台風28号(ノロ)、11日午後3時に熱帯低気圧に変わる 台風29号(コグマ)の今後の進路は

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台風28号(ノロ)は、きのう11日15時に日本の東の海上で熱帯低気圧に変わった。一方の台風29号(コグマ)は、12日3時の時点で小笠原近海を北へ進む「非常に強い」台風だ。気象庁の予報では、12日のうちに「強い」勢力に弱まり、北東へ向きを変えて15日3時には日本のはるか東で温帯低気圧に変わる見込み。本州には近づかない見込みだが、小笠原諸島や太平洋側の沿岸ではうねりを伴う高波に注意が要る。
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28号は11日15時、日本の東で熱帯低気圧に
気象庁は11日15時45分に発表した台風情報で、台風28号が15時に熱帯低気圧に変わったと伝えた。
熱帯低気圧になった時点の中心は北緯32度、東経146度の日本の東。中心気圧は1004ヘクトパスカルで、北へゆっくり進んでいた。日本の天気に影響を与える位置ではない。
事前の見立てとは、少し違う形での幕引きとなった。
ウェザーニュースは10日の段階で、28号は温帯低気圧に変わると予想していた。実際には、北の冷たい空気と混ざって性質が変わる「温帯低気圧」ではなく、勢力が衰えて最大風速が台風の基準(約17メートル)を下回る「熱帯低気圧」として台風の扱いを終えている。どちらも台風ではなくなる点は同じだが、仕組みは別物だ。
ハリケーンから台風になった「越境台風」
28号は、もともと東部太平洋で生まれたハリケーン「ノロ(Nolo)」だった。
西日本新聞によると、ノロは9月13日に東部太平洋で発生した。いったん勢力を落とした後、9月23日にハワイの南で再び熱帯暴風雨になり、24日にハリケーンへ発達。その後、10月5日9時に日付変更線を越えて日本の気象庁が受け持つ海域に入ったことで、台風28号として数えられるようになった。
こうした台風は「越境台風」と呼ばれる。日本気象協会によると、越境台風は2023年8月の台風8号以来、3年ぶりとなった。名前はアメリカ側で付けられた「ノロ」がそのまま引き継がれている。
台風になってからの28号は、非常に強い勢力で西寄りに進み、やがて北へ向きを変えながら少しずつ力を落としていった。台風として過ごした期間は、5日9時から11日15時までの約6日間だった。
29号は12日3時、小笠原近海を北へ 「非常に強い」勢力
残る台風29号(コグマ)は、まだ勢力を保っている。
気象庁が12日3時45分に発表した情報によると、29号は12日3時に小笠原近海の北緯27.1度、東経147.3度にあり、北へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、強さの区分は「非常に強い」。中心から半径110キロ以内が、風速25メートル以上の暴風域となっている。
29号は10月5日9時、マーシャル諸島で台風28号と同じ時刻に発生した。名前の「コグマ(Koguma)」は日本が提案したもので、こぐま座に由来する。発生直後は中心気圧1000ヘクトパスカル、最大風速18メートルで、勢力はまだ小さかったが、北西へ進みながら発達し、11日15時の時点では「非常に強い」勢力になっていた。
29号は北東へ向きを変え、15日に温帯低気圧になる予想
この先の29号は、本州から離れた海上を進む見込みだ。
気象庁の12日3時45分発表の予報をまとめると、次のようになる。
| 予報の日時 | 予想される位置 | 中心気圧 | 最大風速 | 強さ |
|---|---|---|---|---|
| 12日15時 | 小笠原近海 | 960ヘクトパスカル | 40メートル | 強い |
| 13日3時 | 日本の東 | 970ヘクトパスカル | 35メートル | 強い |
| 14日3時 | 日本のはるか東 | 980ヘクトパスカル | 30メートル | ― |
| 15日3時 | 日本のはるか東 | 984ヘクトパスカル | 23メートル | 温帯低気圧 |
12日のうちに「強い」へ一段弱まり、13日にかけて北北東、14日以降は北東へ速度を上げて遠ざかる。15日3時には温帯低気圧に変わる予想となっている。
ウェザーニュースは、29号の中心は小笠原諸島から離れて通る可能性が高いとし、小笠原諸島の東に達した後は偏西風に乗って北から北東へ向きを変え、本州には近づかないとの見方を示した。本州の天気への影響は、ほとんどない見込みだ。
天気は崩れなくても、沿岸はうねりに注意
気をつけたいのは波だ。
ウェザーニュースによると、29号が本州の南東の海上を通ることに加え、高気圧との間で気圧の差が大きくなり、海上の風が強まる。小笠原諸島では29号が近づく12日にかけて波が高くなる見込みで、伊豆諸島では3メートル前後の高波になる所がある。関東の太平洋沿岸などでも、波の高さが2メートルを超える予想だという。
台風が遠くにあっても、うねりは長い距離を伝わってくる。晴れて穏やかに見える日でも、急に大きな波が打ち寄せることがある。3連休最終日のきょう12日に海へ出かける人は、釣りやサーフィン、波打ち際に近づくことは控えたい。
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この記事の29号の数値は、気象庁が12日3時45分に発表した台風情報にもとづく。台風情報は定期的に更新され、進路や強さの予想は変わることがある。お住まいの地域の警報・注意報と最新の見通しは、気象庁の台風情報や自治体の発表で確認してほしい。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

















































































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