ジェフ・コブが新日本のリングにサプライズ登場、Unbound Co.入りをアピール WWE「JCマテオ」時代からの経緯を整理

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新日本プロレスの8月16日両国国技館大会に、ジェフ・コブ(44)がサプライズ登場した。5月にWWEを解雇されたコブは、古巣ユナイテッド・エンパイア(UE)の復帰要求を拒み、Unbound Co.(UC)への加入をアピール。WWEでは「JCマテオ」の名でブラッドライン系ユニットに加わっていた。
サプライズ登場に両国国技館が騒然
新日本プロレスは8月16日、東京・両国国技館で「G1 CLIMAX 36」優勝決定戦を開催した。観衆は7260人。第4試合の6人タッグマッチでは、HENARE、グレート-O-カーン、元IWGPヘビー級王者のカラム・ニューマンの「ユナイテッド・エンパイア(UE)」が、Yuto-Ice、OSKAR、永井大貴の「Unbound Co.(UC)」と激突し、ニューマンが必殺技「MAKE WAY」で永井を下した。
試合後もニューマンは永井への攻撃を続けた。そこへ仲裁に入ったのが外道だった。外道が花道に向けてジェスチャーを送ると、姿を見せたのはジェフ・コブ。UEの主力として長く新日本のリングに立ち続けた男の登場に、会場は騒然となった。ニューマンはコブに古巣復帰のポーズを求めたが、コブは応じない。強烈なショルダータックルでニューマンを弾き飛ばすと、外道やUC側に立つ。コブが新日本のリングに上がるのは、2025年4月の退団以来、約1年4カ月ぶりのことだった。
新日本退団からWWE「JCマテオ」時代まで
コブは2017年から新日本の外国人選手の中心として活躍し、NEVER無差別級王座やIWGPタッグ王座を戴冠してきた実力者だ。2020年11月にはウィル・オスプレイが率いるUEに参加した。2025年4月5日、カラム・ニューマンと組んでIWGPタッグ王座を戴冠。だが、その9日後にはコブ自身の申し出による新日本退団が発表され、王座は返上となった。4月19日、後楽園ホールで棚橋弘至との一騎打ちに敗れ、8年近くに及んだ新日本での日々に幕を下ろした。
コブが次に姿を見せたのは、1カ月も経たない5月10日のWWE「バックラッシュ」だった。ジェイコブ・ファトゥの王座防衛戦に乱入し、ソロ・シコアの後ろ盾を得て電撃デビュー。WWEはコブに「JCマテオ」のリングネームを与え、シコアが率いるユニットに組み込んだ。このユニットは後に「MFT」と呼ばれるようになる。
米専門記者デーブ・メルツァーによれば、入団当初は主要選手との対戦を軸にした大規模プッシュも計画されていたという。だが方針は変わり、コブはMFTの一員という立ち位置にとどまった。契約から1年に満たない2026年5月2日、WWEはコブをトンガ・ロアとともに解雇する。90日間の出場禁止条項が明けたのち、8月3日にコブは米インディー団体プロデュース・レスリングの大会にサプライズ参戦し、賞金2万5000ドルを懸けたバトルロイヤル形式の一戦で6人を退けた。それでも最後は数の力に阻まれ、場外に落とされている。同じ大会にはAEWの岡田カズチカもサプライズ登場しており、新日本ゆかりの顔ぶれがそろう一日となった。そして8月16日、コブは古巣・新日本のリングに戻ってきた。
「ウソはついていない」コブが胸中を語る
バックステージでコブは、東スポWEBの取材に応じた。「俺はウソをついていなかった。ジェフ・コブは新日本プロレスを辞めたわけじゃない。ただ、しばらく休んでいただけだ」。ビーチで過ごしながらも、新日本の状況は把握していたと明かした。
ニューマンについては「あのころの若造のままだ」と切り捨てる。「態度をたたき直す必要がある」と語った。WWEへの未練は皆無だ。「今の俺を縛るものは何もない。TKOという会社にも、もう縛られてはいない」。そのうえで「本物のプロレスがある、この新日本プロレスに戻ってきた」と宣言した。
WWE時代については、こんな言葉も残している。米ジャーナリスト、デニース・サルセド氏のインタビュー(Wrestling Inc.をはじめ複数の米メディアが報道)には、「もっとうまくいく可能性もあった」と認めつつ、「あそこで過ごした時間は楽しかったし、あの経験はずっと大切にする」と語った。新日本時代には一度も塗らなかったフェイスペイントの着用をWWE側から求められた点については、「レスリングをしたことがない状態でやるのは、非常に不快だった」と振り返っている。
次の両国はUEとの因縁再燃の舞台に
コブが今後、新日本と正式に契約を結び直すのか、スポット参戦にとどまるのかは、この時点で明らかにされていない。UC側やコブ本人からの正式な契約発表はなく、あくまで加入の「アピール」にとどまる。
それでも、古巣UEとの因縁には決着がついていない。ニューマンとはかつてタッグを組み、IWGPタッグ王座を共に戴いた間柄だ。その相手を突き放したショルダータックルは、事実上の絶縁宣言となった。新日本は次の両国国技館大会を10月12日(月・祝)に予定している。フェイスペイントとは無縁だった男が、UCの一員としてどんな試合を見せるのか。UEとの因縁は、ここから再び動き出す。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]







































































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