菊花賞2026の予想オッズ、ロブチェンがAI予想で単勝1.9倍の1番人気 20日時点

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10月25日に京都競馬場で行われる第87回菊花賞(G1・芝3000m)で、競馬情報サイトnetkeibaがAIで算出した10月20日時点の予想オッズは、春の二冠馬ロブチェンが単勝1.9倍の1番人気だった。2番手のダノンヒストリーは5.1倍、3番手のゴーイントゥスカイは11.2倍。ロブチェンが勝てば、2020年のコントレイル以来となる史上9頭目の三冠馬が誕生する。
ロブチェンは予想単勝1.9倍、2番手に2倍以上の差
JRAが10月19日に発表した菊花賞の登録状況によると、登録馬は21頭(第3回特別登録20頭、追加登録1頭)で、出走できるのはフルゲートの18頭まで。レースは10月25日の京都11レースで、出走馬と枠順は22日に決まる。
netkeibaのAI予想オッズは、この21頭すべてに倍率を付けていた。1番人気のロブチェンが1.9倍で、2番人気のダノンヒストリーは5.1倍。2頭の間には2倍以上の開きがあり、単勝10倍を切ったのはロブチェンとダノンヒストリーの2頭だけだった。3番人気以下は11.2倍のゴーイントゥスカイ、19.2倍のコンジェスタス、20.0倍のアウダーシアと続く。
| 予想人気 | 馬名 | 予想単勝オッズ(10月20日時点) |
|---|---|---|
| 1 | ロブチェン | 1.9倍 |
| 2 | ダノンヒストリー | 5.1倍 |
| 3 | ゴーイントゥスカイ | 11.2倍 |
| 4 | コンジェスタス | 19.2倍 |
| 5 | アウダーシア | 20.0倍 |
| 6 | アスクエジンバラ | 20.4倍 |
| 7 | バステール | 22.8倍 |
| 8 | マジョレルブルー | 31.2倍 |
| 9 | ジャスティンシカゴ | 33.6倍 |
| 10 | エムズビギン | 34.1倍 |
セントライト記念を勝ったジャスティンシカゴは9番人気の33.6倍、日本ダービー3着のバステールは7番人気の22.8倍。重賞を勝った馬やダービーで上位に入った馬でも、上位2頭とは大きな差がついた。なお、予想オッズで11番人気(37.5倍)だった神戸新聞杯2着のアルトラムスは、左後肢の不調で10月14日に菊花賞の回避が決まった。10月21日には左後肢の種子骨に骨折が見つかったと所属クラブが発表している。
予想オッズは前売りの実際のオッズとは別物
ここで紹介した倍率は、あくまで予想の数字だ。netkeibaが独自のAIで算出した「予想オッズ」で、JRAが馬券の発売後に公表する実際の単勝オッズとは違う。実際のオッズは発売が始まってから、ファンが買った馬券の割合で決まり、締め切りまで動き続ける。
予想オッズはほかの競馬メディアもそれぞれの方法で出しており、倍率は媒体ごとに違う。出走馬や騎手が確定すれば、予想そのものも変わる。
皐月賞は逃げ切り、ダービーは差し切り 6戦5勝の戦績
これだけ支持が集まる理由は、春の戦績にある。ロブチェンは栗東・杉山晴紀厩舎の所属で、主戦は松山弘平騎手。2025年12月27日のホープフルステークス(中山・芝2000m)では、デビュー2戦目ながら7番人気から中団の内で脚をため、G1初制覇を果たした。ここまで6戦5勝、うちG1は3勝だ。
唯一の黒星は、2026年2月15日の共同通信杯(東京・芝1800m)。3番人気で3着となり、勝ったリアライズシリウスからアタマ、クビの差だった。
4月19日の皐月賞(中山・芝2000m)では、1番人気に推されると2枠4番から先手を取った。直線でリアライズシリウスにいったん並ばれながら差し返し、4分の3馬身差で逃げ切り。勝ち時計の1分56秒5はコースレコードとなった。
5月31日の日本ダービー(東京・芝2400m)は、8枠17番から中団の外を追走した。直線では先頭に立ったバステールを外から一気に交わし、最後はパントルナイーフ(C.ルメール騎手)とのたたき合いをアタマ差で制して二冠を達成。勝ち時計は2分22秒7、上がり3ハロンは33秒2だった。松山騎手と杉山調教師にとって、このレースは初勝利となった。JRAによると、松山騎手はレース後に「自在性が武器」とたたえ、「完成されていないのに、これだけの強さ。まだまだ良くなる」と語っている。
| 日付 | レース | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 2025年12月27日 | ホープフルステークス(G1) | 7番人気 | 1着 |
| 2026年2月15日 | 共同通信杯(G3) | 3番人気 | 3着 |
| 2026年4月19日 | 皐月賞(G1) | 1番人気 | 1着(コースレコード) |
| 2026年5月31日 | 日本ダービー(G1) | 1番人気 | 1着 |
| 2026年9月21日 | 神戸新聞杯(G2) | 1番人気 | 1着 |
秋の初戦は9月21日の神戸新聞杯(阪神・芝2400m)だった。11頭立ての1番人気で、スローペースのなか中団の内から運び、3コーナーで外へ持ち出して追い上げた。2着のアルトラムスとはハナ差の接戦となったが、勝ち時計2分25秒9で押し切っている。3着には11番人気のシートゥサミットが入った。JRAが19日に公表したプレレーティングでも、ロブチェンは登録馬で最も高い119だった。
1週前の追い切りは栗東のCWコースで行い、3頭併せの外から最先着した。松山騎手は「言うことなし。ここからもう一段階さらに上がる感じがします」と手応えを話している。
父ワールドプレミアは2019年の菊花賞馬
長距離への適性を測るうえで、血統も手がかりになる。ロブチェンは父ワールドプレミア、母ソングライティングの牡3歳で、北海道安平町のノーザンファーム生まれ。馬主はフォレストレーシングだ。
父のワールドプレミアは、2019年の菊花賞を武豊騎手の騎乗で制した。勝てば父子での菊花賞制覇。舞台も父が勝ったのと同じ京都の芝3000mだ。
三冠を達成した牡馬は、1941年のセントライトから2020年のコントレイルまで8頭いる。シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルと続き、最後のコントレイルから6年がたつ。ロブチェンが勝てば9頭目となる。
3歳のG1は、1週前の10月18日に同じ京都で秋華賞が行われたばかり。こちらはモンローウォークが無傷の5連勝で制した。
関連記事:モンローウォーク、無傷5連勝で秋華賞制覇 父キズナの血統と史上4頭目の無敗の秋華賞馬
2番手以下はダノンヒストリーとゴーイントゥスカイ
予想2番人気のダノンヒストリーは美浦・堀宣行厩舎の所属で、父はエピファネイア、半兄にダノンベルーガがいる。春のクラシックには出ていない上がり馬だ。2歳時は2戦目の東京スポーツ杯2歳ステークスのあと態勢が整わず、復帰まで時間がかかった。7月4日の函館では1勝クラスの芝2600m戦を2秒3差で大勝し、続く8月16日の札幌・阿寒湖特別(芝2600m)も8馬身差で勝った。
菊花賞では、2023年のドゥレッツァ、2024年のアーバンシック、2025年のエネルジコで3連覇中のC.ルメール騎手と初めてコンビを組む。堀調教師は15日の追い切り後、「息遣いは良かったです」と状態の良さを伝えた。
3番人気想定のゴーイントゥスカイは、青葉賞を勝ってダービーに進んだ。そのダービーでは出走馬で最も速い上がり3ハロン32秒8で追い込み、ロブチェンから0秒1差の4着。前走のセントライト記念は1番人気で6着に終わっている。父はコントレイルで、騎乗は武豊騎手。最後の三冠馬の産駒が、三冠を阻む立場で挑む。
一方で、稍重の中山で行われたセントライト記念を12番人気ながら1馬身差で制したジャスティンシカゴや、ダービー3着のバステール、京都新聞杯を勝ったコンジェスタスも出走を予定している。春の実績馬が並ぶなか、予想オッズはロブチェン1強の構図を示した。
菊花賞の翌週、11月1日には東京競馬場で3歳以上の芝2000mのG1、天皇賞・秋が行われる。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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