「ラヴ上等」アリーが明かした「ワッサー」の意味と始まり 先輩のあいさつが1日目の手紙から流行語、ワッサーポーズや楽曲も

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
Netflixの恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」シーズン2に参加したラッパーの近藤アリー(30)が、11月1日に公開されたインタビューで、番組発の流行語「ワッサー」の始まりを明かした。もとは地元の先輩たちのあいさつで、英語の「What’s up?」をくだけさせた言葉だという。共同生活の1日目に手紙へ書いたのをきっかけに参加者の間で広まり、配信後はワッサーポーズや楽曲にまで広がった。
「ワッサー」の意味は「What’s up?」のくだけた言い方
「ワッサー」は、英語の「What’s up?(最近どう?)」を短くした「Wassup!」を、さらにくだけさせた言い方だ。ヒップホップの文化に親しんだ人なら、聞き覚えのある言葉だ。
アリー自身は、言葉の意味を深く考えて使っていたわけではなかった。インタビューでは「昔、良くしてもらっていた先輩たちがいて、『ワッサー』ってあいさつしていたんです。本当の意味とかよく分かっていなかったんですけど、一緒にいるうちに自分も使うようになって」と語っている。地元の集まりで乾杯するときも、先輩たちの会話も、すべて「ワッサー」だったという。
番組の完結に合わせた9月のインタビューで、どんな時に使えばよいかを問われた際は、「ワッサーな時に使ってください(笑)」と答えていた。決まった意味より、場を盛り上げる合図に近い。
1日目の手紙から参加者の間で広まった
参加者の間で「ワッサー」が広まるきっかけは、共同生活の初日だった。気になる女性への手紙を書く場面で、アリーは「ワッサー」と書いた。
そこから女性の参加者も使い始め、仲間内では「ダッサー」「ワサダキマス」「トリプルワッサー」といった派生語まで生まれた。ふざけて使っているうちに、全員が口にするようになったという。
「自分がワッサーってやるとみんな喜んでくれるから、世間に広めたいというよりもメンバー同士で使ってくれたらいいな、という気持ちで使っていました」。アリーはそう振り返る。
世界に配信される番組は、仲間内の合言葉を一気に外へ運んだ。言葉が広がるまでの流れは次のとおりだ。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 共同生活の1日目 | 気になる女性への手紙に「ワッサー」と書く |
| 共同生活中 | 女性の参加者も使い始め、 |
| 2026年8月4日 | シーズン2の配信が始まる |
| 2026年9月8日 | 最終話を配信 |
| 2026年9月29日 | 楽曲「ワッサー(feat.PAIN)」を配信 |
| 2026年11月1日 | インタビューで言葉の始まりを明かす |
配信後に起きたことと「先輩を怒らせた」誤解
シーズン2の配信は2026年8月4日に始まった。舞台は沖縄で、MCはMEGUMI、永野、Awichが務め(一部の回はONE OK ROCKのTakaがゲストMC)、全20話を第一期・第二期に分けて9月8日まで配信した。日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)では6週連続で1位になったと報じられている。
配信が始まると、アリーの周りは大きく変わった。街で写真を頼まれ、自分が何かをすると喜ぶ人が増えたという。「アリー=ワッサーの人」という印象が広まり、著名人がSNSで「ワッサー」と投稿して話題になったことも。両手のピースをつなげて「W」の形にする「ワッサーポーズ」も、アリーが考えたもので、SNSを中心に広まった。
だが、反応は好意的なものばかりではなかった。言葉をめぐっては賛否両論が起きた。
なぜか。
もともと先輩たちが使っていた言葉なのに、「アリーが作った」と受け取られる形で広まったからだ。アリーは「悪気なく使ったのですが、『アリーが作った』という認識で広まっていった。元から、ワッサーを使っていた先輩たちのことも怒らせてしまった」と打ち明けている。
元自衛官のラッパー、番組ではひかるとカップルに
近藤アリーは神奈川県相模原市の出身。地元の高校を卒業後に自衛隊へ入ったが、1年で除隊した。その後は夜の仕事をしながらラッパーとして活動し、インスタグラムで見たモデル募集をきっかけに雑誌「men’s egg」のオーディションに合格。続けて「ラヴ上等」シーズン2のオーディションにも受かった。
番組には本気で恋愛をするために参加した。ヤンキーではない自分のキャラクターで挑むつもりだったが、実際には「おしゃべりキャラ」が前に出たと語っている。
恋の行方はどうなったのか。アリーは第一期のメンバーとして、ひかるに思いを伝え続けた。卒業式ではひかるに同時に2人が告白したが、選ばれたのはアリーで、2人はカップルになった。同じくひかるを好きになった坊について、カップル成立の場面で拍手する姿を見て「自分もそういう人でありたい」と感じたことも明かしている。
楽曲「ワッサー」で新しいブームの兆し、拠点は相模原のまま
言葉の広がりは番組の外へも続く。アリーは9月に楽曲「ワッサー(feat.PAIN)」を出し、この曲を使った短い動画がTikTokやYouTubeに投稿されるようになった。
「『ワッサー』そのものは、みんなで盛り上がれる言葉です。だから、幅広い世代に楽しく使ってもらえるように今後も広めていきたいと考えています」。そう語るアリーは、番組に出たことについても「全部ひっくるめて考えたら、出てよかった」と答えた。望まないことも起きたが、恋愛ができ、多くの人に知ってもらえたことの方が「よっぽどポジティブ」だという。
仕事は増えたものの、生活の拠点は相模原市から動かしていない。理由として「都内で暮らせるほど成功していない」こと、音を出しやすい環境、家族の存在を挙げ、都内の仕事にも1時間ほどで行けると話す。
「これからが勝負です。消えないように、着実に成長して、みんなが喜んでくれる仕事をしていきたい」。先輩のあいさつから始まった言葉は、いまアリー自身の仕事の看板になりつつある。
[文/構成 by ライター 小川 そら]







































































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