鈴木彩艶、CLバルセロナ戦で3失点 アストン・ヴィラ0-3敗戦の海外の反応と評価

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アストン・ヴィラのGK鈴木彩艶(24)が現地時間11月3日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節の敵地バルセロナ戦にフル出場した。ヴィラは0-3で敗れ、今季CLの開幕3連勝が止まった。鈴木はUEFAの公式記録で6セーブを残した一方、ビルドアップ(後方からのパスでの組み立て)のミスが失点につながり、海外の評価は大きく割れた。
ヤマルとラフィーニャに3発、UEFA記録では6セーブ
試合はスペイン・バルセロナのスポティファイ・カンプ・ノウで、現地時間11月3日21時(日本時間4日午前5時)に始まった。観衆は5万2662人だった。
先制点は早かった。前半7分、ヴィラのMFジョアン・ゴメスが自陣ペナルティーエリア内で出したパスをラミン・ヤマルがさらい、切り返してファーサイドへ流し込む。後半7分にはラフィーニャのシュートがヴィラのDFに当たってコースが変わり、逆を突かれた鈴木は反応できなかった。後半19分、ジョアン・カンセロのラストパスを再びラフィーニャが押し込み、勝負は決まった。
| 時間 | 得点したチーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 前半7分 | バルセロナ | ラミン・ヤマル | 1-0 |
| 後半7分 | バルセロナ | ラフィーニャ | 2-0 |
| 後半19分 | バルセロナ | ラフィーニャ | 3-0 |
UEFAの公式記録を見ると、内容の差ははっきりしている。バルセロナのシュート16本のうち枠内は9本で、ボール支配率は63%。ヴィラはシュート9本で、枠内は1本にとどまった。鈴木が止めた6本は、この試合の両チームを通じて最も多いセーブ数だ。
ピンチは何度もあった。後半21分ごろにはフェルミン・ロペスのシュートを、終了間際にはヤマルのシュートをはじき出している。バルセロナの公式サイトも試合リポートでフェルミンのシュートを止めた場面を「見事なセーブ」と書いた。
失点の起点はゴールキック、エメリ監督「スタイルの一部」
鈴木に厳しい目が向いた理由は、足元のプレーにある。
先制点は鈴木のゴールキックから始まった。ゴールキックを受けたゴメスが、バルセロナの前線からの圧力の中でパスを誤り、ヤマルに奪われた。前半26分ごろには、鈴木自身のパスをペドリに奪われ、アンソニー・ゴードンにシュートを打たれたが、このときは鈴木が弾き出して事なきを得ている。
英国の報道では、この日の鈴木は36本のパスのうち9本を味方に通せず、ロングボールの成功率は43%だったという。中継局の速報記事は、ヴィラが後方で何度もボールを失ったとしながらも、鈴木のシュートストップがチームを救ったと伝えた。配球に課題を残しながらも、ゴールマウスの前では仕事をした。そんな90分だった。
ウナイ・エメリ監督は、試合後にクラブの公式サイトでこう話した。
「相手の得点にはミスがあった。だが、それは私たちのプレースタイルの一部だ」
エメリ監督は、前半は計画どおりに戦えたとも振り返っている。
海外の評価は割れた 採点3点からデータ6.6点まで
試合後の評価は、媒体によって大きく違った。
ヴィラを専門に追う英国のニュースサイトは、10点満点で鈴木に3点をつけた。先制点の場面について、ゴメスだけでなく鈴木にも責任の一端があると書いている。別のヴィラ専門サイトは、英国のラジオで元ヴィラの選手が鈴木を「自信過剰」と評した言葉を見出しに取り、ビハインドの場面では大きく蹴り出して危険を避けるべきだったという指摘を紹介した。
一方、データサイトのFotMobの評価は6.6点と、極端に低い数字にはならなかった。ただ、この数字を引用した英国のヴィラ専門サイトは、危険なパスの多さを考えると甘い評価だと書き、セーブだけでは失点の場面を帳消しにできなかったと論じている。
バルセロナ側の選手採点を出した国際サッカーメディアは、ペドリの寸評で鈴木のパスを奪ってゴードンの好機をつくった場面を挙げ、ヤマルの寸評では鈴木が2度にわたってヤマルの2点目を阻んだと書いた。スペインの報道でも、前半26分のミスのあとすぐに立て直してゴードンのシュートを防いだ場面が取り上げられた。
各媒体の評価を並べると、配球のミスを重く見る見方と、セーブがなければ点差はもっと開いていたとする見方に分かれる。
パルマから加入2カ月半、ヴィラの正GKに
鈴木は2026年8月19日、イタリア・セリエAのパルマからヴィラへ完全移籍した。ヴィラが公式サイトで発表し、契約期間は2031年まで、移籍金はボーナスを含め総額3500万ユーロ規模と報じられた。パルマでは2シーズンでセリエA57試合に出場していた。
移籍が決まる前の7月には、パリ・サンジェルマンやユベントスがパルマと交渉していると現地で報じられていた。パリ・サンジェルマンとの交渉はまとまらず、最終的な移籍先はプレミアリーグとCLの両方を戦うヴィラになった。
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加入後は長く守護神を務めたエミリアーノ・マルティネスに代わって先発に定着する。10月24日のプレミアリーグ第8節では、それまで開幕7連勝だった首位マンチェスター・シティを相手に6セーブを記録し、2-1の勝利に貢献した。
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ただ、ここ2試合は試練が続く。10月31日のフルハム戦(1-1)では、後半にアレックス・イウォビのCKを手で押さえきれず、ボールがゴールラインを越えてオウンゴールとなった。その3日後に迎えたのが、敵地カンプ・ノウでの一戦だった。
UEFAの記録では、鈴木は今季のCL4試合すべてに出場し、セーブは計19本、無失点試合は1試合となっている。
CLは3勝1敗、次は11月24日にガラタサライ戦
ヴィラはCLリーグフェーズでクラブ・ブルージュ、フェネルバフチェ、ヴァイキングに3連勝していたが、バルセロナ戦で初めて敗れた。成績は3勝1敗の勝ち点9。第4節は11月4日(日本時間5日未明から早朝)にも残りの試合が行われ、第4節終了時点の36チームの順位はその結果で決まる。
リーグフェーズは上位8チームが決勝トーナメント1回戦へストレートで進み、9位から24位は決勝トーナメントプレーオフに回る。残りは4試合。ヴィラにとっては、8位以内に入れるかが焦点になる。
次のCLは11月24日、トルコ・イスタンブールでのガラタサライ戦で、キックオフは英国時間17時45分(日本時間25日午前2時45分)。12月8日には本拠地ヴィラ・パークにパリ・サンジェルマンを迎える。
その前に、国内での大一番が待つ。ヴィラは11月8日、敵地オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。キックオフは英国時間16時30分、日本時間では9日午前1時30分だ。2試合続けて失点に絡んだ鈴木が、代表ウィーク前の最後の試合でどんなプレーを見せるか。立ち直りの機会は、すぐにやってくる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]








































































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