F1アゼルバイジャンGP結果、ラッセルがポールから優勝 レッドブルは2-3フィニッシュ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
F1第15戦アゼルバイジャンGPの決勝が9月26日、バクー市街地サーキットで行われ、ポールポジションから出たジョージ・ラッセル(28)=メルセデス=が優勝した。2位のマックス・フェルスタッペンとの差はわずか0.196秒。3位には手首の骨折から復帰したアイザック・ハジャーが入り、レッドブルは2台そろって表彰台に上がった。
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0.196秒差で逃げ切り、今季3勝目
51周のレースを制したラッセルは、今季3勝目、キャリア通算8勝目を挙げた。6月の第8戦オーストリアGP以来の優勝だ。ポールポジション、全周回のトップ走行、ファステストラップ、そして優勝を一つのレースでそろえる「グランドスラム」も、自身初めて決めた。
上位の正式結果は次のとおりとなった。
| 順位 | ドライバー | チーム |
|---|---|---|
| 1 | ジョージ・ラッセル | メルセデス |
| 2 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
| 3 | アイザック・ハジャー | レッドブル |
| 4 | シャルル・ルクレール | フェラーリ |
| 5 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス |
| 6 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ |
| 7 | アービッド・リンドブラッド | レーシングブルズ |
| 8 | エステバン・オコン | ハース |
| 9 | オリバー・ベアマン | ハース |
| 10 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ |
レース後の審議では、13位でゴールしたガブリエル・ボルトレート=アウディ=に、黄旗区間でセルジオ・ペレス=キャデラック=を抜いたとして10秒加算のペナルティーが出た。ボルトレートは15位に下がったものの、表彰台と入賞圏の顔ぶれは変わらない。
前日の予選から、ラッセルの速さは抜けていた。2番手に0.837秒もの差をつけてポールを奪い、決勝の前半も2番手のオスカー・ピアストリ=マクラーレン=に10秒ほどのリードを広げて独走する。
セーフティカーで貯金が消え、最終周までもつれる
流れが変わったのは31周目だった。アレクサンダー・アルボン=ウィリアムズ=のクラッシュでセーフティカーが入り、ラッセルが積み上げた10秒のリードはほぼなくなる。
再スタートで2番手に上がってきたのが、8番グリッドから追い上げたフェルスタッペンだ。予選でパワーユニットに問題が出たため新しい部品に載せ替えていたが、規定の数の範囲内でグリッド降格はなかった。ミディアムタイヤで7周目には3番手まで順位を上げ、ソフトに替えたリスタートでピアストリをかわした。
その後、2度目のセーフティカーを挟んでからは、ラッセルとフェルスタッペンの一騎打ちになる。フェルスタッペンは1秒以内の差で食らいつき、プレッシャーをかけ続けた。
決着は最終ラップ。この周にはバルテリ・ボッタス=キャデラック=がクラッシュしている。黄旗で減速したラッセルのマシンは、加速に戻る瞬間にパワーが出なくなった。差は一気に縮まり、2台はほぼ横並びでチェッカーを受けた。
「イエローフラッグが出た時、減速した。そして再びパワーをかけた時、ターボが機能しなかった。だからパワーが出なくなって、彼に抜かれそうになったんだ」
ラッセルはSky Sports F1の取材に、ゴール直前の場面をそう明かした。
レッドブル、2024年中国GP以来の2台表彰台
レッドブルにとって、2台そろっての表彰台は2024年第5戦中国GP以来となった。当時はフェルスタッペンが優勝し、セルジオ・ペレスが3位だった。
ハジャーは左手首の骨折で、オランダGPから3戦を欠場していた。その間はリアム・ローソンがレッドブルに移り、空いたレーシングブルズのシートには角田裕毅が代役で入っていた。
復帰戦のハジャーは予選4番手につけ、決勝でもソフトタイヤで序盤からフェルスタッペンの背後を走った。40周目、ハジャーに追われたピアストリが1コーナーでブレーキをロックさせてコース外へ出ると、その隙に3番手へ浮上。自身3度目の表彰台となった。
「これ以上の復帰戦を望むことはできない。今週ずっと、サーキットのすべての場所でマシンに高い競争力があり、戦えるペースがあった。まさに自分たちが望んでいた位置にいることができたと思う」
オートスポーツwebが伝えたハジャーのコメントだ。2位のフェルスタッペンは「今日は最大限の結果を引き出すことができた。もちろん、これからも勝利を目指して挑戦し続ける」と語り、今季初勝利にあと一歩まで迫ったレースを振り返っている。
7台リタイアの荒れたレース、角田は出場せず
完走できなかったのは7台にのぼる。アストンマーティンはランス・ストロールが序盤に水圧のトラブルで、フェルナンド・アロンソも中盤にマシンを降り、ダブルリタイアとなった。
1度目のセーフティカー明けとなる36周目のリスタートでは、フランコ・コラピント=アルピーヌ=が1コーナーでタイヤをロックさせ、チームメートのピエール・ガスリーに追突する。はじき出されたガスリーがランド・ノリス=マクラーレン=に当たり、2人ともその場でレースを終えた。
ロイター通信によると、ノリスは「リスタートであのようなクラッシュを引き起こした場合、少なくとも1戦の出場停止処分となるべき」と怒りをあらわにした。コラピントは10秒のペナルティーを受けたが、すでにリタイアしていたため、次戦で5グリッド降格となる。
日本の角田裕毅は、ハジャーの復帰にともないレッドブルのリザーブに戻り、このレースには出場していない。代役として走った3戦ではイタリアGPの10位で1点を手にしている。
16番グリッドからスタートしたランキング首位のアントネッリは、予選でのクラッシュが響いたものの、無理をしない走りで5位まで戻した。
首位アントネッリとの差は66点、次戦は10月4日決勝
第15戦を終えたドライバーズランキングは、アントネッリが302点で首位を守る。優勝したラッセルが236点で2位に続き、差は81点から66点へ縮まった。フェルスタッペンは163点で6位のままだが、5位ルクレールとの差を16点まで詰めている。ハジャーは86点で8位。
| 順位 | ドライバー | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | アントネッリ | 302 |
| 2 | ラッセル | 236 |
| 3 | ハミルトン | 199 |
| 4 | ノリス | 186 |
| 5 | ルクレール | 179 |
| 6 | フェルスタッペン | 163 |
コンストラクターズランキングは、メルセデスが538点で首位に立ち、フェラーリが378点、マクラーレンが306点、レッドブルが263点で続く。
次の第16戦は、中東情勢を受けて開催地を移したバーレーンGP。マレーシアのセパン・サーキットで10月2日から4日にかけて行われ、決勝は4日だ。アゼルバイジャンから1週間の連戦で、ラッセルが残るレースで66点差をどこまで詰められるかが、シーズン終盤の焦点となる。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]








































































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