台風28号ノロ・29号コグマが5日に発生、27号チョーイワンとトリプル台風に 今後の進路と気象庁の最新情報

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5日9時、ハリケーン「ノロ」が日付変更線を越えて台風28号に変わり、同じ時刻にマーシャル諸島で台風29号(コグマ)が発生した。北上中の台風27号(チョーイワン)と合わせ、日本の南東の海上には3つの台風が並ぶ。27号の影響で伊豆諸島は6日夜遅くにかけて、関東の海上は7日明け方にかけて大しけの予想で、28号と29号は西寄りに進み、10日からの3連休ごろに小笠原諸島や日本の東へ近づく見込みだ。
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5日9時、28号と29号が同時に発生
台風28号は、もともとハリケーン「ノロ(Nolo)」だった。9月にメキシコ沖で発生した熱帯低気圧が太平洋を西へ進み、ハワイ近海でハリケーンになったものだ。5日9時に西へ進んで日付変更線を越え、日本の気象庁が担当する海域に入ったことで、台風として扱われるようになった。こうした台風は「越境台風」と呼ばれる。日本気象協会によると、越境台風は2023年8月の台風8号(ドーラ)以来、3年ぶりとなった。
名前は台風になっても「ノロ」のまま引き継がれる。西経側から入ってきた台風は、アメリカ側で付けられたハリケーンの名前をそのまま使う決まりがあるからだ。
同じ5日9時、マーシャル諸島では熱帯低気圧が台風29号に変わった。名前の「コグマ(Koguma)」は日本が提案した呼び名で、こぐま座が由来となる。日本が出した台風の名前は、いずれも星座の名前からとられている。
この2つが加わり、5日の時点で27号から29号まで3つの台風が同時にある状態になった。日本気象協会は6日朝の解説で、10月に3つの台風が同時にあるのは5年ぶりだと伝えている。
27号は「強い」に弱まり、関東は7日にかけて大しけ
先に北上していた27号は、少しずつ勢力を落としている。気象庁の6日6時45分発表の台風情報によると、27号は6日6時の時点で小笠原近海にあり、北へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。大きさは「大型」で、強さは「強い」だ。
前日の5日朝は、中心気圧925ヘクトパスカル、最大風速50メートルの「非常に強い」勢力だった。1日で強さの区分が一段下がったことになる。
それでも、暴風域は東側280キロ、西側165キロに広がる。27号は6日18時に日本の東へ進み、速度を上げながら北北東へ向かう予想で、8日3時には千島の東で温帯低気圧に変わる見込みとなっている。本州に上陸する進路ではない。
問題は波だ。
日本気象協会の6日朝の解説によると、小笠原諸島では6日夕方にかけて、伊豆諸島では6日昼過ぎから夜遅くにかけて、関東の海上では6日夕方から7日明け方にかけて、うねりを伴う大しけになる見込みだ。6日の予想される波の高さは、小笠原諸島で7メートル、関東と伊豆諸島で6メートル。7日も関東は6メートル、伊豆諸島は5メートルの予想が続く。東京都の伊豆諸島南部(八丈町・青ヶ島村)と小笠原諸島には、6日朝の時点で波浪警報が出ている。
28号は勢力を落としながら西へ、29号は発達して南鳥島近海へ
3つの台風の6日朝時点の状況を、気象庁の発表をもとに表にまとめた。
| 台風 | 実況の時刻 | 位置 | 中心気圧 | 最大風速(最大瞬間風速) | 強さ | 進み方 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 27号(チョーイワン) | 6日6時 | 小笠原近海 | 950ヘクトパスカル | 40メートル(60メートル) | 大型で強い | 北へ時速20キロ |
| 28号(ノロ) | 6日6時 | ウェーク島近海 | 960ヘクトパスカル | 45メートル(65メートル) | 非常に強い | 西へ時速25キロ |
| 29号(コグマ) | 6日3時 | マーシャル諸島 | 1000ヘクトパスカル | 18メートル(25メートル) | ― | 北北西へゆっくり |
28号は、台風になった5日9時に中心気圧960ヘクトパスカル、最大風速45メートルで、5日15時には950ヘクトパスカル、50メートルまで発達した。ウェザーニュースによると、非常に強い勢力ながら大きさは比較的小さい台風だという。6日朝には960ヘクトパスカルまで弱まり、この先も西へ進みながら勢力を落とす予想だ。気象庁の6日7時発表の予報では、7日6時に980ヘクトパスカル、8日3時に南鳥島近海で985ヘクトパスカル。その後は北寄りに向きを変え、10日3時には日本の東に達する見込みとなっている。
29号は、逆の動きをする。
発生直後の29号は、中心気圧1000ヘクトパスカルとまだ弱い。気象庁の6日4時25分発表の予報によると、北西へ進みながら発達し、8日3時にウェーク島近海で985ヘクトパスカル、9日3時には南鳥島近海で970ヘクトパスカルの「強い」勢力になる。10日3時には955ヘクトパスカル、最大風速40メートルまで発達する予想だ。
小笠原諸島は3連休以降に影響のおそれ
気になるのは、28号と29号がこの先どこへ向かうかだ。
日本気象協会が気象庁の台風進路予測図をもとに解説したところでは、28号は進路を西寄りに変え、Uターンするような動きを予想するモデルが多い。29号は27号と似た進路をとり、日本の東を進むと予想するモデルが多いという。同協会は、小笠原諸島では10日からの3連休以降に影響を受けるおそれがあるとしている。
ウェザーニュースは、29号の進路について、小笠原諸島に近づいた後に本州の東を離れて通過する計算結果がある一方、伊豆諸島付近まで近づく計算結果もあると伝えた。どこまで本州に近づくかは、まだ不確実性が大きい段階だ。
台風同士が近づくと、互いの進路に影響し合うこともある。日本気象協会は5日の解説で、離れた所を進む28号と29号の距離が次第に縮まる可能性を挙げ、進路の予想が変わりやすくなる点に注意を呼びかけていた。
1月から10月まで毎月発生、今年は台風の多い年
今年は台風の数そのものが多い。日本気象協会によると、年間の発生数が28個以上になるのは2019年以来7年ぶり。1月から10月まで毎月台風が発生したのは、統計のある1951年以降で1965年、2015年、今年の3回しかない。
ウェザーニュースによると、9月末までの累計は平年より7個ほど多い。10月の発生数の平年値は3.4個で、今月はすでに3つ目の台風が生まれた。秋の台風は進む速さが増すことが多く、同社は早めの備えを呼びかけている。
台風が遠くにあっても、うねりは届く。天気が穏やかに見えるときでも急に高い波が打ち寄せることがあるため、波浪警報や注意報が出ている間は、釣りやサーフィン、海の様子を見に行くことは避けたい。
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この記事の6日朝の数値は、気象庁が6日4時25分から7時に発表した台風情報にもとづく。次の台風情報は6日10時30分に出る予定で、進路や強さは今後変わる場合がある。お住まいの地域の警報・注意報と最新の見通しは、気象庁の台風情報や自治体の情報で必ず確認してほしい。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]








































































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