台風27号(チョーイワン)、非常に強い勢力で小笠原近海を北上 小笠原諸島は6日にかけて高波に警戒、波浪警報を発表中

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大型で非常に強い台風27号(チョーイワン)は、5日6時現在で小笠原近海を北へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は925ヘクトパスカル。5日から6日にかけて小笠原諸島の東の海上を北上する見込みで、小笠原諸島ではうねりを伴って波が8メートルに達する予想だ。波浪警報が出ていて、高波に警戒が必要となる。
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5日6時現在、中心気圧925ヘクトパスカルで小笠原近海を北上
気象庁が5日6時45分に発表した台風情報によると、台風27号は5日6時の時点で小笠原近海にあり、北へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。大きさは「大型」、強さは「非常に強い」に分類される。
中心から東側220キロ、西側165キロ以内は、風速25メートル以上の暴風域だ。風速15メートル以上の強風域は東側850キロ、西側560キロと広い。
気象庁の区分では、最大風速が44メートル以上54メートル未満の台風を「非常に強い」と呼ぶ。50メートルは、一つ上の「猛烈な」まであと4メートルの強さにあたる。
ただし、中心が通るのは小笠原諸島から離れた東の海上だ。5日6時の中心位置(北緯24.7度、東経146.7度)は、父島から500キロあまり離れていた。気象庁の予報では、5日18時の予報円の中心でも父島との距離は約380キロあり、5日3時を基準にした気象庁の確率予報でも、小笠原諸島が暴風域に入る確率は0%となっている。
警戒の中心は、風より波だ。
小笠原諸島は6日にかけて8メートルの大しけ
気象庁は小笠原諸島に波浪警報と強風注意報を出している。5日5時発表の予報では、小笠原諸島の波の高さは5日が「6メートル後8メートル うねりを伴う」、6日が「8メートル後4メートル うねりを伴う」。波が6メートルを超えると、海は大しけと呼ばれる状態になる。
時系列の予報を見ると、波が8メートルに達するのは5日昼過ぎから6日未明にかけてだ。6日の明け方からは少しずつ下がり、6日夜には4メートルまで落ち着く見込みとなっている。
風は、北の風が5日のうちに強まり、後に「非常に強く」吹く予報だ。最大風速は5日夕方から6日未明にかけて20メートルの予想。ウェザーニュースは、最大瞬間風速が30メートル近くに達するおそれがあるとして、飛来物や倒木、停電に注意を呼びかけている。
雨は、1時間に最大20ミリ、6日朝6時までの24時間で60ミリの予想。ウェザーニュースによると、中心が東の海上を進むため、雨の影響は風や波に比べて小さい見込みだ。
島の交通は、台風が来る前に手を打っていた。小笠原海運は10月1日、台風27号の影響を理由に、6日15時に父島を出る予定だった「おがさわら丸」の便を2日早め、4日15時の父島発に変えると発表した。東京には5日15時に着く予定としている。
1日にマリアナ諸島で発生、4日には925ヘクトパスカルまで発達
台風27号が発生したのは、10月1日3時だった。場所はマリアナ諸島で、発生後はしばらく西へ進んでいた。
その後、北へ向きを変えながら勢力を強める。佐賀新聞によると、4日21時の時点で中心気圧は925ヘクトパスカルまで下がり、最大風速は50メートルの「非常に強い」勢力に達していた。発生から4日足らずで、中心気圧が925ヘクトパスカルの台風に育ったことになる。
実は、10月1日は台風26号が八丈島の東を北東へ進んでいた日でもあった。日本の南の海上では、2つの台風が相次いで北上したことになる。
台風27号の後ろにも、次の熱帯低気圧が控える。気象庁は5日6時現在、マーシャル諸島にある熱帯低気圧が6日6時までに台風になると予想している。台風になれば28号と呼ばれ、9日ごろには南鳥島近海まで進む見込みだ。
今後の進路と勢力の見通し
気象庁の5日6時45分発表の予報をもとに、今後の見通しを表にまとめた。予報の時刻が先になるほど、予報円は大きくなる。
| 予報の日時 | 予想される位置 | 中心気圧 | 最大風速(最大瞬間風速) | 強さ |
|---|---|---|---|---|
| 5日18時 | 小笠原近海 | 925ヘクトパスカル | 50メートル(70メートル) | 非常に強い |
| 6日6時 | 小笠原近海 | 935ヘクトパスカル | 45メートル(65メートル) | 非常に強い |
| 7日3時 | 日本の東 | 950ヘクトパスカル | 40メートル(60メートル) | 強い |
| 8日3時 | 千島の東 | 964ヘクトパスカル | 30メートル(45メートル) | 温帯低気圧に変わる予想 |
5日夕方までは925ヘクトパスカルを保ち、北北西へ進む。6日以降は北へ、さらに北北東へと向きを変えながら速度を上げ、7日3時には日本の東で時速40キロに達する予想だ。8日3時には千島の東で温帯低気圧に変わる見込みとなっている。
本州に上陸する進路ではない。
それでも、離れた場所に影響が及ぶ。台風から届くうねりは、遠くの海岸にも高い波をもたらすからだ。気象庁は伊豆諸島南部について、6日にかけて波浪警報を出す可能性があるとしている。ウェザーニュースも、本州の太平洋側でうねりを伴う高波に注意が必要だと伝えた。
海岸や港には近づかないで
うねりを伴う高波は、風が弱く見えるときでも突然打ち寄せる。小笠原諸島では6日にかけて、海岸や港の周辺に近づかないことが身を守る基本だ。強い北風で物が飛ばされることもあるため、屋外の物は片付けておきたい。
本州の太平洋側でも、釣りやサーフィンなどで海に出る予定がある人は注意が要る。台風が離れていても、うねりによる高い波が数日残る場合がある。
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台風の位置や予報は、数時間ごとに更新される。この記事の数値は5日6時45分発表の台風情報と、5日5時発表の小笠原諸島の予報にもとづくもので、進路や強さは今後変わる場合がある。お住まいの地域の警報・注意報と台風の最新の見通しは、気象庁が発表する台風情報や自治体の情報で必ず確認してほしい。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]











































































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