ジョーダン・スピース、7年ぶり来日の新宿トークショーで「日本の観客は特別」 6日の会見では、ベイカレントは「自分の今の状態」を知る機会と語る

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米ツアー通算13勝のジョーダン・スピース(33)=米国=が5日、東京・新宿のトークショーで「日本の観客が特別だから」とベイカレントクラシック出場の理由を語った。きのう6日の会見では、過去2年は手術と調整で出られなかったと明かし、「自分の今の状態」を知る機会だと話した。大会は8日に開幕する。
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新宿のトークショーは完売、約50分でファンと交流
スピースが姿を見せたのは5日、ゴルフ5フラッグシップストア新宿店(Alpen TOKYO)だった。ゴルフ総合サイトALBA Netによると、アンダーアーマーが主催したトークショーのチケットは完売。約50分にわたり、ファンから事前に寄せられた質問に答えた。
日本でのプレーは、前身大会の2019年ZOZOチャンピオンシップ以来となる。久しぶりの来日について、スピースは「7年ぶりだけど、そんなに長いと感じなかった。日本に来られてうれしい。これは最後の来日では決してないよ」と笑顔で話した。
出場を決めた理由を問われると、答えはシンプルだった。
「日本の観客が特別だから」
続けて「3層、4層にもなって応援してくれるし、ゴルフが好きでトーナメントに来てくれるし、ショットのリアクションもいい。プレーできることが楽しみだよ」と、日本のギャラリーの印象を言葉にしている。キャリアの目標を聞かれると「また世界一になること」と即答し、会場のファンはスマホを向けたりメモを取ったりしながら耳を傾けた。
会見で明かした「自分の今の状態」を知るための参戦
翌6日には、大会会場の横浜カントリークラブで公式会見に臨んだ。スポーツ報知によると、スピースは「今回プレーすることをとても楽しみにしていた」と切り出し、7年ぶりの参戦を決めた経緯をこう説明している。
「2年前は手術があったり、去年はスイングなどの調整に時間を使っていたので出場できなかった。もちろん勝ちたい気持ちもあるが、素晴らしい選手たちとプレーすることもそうだし、このような難しいコースでプレーすることで、自分の今の状態やオフシーズンで何をしなくてはいけないかを知れる機会になると思った」
「2年前の手術」は、2024年8月に受けた左手首の手術を指す。長く抱えてきた手首の故障を手術で治し、翌2025年はスイングの組み立て直しに時間を割いてきた。
ALBA Netによると、秋のフォールシリーズで出場するのはこの1試合だけ。日本での4日間を終えれば、来季に向けたオフに入る予定だという。トークショーで語った「観客」と、会見で語った「状態の確認」。2つの理由は、シーズン最後の1試合を日本で迎える選択につながっていた。
「すでに5ポンド太った」日本の食と芝への手応え
会見では、日本での滞在ぶりも明かした。前夜は寿司を食べたといい、「すでに5ポンド(約2キロ)太ってしまった。食べることを止められない」と苦笑い。報知によると、日本での滞在を「ポジティブなことしかない」と表現し、「ゴルフ場の外でもみなさん優しいし、食事もおいしいし、とてもきれい」と日本の印象を語っている。
コースについては、みんなのゴルフダイジェストが会見の詳しい中身を伝えた。約4週間のオフを経て来日したスピースは、フェアウェイのゾイシア芝(高麗芝の一種)について「実は私が普段アメリカで練習しているコースの芝と似ていて違和感がない」と話した。
一方で警戒したのがグリーンだ。
「グリーンは非常に速く、傾斜が強い。フェアウェイから正確なセクションに打たなければならず、外せばスピードと傾斜のせいで寄せるのが非常に困難になる」と分析し、前半の9ホールのほうが後半より「1〜2打やさしい」との見立ても示した。オフはショートゲームを磨き、この大会から新しいボールを使う予定で、「スウィングの修正ではなく、スコアメイキングに集中できている」と語っている。
7年前の記憶も、まだ鮮やかに残る。2019年大会については「アメリカでタイガー・ウッズと回っているような熱狂で、大雨の木曜朝なのにフェアウェイが何重もの人垣で埋まっていた」と振り返った。トークショーで口にした「3層、4層」の応援は、このときの光景と重なる。
14年愛用のアンダーアーマーと「三銃士」の練習ラウンド
トークショーでは、14年間愛用するアンダーアーマーへの思いも熱く語った。「制限がゼロ。フィット感が大事で快適に過ごしたいけれど、カッコ良くもあってほしい。自分が何を着ているとか考えずにゴルフに集中できる」。アンダーアーマーからは、スピースの名前を冠したツアーキャップも出ている。
6日の練習ラウンドでは、リッキー・ファウラー、ジャスティン・トーマス(ともに米国)と同じ組で回った。みんなのゴルフダイジェストによると、3人そろっての練習ラウンドは「本当に久しぶり」だとスピースは明かし、組の後ろには大勢のギャラリーが続いた。2011年に高校を卒業したスピースとトーマスはジュニア時代からの親友で、ファウラーを含めた3人とも、日本が大好きだという。
初日は午前9時18分、10番からミンウ・リー、イム・ソンジェと
大会は8日から11日までの4日間、横浜カントリークラブ(7322ヤード、パー71)で行われる。予選カットはなく、72人が4日間を戦う。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | ベイカレントクラシック Presented by LEXUS |
| 日程 | 10月8日(木)〜11日(日) |
| 会場 | 横浜カントリークラブ(7322ヤード、パー71) |
| 賞金総額 | 800万ドル |
| スピースの初日 | 午前9時18分、10番から(ミンウ・リー、イム・ソンジェと同組) |
| スピースの実績 | 米ツアー通算13勝(メジャー3勝)、元世界ランク1位 |
スピースが最後に米ツアーで勝ったのは、2022年4月のRBCヘリテージ。手首の手術を乗り越えた今、横浜で4年ぶりの勝利を目指す。同じ大会には、横浜で初優勝を狙う松山英樹も出場する。
関連記事:松山英樹、8日開幕のベイカレントクラシックへ「この横浜では優勝したことがないので。ぜひ、いいプレーをしたいなという思いです。」
トークショーの最後、スピースは「ぜひトーナメントに来てほしい。天気が良さそうだし、世界中からいい選手がそろっていて、いい一週間になると思う。とても楽しみにしているよ」とファンに呼びかけた。7年前、雨の中でフェアウェイを埋めた日本の観客の前で、今の自分がどこまで戦えるか。その答えは4日間のスコアが示す。
[文/構成 by スポーツライター 南條楓]










































































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