F1日本GP2027のチケット、11月15日11時から発売 鈴鹿で国内初のスプリント開催

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランドは9月24日、2027年F1日本グランプリの観戦チケットを11月15日(日)11時から発売すると発表した。大会は2027年4月9日(金)から11日(日)まで鈴鹿サーキットで開かれ、日本のF1で初めてスプリントが組み込まれる。スプリント開催に合わせ、これまで一部を除き自由席だった金曜日も、土日と同じ指定席運用に変わる。
チケットは11月15日11時、MobilityStationで全席種を発売
販売窓口は鈴鹿サーキットの公式オンラインショップ「MobilityStation」だ。公式サイトの販売スケジュールでは、11月15日11時に全席種の販売が始まり、指定席は発売の時点から座席を選べる。翌16日11時からは、西エリア券に限ってレジャー予約サイトのアソビュー!でも扱う。
MobilityStationを初めて使う人は、事前の会員登録が必要になる。発売日に案内される「仮想待合室」は、2027年大会から利用前にMobilityStationへのログインが必須となった。購入は電子チケットかセブン-イレブン店頭発券から選べるが、1回の購入でチケット20枚以上、または支払い合計が30万円以上の場合は店頭での発券・支払いを選べない。一部の国・地域からはMobilityStationで買えず、F1公式のチケットサイト「F1 Tickets」を使うよう案内している。
購入できる枚数にも上限がある。観戦券は1回の決済で10枚まで、1レースで持てるのは最大30枚。パドッククラブやVIPスイート・プレミアム、新設のFerris Wheel Loungeは1決済5枚まで、R-BOXとS-BOXは1決済2区画までに制限される。
申し込み後の取り消しや購入後のキャンセル・返品は受け付けない。正規の窓口以外で手に入れたチケットは無効にして入場を断る場合があると、主催者は注意を呼びかけている。行けなくなった場合は、MobilityStationのリセールで出品できる(一部の席種と店頭発券チケットは対象外)。
年齢区分は大人(24歳以上)、U23(高校生〜23歳)、子ども(小・中学生)、幼児(3歳〜未就学児)の4つで、決勝日の4月11日時点の年齢で選ぶ。
主な券種と価格、西エリア券は2万2000円
公式サイトに載った主な券種の価格(税込)は次のとおりだ。年齢共通の券種は対象年齢を、R-BOXは1区画の価格を併記した。
| 券種 | 場所 | 大人価格 |
|---|---|---|
| 西エリア券 | 西エリア(自由席) | 22,000円 |
| G席 | 130R・立体交差 | 24,000円〜 |
| O席 | 西ストレート | 29,000円〜 |
| D席 | S字コーナー〜逆バンク | 36,400円〜 |
| C席(Honda応援席) | 2コーナー〜S字コーナー | 48,400円〜 |
| R席 | 最終コーナー | 72,000円 |
| A1席 | メインストレート | 75,600円〜 |
| V1席 | グランドスタンド下段 | 112,000円〜 |
| V2席 | グランドスタンド上段 | 120,000円〜(3歳以上共通) |
| Ferris Wheel Lounge | 最終コーナー付近(R席観戦券込み) | 600,000円(3歳以上共通) |
| VIPスイート・プレミアム | グランドスタンド最上部 | 650,000円〜(中学生以上共通) |
| Formula 1 Paddock Club | ホームストレート | 1,200,000円(8歳以上共通) |
| R-BOX | 最終コーナー | 1区画1,400,000円〜(6人分の観戦券込み、3歳以上共通) |
最も安い西エリア券は2026年大会の1万8000円から4000円上がり、2万2000円になった。指定席で最も手ごろなG席でも2万4000円からとなる。観戦券1枚で金曜から日曜までの3日間のレースを見られる。
木曜日と金曜日の2日間に入れる「木・金曜日券」は大人1万1000円から、パーク入園のみの「木曜日券」は6800円からで、いずれも詳細は決まり次第案内するとしている。16歳から23歳を4月8日(木)と9日(金)に無料で招待する「16-23 ZERO円パス」も用意された。
国内初のスプリント、金曜から座席が指定に
F1は9月16日、2027年シーズンの開催カレンダーを発表した。22か国で24戦を行い、スプリントは2026年の6大会から10大会に増える。初めてスプリントを開くのはバーレーン、オーストラリア、日本、モナコ、アブダビの5か所で、日本グランプリが対象に入った。
スプリントは日曜の決勝とは別に行う短いレースだ。距離は約100kmで、所要時間はおよそ30分。決勝(約307km)の約3分の1にあたり、義務のピットストップはない。上位8人に8点から1点までのポイントが与えられ、ドライバーとチームの両方の選手権に加算される。
週末の流れも変わる。金曜日はフリー走行1回とスプリント予選、土曜日はスプリントと決勝のスターティンググリッドを決める予選、日曜日が決勝となる。1つの週末で予選とレースが2回ずつ行われる計算だ。
日本でF1スプリントが行われるのは初めてになる。スプリントは2021年にF1へ導入されたが、日本グランプリはこれまで対象外だった。
この変更は観戦席の扱いにも及ぶ。
金曜日に順位を左右するスプリント予選が入るため、主催者は一部のスタンドを除いて自由席としていた金曜日を土日と同じ指定席運用に改めた。全指定席の座席は金曜から日曜の3日間有効になる。木・金曜日券と西エリア券で入場した人は西エリアでの観戦となり、指定席スタンドには入れない。
新設の「ウルトラアウトレットシート」と座席の見直し
2027年大会では、座席の変更点も多い。
これまで販売していなかったエリアを使い、「ウルトラアウトレットシート」を新たに設ける。フェンスや柱、中継機材などでコースが見えにくい、または見渡せない席で、主催者は各席種の「座席からの眺め」を確かめてから買うよう求める。
最終コーナー近くのFERRIS WHEEL FANZONE内には、ホスピタリティスペース「Ferris Wheel Lounge」が登場する。食事や休憩は専用エリアでとり、観戦はR席から行う仕組みだ。ラウンジ内からコースは見えない。一方、最終コーナーのグループ席「GRAN VIEWシート」は2027年大会では一般販売しない。
安全面の対策として、コースと観戦席の間の防護柵(デブリフェンス)の一部を更新する。柵の高さが変わる場所があり、D席やE席など一部の席からは見え方が変わる。仮設スタンドの増設や座席レイアウトの変更に伴い、V2、D、E、I、M、O、P、Q1の各席で区分や名称を見直した。カメラマンエリア券は種類が増え、入れるエリアも一部変わる。
2026年は31万5000人、アントネッリが優勝
鈴鹿の日本グランプリは春開催に移ってから人気が続く。2026年大会は3月27日から29日までの3日間で31万5000人が来場し、前年から4万9000人増えた。2009年にF1開催が再開されて以降で最も多い来場者数だった。
3月29日の決勝は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが制した。2位はマクラーレンのオスカー・ピアストリ、3位はフェラーリのシャルル・ルクレールだった。アントネッリは7月19日のベルギーGPでも優勝している。
関連記事:F1ベルギーGP、アントネッリが優勝 ルクレール2位・フェルスタッペン3位の結果と順位
鈴鹿での開催は2029年まで決まっている。ホンダモビリティランドとF1が2024年2月、2025年から2029年までの5年間の開催契約を結んだ。
2026年大会のチケットは2025年10月13日に発売され、11月下旬の時点で指定席はすべて売り切れ、残るのは西エリア券だけだった。スプリントが加わる2027年大会は、金曜日のスプリント予選から指定席で見られる。発売は11月15日11時。仮想待合室に入る前のログインと会員登録を、早めに済ませておきたい。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]










































































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