停電時の明かりは何個必要?一人暮らしのライト・ランタン・防災ラジオの選び方

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夜に停電すると、部屋の中は思っていた以上に真っ暗になります。スマホのライトで足元を照らしながら、懐中電灯を探し回った経験がある人もいるはずです。
一人暮らしでは、明かりを持ってきてくれる家族も、外の様子を教えてくれる人もいません。停電への備えで最初に手をつけたいのは、明かりと情報の2つなのです。
10月は台風シーズンの後半にあたり、強い風で電線が傷んで停電が起きることもあります。ライト・ランタン・防災ラジオを何個そろえ、どう選び、どこに置けばいいのか。一人暮らし向けに順番に整理しました。
停電で一人暮らしが困るのは「明かり」と「情報」
停電中にスマホを明かり代わりにすると、そのぶん電池が減っていきます。停電が長引けば充電できる場所も限られるため、スマホの電池は連絡と情報集めのために残しておきましょう。
テレビが映らなくなり、Wi-Fiルーターも止まると、ネットで情報を得る手段は細くなります。基地局側の停電が長引いた地域では、携帯電話がつながりにくくなった例もありました。
こうした場面で頼りになるのが、電池で動くライトとラジオ。防災グッズ全体の土台は、こちらの記事で確認してください。
関連記事:一人暮らしの防災グッズ|最低限これだけは揃えたい必需品リスト【2026年版】
停電時の明かりは何個必要?役割で3つに分ける
明かりは「何個」より「何に使うか」で考えると、そろえる数が決まります。一人暮らしなら、次の役割ごとに1つずつ用意しておけば、たいていの場面に対応できます。
懐中電灯は光が一方向に集まるため、部屋全体を明るくするのは得意ではありません。反対にランタンは周りを広く照らせますが、暗い廊下や玄関で足元を確かめる用途には向きません。性格の違う2種類を組み合わせるのが基本です。
3つそろえても、置き場所はそれほど取りません。収納が限られる部屋なら、ラジオとライトが一体になった機種も検討してみてください。
懐中電灯の選び方|手元と足元を照らす1本
懐中電灯は、明るさ、電池の種類、持ちやすさの3点を見て選んでください。
明るさはルーメン(lm)という単位で表示されています。家の中で足元を照らすくらいなら、極端に明るいモデルでなくてもかまいません。明るさを切り替えられるタイプを選べば、弱い光で電池を長く持たせる使い方もできます。
電池は、単3形など手に入りやすいサイズにそろえておくと、ランタンやラジオと予備を使い回せます。充電式は便利な反面、停電中は充電できません。乾電池でも動くタイプを選ぶか、電池式を1本別に持っておきましょう。
着替えや片付けで両手を使いたい場面では、頭につけるヘッドライトが便利です。誰かにライトを持ってもらえない一人暮らしなら、1つあると作業がずいぶん楽になります。
LEDランタンの選び方|部屋全体を照らす1台
停電中の部屋の明かりには、LEDランタンを選びましょう。テーブルに置いたり、フックに吊るしたりすれば、食事や身の回りの片付けがしやすくなるはずです。
選ぶときは、明るさの段階切り替えと連続点灯時間を確かめてください。連続点灯時間は商品ごとに表示があり、明るさを落とすほど長くなるのが一般的です。
光の色で選ぶなら、白っぽい昼白色か、オレンジがかった電球色か。手元の作業には昼白色、夜に落ち着いて過ごすなら電球色が向いています。どちらか迷うなら、両方を切り替えられる機種にしておけば困りません。
明かりの代わりに、ろうそくやキャンドルを使うのは避けてください。消防研究センター(総務省消防庁)は、地震後の火災防止の注意喚起で、明かり取りの目的でろうそく等の裸火を極力使用しないよう呼びかけました。物が散らかった部屋では、倒れた火が燃え移りやすくなるためです。
防災ラジオの選び方|電源の種類とワイドFM
停電中はテレビが映らず、スマホの電池も節約したい。そんなときの情報源になるのがラジオです。電池で動くラジオなら、停電や交通、避難の情報を聞き続けられます。
まずは電源の種類を確かめてください。乾電池、USB充電、手回し、ソーラーと方式はいくつかあり、複数に対応したモデルを選べば、どれかが使えなくなっても聞き続けられます。手回しは回し続ける手間がかかるため、乾電池でも動くかを買う前に見ておきましょう。
もうひとつの目安が「ワイドFM対応」の表示です。ワイドFM(FM補完放送)は、AMラジオの番組をFMの電波でも聞けるようにした仕組みで、総務省は難聴対策や災害対策を目的に、その中継局の整備を支援してきました。対応したラジオなら、聞ける局の選択肢が広がります。
スマホを充電できる機能つきのラジオもあります。ただ、手回しで得られる電力は多くありません。スマホの充電は緊急用と割り切り、普段はモバイルバッテリーを使うのが現実的です。暗い中でも操作できるよう、ボタンやダイヤルが大きく、触って分かるものを選んでください。
置き場所と電池の管理|暗闇でも手が届くように
停電は、寝ているあいだに起きることもあります。真っ暗な中で手探りでも届く場所に、ライトを決めて置いておきましょう。
電池を入れたままにしておくと、液漏れで機器が使えなくなることがあります。長く使わない機器は電池を抜いて別に保管し、季節の変わり目に一度、点灯と受信を確かめてください。
外出先で停電や足止めにあったときの備えは、持ち歩き用の防災ポーチにまとめておくと安心できます。
関連記事:防災ポーチの中身リスト|女性も最低限でOK・100均で揃う持ち歩きセット
停電中と復旧時に気をつけたいこと
明かりを確保したら、電気が戻ったときの火災にも気を配ります。消防庁は「通電火災」への注意として、停電中は電気機器のスイッチを切って電源プラグをコンセントから抜くこと、家を離れるときはブレーカーを落とすことを呼びかけました。
電気が戻ったあとは、機器やコードが傷んでいないか、近くに燃えやすいものがないかを確かめてから使い始めてください。煙など異常に気づいたら、すぐにブレーカーを落として消防へ連絡します。
停電が長引いて、スマホやライトの充電を続けたい場合は、ポータブル電源も選択肢に入ります。容量の目安は、こちらで詳しく比べました。
関連記事:一人暮らしの停電対策に|防災ポータブル電源の容量目安と選び方【2026年版】
建物によっては、停電で給水ポンプが止まり、水道が使えなくなる場合もあります。トイレを流せないときの備えも、あわせて確認しておいてください。
関連記事:一人暮らしの携帯トイレは何回分必要?簡易トイレの選び方と断水時の使い方
まとめ|まずは枕元の1本から
停電への備えの基本は、手元を照らす懐中電灯、部屋を照らすランタン、情報を得るラジオの3つでした。電池のサイズをそろえ、置き場所を決めておけば、夜中の停電でも慌てずに動けます。
一度に全部そろえようとすると、出費もかさみます。今夜、枕元にライトを1本置くところから始めてみてください。そのほかの防災グッズは、こちらの一覧から必要なものを選べます。
関連記事:一人暮らしの防災グッズ|最低限これだけは揃えたい必需品リスト【2026年版】
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]











































































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