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レガレイラ、天皇賞・秋は岩田望来騎手と初コンビ サンデーサラブレッドクラブが発表

レガレイラ、天皇賞・秋は岩田望来騎手と初コンビ サンデーサラブレッドクラブが発表

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GI3勝馬レガレイラ(牝5=美浦・木村哲也厩舎)が、11月1日の第174回天皇賞・秋(東京・芝2000m)で岩田望来騎手(26)=栗東・フリー=と初めてコンビを組む。所属するサンデーサラブレッドクラブが10月19日に発表した。デビューから14戦、鞍上はルメール、戸崎圭太、北村宏司の3騎手だけで、岩田望来騎手は4人目となる。

10月19日に発表、14戦目までの3人から新たな鞍上へ

発表は10月19日、サンデーサラブレッドクラブのホームページで行われた。天皇賞・秋には前日の10月18日に17頭が特別登録しており、その時点でレガレイラの騎手は未定だった。

レガレイラはこれまで14戦を走り、全レースの騎手はルメール騎手が8戦、戸崎騎手が5戦、北村宏騎手が1戦。岩田望来騎手がこの馬に乗った記録は一度もなく、レースでの騎乗は天皇賞・秋が初めてとなる。

2026年は2戦だけ。6月14日の宝塚記念(阪神・芝2200m)はルメール騎手とのコンビで5番人気に推されたが、重馬場で勝ち馬から1秒6離された7着。秋の始動戦だった9月20日の産経賞オールカマー(中山・芝2200m)は戸崎騎手が乗り、1番人気で4着だった。この日も雨の重馬場で、勝ったメイショウゲキリンとの差は0秒5。2026年は2戦とも道悪のレースとなり、勝ち星はまだない。通算成績は14戦5勝だ。

これまでの2人は、それぞれ別の馬で天皇賞・秋に向かう予定だ。戸崎騎手はダノンデサイル、ルメール騎手は前年の覇者マスカレードボールに騎乗する見込みと報じられている。クラブの発表で、乗り替わりの理由は示されていない。

関連記事:メイショウゲキリン、9番人気で産経賞オールカマーを逃げ切り重賞初制覇 田辺裕信騎手のテン乗りとレガレイラ4着を整理

オールカマーの後は福島県のノーザンファーム天栄で放牧に出され、10月11日に美浦トレーニング・センターへ戻った。10月15日にはWコースで2週前の追い切りを消化している。

ホープフルSから女王杯まで、GI3勝の歩み

レガレイラは2021年4月12日生まれ。父はスワーヴリチャード、母はロカ(母の父ハービンジャー)という血統で、北海道安平町で生まれた。馬名は、ポルトガルのシントラにある宮殿にちなむ。

最初の勲章は2023年12月28日のホープフルS(中山・芝2000m)で、ルメール騎手を背に2歳GIを制した。3歳春には牡馬に混じって皐月賞(6着)と日本ダービー(5着)に挑み、クラシックの舞台を経験している。

ただ、その後は勝ち星から遠ざかった。2024年秋はローズSとエリザベス女王杯で、いずれも1番人気に推されながら5着に敗れている。

転機は2024年12月22日の有馬記念だった。戸崎騎手との初コンビで5番人気ながら、3歳牝馬の54kgでシャフリヤールをハナ差しのいでグランプリを制した。3着には、天皇賞・秋で再び顔を合わせるダノンデサイルが入っている。

2025年は宝塚記念で11着と崩れたが、秋に巻き返した。9月21日のオールカマーでは同じ母ロカを持つドゥラドーレスを1馬身1/4差の2着に退けて勝ち、11月16日のエリザベス女王杯も1番人気に応えて優勝。GIは3勝目となった。年末の有馬記念はルメール騎手とのコンビで1番人気に推され、4着だった。

2023年のホープフルS、2024年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯。3年続けてGIを勝ってきた。天皇賞・秋を制すれば4年連続のGI勝利となる。

木村厩舎にとっても縁のあるレースだ。2023年の天皇賞・秋はイクイノックスが連覇を決めており、その管理調教師が木村哲也調教師だった。

女王杯ではなく天皇賞・秋を選んだ背景

2025年のエリザベス女王杯を勝っているレガレイラには、11月の同レースで連覇を狙う道もあった。だが、陣営が選んだのは牡馬相手の天皇賞・秋だった。

その理由を、サンデーサラブレッドクラブは10月10日にホームページで説明している。報道によると、右手前での走りが良いことから、左回りの東京コースを選んだという。

JRAが10月19日に発表した天皇賞・秋の日本馬レーティング順位で、レガレイラは117ポンド。牝馬は4ポンドを加えて順位を決める規定があり、マスカレードボール(128)、ダノンデサイル(124)、クロワデュノール(122)に次ぐ4位に入った。出馬投票をした馬のうち、この順位の上位10頭は他の日本馬より優先して出走できる。登録は17頭とフルゲートの18頭に届いておらず、レガレイラの出走に支障はない。

負担重量は定量で、4歳以上の牡馬が58kg、牝馬のレガレイラは56kgで出走する。

今季リーディング2位、岩田望来騎手の現在地

新たに手綱を取る岩田望来騎手は2000年5月31日生まれ。2019年にデビューし、父は現役騎手の岩田康誠騎手だ。

2026年は勝ち星を量産している。10月19日時点の集計で119勝を挙げ、ルメール騎手の137勝に次ぐリーディング2位。勝率は18.8%で、重賞は7勝を数える。2025年の95勝を、すでに上回った。JRA通算の勝利数は720勝に達している。

JRAのGIは、2024年12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(アルマヴェローチェ)で初めて勝った。2026年9月27日のスプリンターズSでは9番人気のピューロマジックで逃げ切り、JRAのGI2勝目を手にしている。

天皇賞・秋には2024年に一度騎乗している。ホウオウビスケッツで8番人気ながら3着に入った。

そのホウオウビスケッツに、2026年は父の岩田康誠騎手が乗る予定だ。親子でGIの同じゲートに並ぶ。

11月1日に決戦、春秋連覇を狙うクロワデュノールらと激突

第174回天皇賞・秋は11月1日、東京競馬場で行われる。JRAは10月29日に出馬表を公開する予定で、枠順もこの日に決まる。

相手関係は厳しい。5月に天皇賞・春を制したクロワデュノールはC.デムーロ騎手との新コンビで春秋連覇を狙い、前年の勝ち馬マスカレードボールはルメール騎手と連覇に挑む。戸崎騎手が乗るダノンデサイル、毎日王冠を勝ったセイウンハーデスも名を連ねる。

クロワデュノールもレガレイラと同じサンデーサラブレッドクラブの所属馬だ。同じクラブのGI馬2頭が、別々の騎手で頂点を争う構図になる。

関連記事:天皇賞・秋2026に17頭が登録、クロワデュノールが春秋連覇へ 出走予定馬の顔ぶれ

東京の芝2000mは、スタートしてすぐに2コーナーを迎え、最後に525.9mの直線が待つ。2026年の2戦はどちらも重馬場だった。良馬場で行われれば、末脚を生かせるかどうか。初めて背中を知る岩田望来騎手が、11月1日までにどこまで手の内に入れられるかも鍵となる。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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