高木善朗さんが33歳で現役引退 アルビレックス新潟が発表、13日の山形戦でセレモニー

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アルビレックス新潟は9月4日、MF高木善朗(33)の現役引退を発表した。2018年から8シーズン新潟でプレーし、2022年のJ2優勝とJ1昇格に貢献した選手だ。引退セレモニーは9月13日のホーム・モンテディオ山形戦で開かれる。契約満了後にタイでプレーしたが、2026年6月1日にBGパトゥム・ユナイテッドとの契約満了で退団。帰国後は無所属のまま次の所属先を探る期間を経て、9月4日に引退を決めた。
9月4日に発表、13日にセレモニー
高木は1992年12月9日生まれ、神奈川県出身のMF。2026年はタイ1部リーグのBGパトゥム・ユナイテッドFCでプレーしていたが、アルビレックス新潟は9月4日、公式サイトで高木の現役引退を発表した。
発表にあたり、高木は「このたび、現役引退を決断いたしました」とコメント。「サッカーは大好きです。しかし、プレーヤーとしては気持ちの面でやり切ったと、清々しく感じています」と心境を明かした。
引退セレモニーは9月13日、デンカビッグスワンスタジアムで開催される2026-27明治安田J2リーグ第6節のモンテディオ山形戦で行う。キックオフは18時05分、試合前17時45分頃にスタジアム内のWスタンド前で高木があいさつに立つ予定だ。新潟は2025シーズンでJ1から降格し、2026年からJ2の舞台に立っている。
東京V下部組織からユトレヒトへ
サッカーを始めたのは地元横浜の「あざみ野F.C.」だった。東京ヴェルディのジュニアユース、ユースへ進み、下部組織からトップチームに昇格。2010年にJリーグでデビューを果たしている。
2011年、オランダ1部リーグのFCユトレヒトへ完全移籍。約2年半にわたってオランダでプレーした。帰国後は清水エスパルスに加入し、2014年1月から新天地に立つ。その後東京ヴェルディへ復帰し、2018年に新潟加入となった。
高木は引退にあたり「自分のルーツとも言える東京ヴェルディ」と古巣への思いをつづり、クラブを離れた後も育成出身として応援してくれたサポーターへ感謝を記した。清水時代には悔しさも残る。「チームに貢献できなかったという悔しい思いが残り、あの時期にもっとやれたことがあったのではと自問自答しています」と打ち明けた。それでも「サポーターの方々の後押しの力強さは今でも脳裏に焼き付いています」とつづっている。
新潟8年、J1昇格とベストイレブン
高木が加わった2018年、新潟はJ2へ降格したばかりだった。クラブが最も苦しかった時期をともに過ごし、8年にわたってピッチに立ち続けている。転機は2022年だ。新潟はこの年のJ2で優勝を果たしJ1昇格を決め、高木も主力としてチームを支えた。
Jリーグ公式サイトが発表した2022明治安田J2リーグベストイレブンには、高木の名前も並んだ。J2で結果を残し続けた8年間の集大成といえる受賞だった。
新潟について高木は「クラブの名前以上に、新潟という地域を背負って戦ってきた」と述べた。「常にサポーターの皆さんと一緒にピッチで戦ってきたという思いが強いです」とも語る。大きなケガをした時期があったことにも触れ、「皆様が心の支えとなってくれたおかげで、復帰を目指し続けることができました」と感謝を重ねた。新潟との契約は2025年11月末で満了している。
契約満了、タイ移籍、そして引退
新潟退団後も、高木は現役を続ける道を選んだ。2026年1月3日、タイ1部・BGパトゥム・ユナイテッドFCへの完全移籍。オランダに続く、自身2度目の海外挑戦となった。
移籍にあたり高木は「サワディカープ!お久しぶりです。タイのBGパトゥム・ユナイテッドFCに移籍になりました」と切り出した。「33歳になっても新たな挑戦ができることを、幸せに思います」と前向きな言葉を残した。
タイでの再スタートから約5カ月後の2026年6月1日、BGパトゥム・ユナイテッドとの契約満了で退団。帰国後は無所属のまま次の所属先を探る日々が続いていた。契約満了からおよそ3カ月、9月4日の引退発表に至るまでの間に、何が心境を変えたのか。発表で高木が口にしたのは、感謝の言葉だった。「ここまでサッカーができて本当に幸せでした。ありがとうございました」と結んだ。
13日はWスタンド前であいさつ
高木の通算成績はJ1が70試合3得点、J2は309試合44得点。移籍を繰り返しながらも、Jリーグで長く得点を重ねてきた証といえる数字だ。
家族についても言及している。「サッカーを知らなかった妻が、自ら積極的に試合を見に行くほどになってくれたことは嬉しかった」。二人の子どもについても、プロ選手としての自分の姿が記憶に残ってほしいと願う言葉を寄せ、父としての思いをにじませた。
今後の進路について、指導者転身などの発表は現時点でなく、引退後の具体的な活動は明らかになっていない。
13日の山形戦では、マスコット「アルビくん」の誕生月に合わせた催しも予定されている。試合前のセレモニーには、8年間デンカビッグスワンで戦った姿を見届けようと、多くのサポーターが集まりそうだ。
東京ヴェルディの下部組織で育ち、オランダと清水を経由して新潟にたどり着いた33歳。J2からのスタートでJ1昇格を経験し、最後はタイでのプレーを選んでからの引退表明となった。長いキャリアの締めくくりを、8年間ホームとしてきたデンカビッグスワンで迎える。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]

















































































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