばらくの間 | 東京の自宅と茨城を行き来しながら介護 |
| 2年ほど前 | 舞台の仕事が重なるなどして限界を感じ、 |
| 1年ほど前 | 目が離せなくなり、 |
| 現在 | 家事全般を担い、 |
親の老いは覚悟していたものの、当初は全く受け入れられなかったという。母が下剤の量を間違えて飲み、外出先で排せつに失敗したことがあった。「どうしよう」とおろおろする母に、羽田は「なんで」と怒りすら感じたと明かしている。
だが、経験を重ねるうちに考え方は変わる。
「怒っても解決しない。対処の仕方を覚えた方が早い」
そう思えるようになったと語り、「私も子どもの頃、母に面倒や心配をかけたのだから」という言葉も添えた。
1人で抱えた限界、兄2人に打ち明けて変わった分担
羽田は兄2人がいる3人きょうだいの末っ子だ。兄たちが仕事で忙しいことを知っていたため、介護はそれまで自分で引き受けてきたという。介護を始めた当初は、しばしば「なんで全部私が」と思ったと明かす。介護で自分の時間や楽しみが失われることは少なくない、とも話している。
転機は2年ほど前に訪れた。舞台の仕事が重なるなどして限界を感じ、思い切って兄たちに自分の思いや状況を打ち明けた。返ってきたのは「今後はちゃんと相談してほしい」という言葉で、羽田はホッとしたという。介護は1人で抱え込むものではないと痛感した、とも語った。
今はきょうだいでグループLINEを作り、羽田のスケジュールを共有している。仕事の日は「この日は仕事だからお願い」と兄たちに頼むこともあるという。
介護中心に仕事を組む今、母の「また仕事?」に思うこと
現在は介護を中心に仕事のスケジュールを組み、どちらもうまく回っていると羽田は話す。母は時々「また仕事?」と尋ねてくるため、もっとそばにいてほしいと思っているのかもしれない、と母の気持ちを推し量った。それでも、仕事も諦めたくないという思いははっきりしている。
介護は家族の形も変えた。母の介護を始めるまで、家族と顔を合わせる機会はあまり多くなかったが、実家にいる時間が増えたことで、兄の家族も含めた「輪」ができたという。誰かのために時間を使うことは幸せの連鎖を引き起こすこともある、と羽田は語る。
母の老いは進んでおり、この先どうなるかは分からない。羽田は、その時はその時と受け止め、先のことは「自然の采配」に任せる考えを示した。終わりの瞬間のためではなく、一緒に歩んだ時間をいとおしむために、今を大切にしたいと話している。
羽田美智子の年齢・実家と夫との離婚、50代を語るエッセイ
羽田は1968年9月24日生まれの58歳で、茨城県の出身。1988年にデビューし、1994年の映画「RAMPO」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。テレビ朝日系の刑事ドラマ「特捜9」シリーズなどで知られ、2025年の「特捜9 final season」にも出演している。俳優業のかたわら、2019年に実家の屋号を継いで開いたオンラインショップ「羽田甚商店」を運営する。
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私生活では2011年5月に水中カメラマンの男性と結婚したが、2018年3月にブログで、前年に離婚していたことを報告した。拠点の異なる遠距離での結婚生活だったと伝えられ、羽田は今後も互いに大切な友人であり続けるとつづっていた。
2026年10月2日には、エッセイ「羽田美智子、素敵なおばさんやってます」をKADOKAWAから出した。2025年9月に始まった自身のYouTube番組「羽田美智子のChange of Life」に寄せられた悩みに、自らの経験をもとに答える内容で、更年期や結婚・離婚・再婚、親の介護、50代の仕事との向き合い方などをテーマにしている。
茨城の実家で母と暮らしながら、兄たちと予定を分け合い、仕事の現場にも立つ。羽田は、一緒に過ごせる時間が長く続けばいいと願いつつ、今の日々を重ねている。
[文/構成 by ライター 小川 そら]







































































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