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田淵結真がホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリ 祖父は田淵幸一

田淵結真がホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリ 祖父は田淵幸一

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第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」の決選大会が10月18日に東京都内で開かれ、兵庫県出身の中学1年生・田淵結真(12)がグランプリに選ばれた。祖父は阪神などで通算474本塁打を放った元プロ野球選手の田淵幸一(80)。演技は未経験ながら、3歳から続けるバレエを生かしたダンスで審査員の目を引いた。

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中学1年の田淵結真がTHE ACTORの頂点に

田淵結真の読みは「たぶち・ゆま」。2014年3月8日生まれの12歳で、兵庫県出身の中学1年生だ。身長は157cm。ホリプロは公式サイトで、6月から進めてきた第48回大会の決選大会を行い、田淵結真がグランプリに輝いたと発表した。

グランプリの副賞は、ホリプロとの専属契約と賞金100万円。準グランプリには千葉県出身の廣岡はなの(13)、審査員特別賞には東京都出身の小林丞之介(14)が選ばれている。

名前を呼ばれた瞬間、田淵結真の目から涙があふれた。まさかのグランプリで、まだ気持ちの整理がついていないと、声を震わせながら喜びを語った。

自己PRでは、菅田将暉の楽曲「まちがいさがし」に合わせてコンテンポラリーダンスを披露した。バレエは3歳から習っており、演技の経験はない。それでも決選大会に向けては、自宅で台本を読み込んで覚えたという。女優の才能があると思うかと問われると「あると思います」と迷わず答えた。

次世代の俳優を探した第48回大会

ホリプロタレントスカウトキャラバンは1976年に始まった新人発掘オーディションだ。初代グランプリの榊原郁恵をはじめ、井森美幸、山瀬まみ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、足立梨花、吉柳咲良らがこの大会から芸能界に入った。2002年の第27回でグランプリを受けた石原さとみは、10月7日に始まったフジテレビの水曜ドラマ「ポリティカルパン」で主演を務めている。

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回ごとにテーマを変えるのも特徴で、前回の第47回は男性ボーカルユニットに絞って募集した。第48回は一転、舞台・ミュージカルと映像作品の両方で活躍できる「次世代俳優」の発掘と育成を掲げ、大会名を「THE ACTOR(ジ・アクター)」とした。

応募できたのは、2026年6月22日時点で中学1年生から20歳までの男女のうち、芸能事務所や劇団、レコード会社に所属していない人。8月2日まで公式LINEで応募を受け付け、書類・動画・写真の選考を経て、8月に東京、岡山、大阪、福岡、石川の5都市で一次審査を行った。会場は東京の3回を含む計7回で、岡山会場は募集の途中で追加が決まった。特別協賛には永谷園が付いている。

9月からは都内で二次・三次審査が行われた。ここがこの大会の大きな特色で、通過者は劇作家・演出家の松井周、振付家・ダンサーの辻本知彦、ボイスコーチの後藤祐香の指導を受けながら、演技・歌・ダンスの稽古を重ね、一つの作品をつくり上げた。決選大会はその成果を披露する場でもあった。

審査の軸は演技力、音楽性、身体能力の三つ。ホリプロは募集の段階から、いまの技術よりも、スタートからどれだけ伸びるかという「のびしろ」を重視すると打ち出していた。演技未経験の12歳がグランプリをつかんだ背景には、この方針がある。応募総数は公表されていない。

祖父・田淵幸一は「びっくらこいた」

田淵結真の祖父・田淵幸一は、1946年9月24日生まれ。法政一高、法政大を経て1968年のドラフト1位で阪神に入団し、1年目の1969年に新人王を受賞した。1975年には捕手ながら43本塁打で本塁打王となり、巨人・王貞治の連続本塁打王を止めている。

阪神では入団4年目ごろから4番に座り、「ミスター・タイガース」と呼ばれた。1972年から5年連続で30本塁打以上を放ち、ベストナインにも1972年から5年続けて選ばれている。阪神での10シーズンはすべて2桁本塁打で、捕手としてダイヤモンドグラブ賞も2度受けた。

1978年オフのトレードで西武へ移り、現役生活で積み上げた本塁打は通算474本。引退後は1990年から3年間ダイエー(現ソフトバンク)の監督を務め、阪神や楽天ではコーチとしてもユニホームを着た。2020年には野球殿堂入りしている。

祖母は元女優の八田有加(73)、父の兄にあたる伯父はフジテレビの田淵裕章アナウンサー(44)。祖父と伯父との関係は、決選大会の後にホリプロが明らかにした。

孫のグランプリに、田淵幸一は驚きを隠さなかった。評論家を務めるスポーツ紙の取材に「これはびっくらこいた」と笑い、結真について「とても元気があって、ハキハキとした子」と話したと報じられている。大会前には「楽しく頑張ってきて」と声をかけて送り出したという。

球界のレジェンドも、田淵結真にとっては普通のおじいちゃんだ。幼いころは電動自転車の後ろに乗せてもらい、キャッチボールをしたこともある。本人も大の阪神ファンだ。好きな選手には祖父と並んで近本光司の名前を挙げた。祖父には、応援してくれて本当にありがとうと伝えたいと話している。

目標は松嶋菜々子、そして祖父超え

憧れの俳優は松嶋菜々子だ。松嶋が主演したドラマ「やまとなでしこ」が好きだと明かし、バラエティーにもドラマにもCMにも出て、名前を聞けばすぐに顔が浮かぶような女優になりたいと話し、全国区の祖父の知名度については「それ以上を目指します」と力を込めた。共演したい俳優には、同じ兵庫県出身の鈴木亮平を挙げている。

ふだんの顔は、どこにでもいる中学生に近い。趣味はお菓子作りで、得意科目は体育、なかでも球技が好きだという。最近は父と一緒に走るのがマイブームで、1時間半ほど走る日もあると話した。賞金100万円の使い道を聞かれると、貯金と、家族で行くディズニーのクルーズ旅行と答えている。

ホームランを打てたかと問われた場面では、祖父の代名詞になぞらえ、ホームランを打てたと楽しそうに振り返った。今後はホリプロとの専属契約のもとで女優の道を歩み始める。デビュー作や具体的な活動の予定は、10月19日時点で発表されていない。

474本の本塁打で名を刻んだ祖父の背中を、孫娘は別の舞台で追う。12歳の挑戦が、ここから始まる。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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