村上宗隆、地区シリーズ第2戦で右前適時打 この日の成績は4打数1安打1打点、ホワイトソックスは2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手

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ホワイトソックスの村上宗隆(26)が現地時間10月5日(日本時間6日)、敵地クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われたア・リーグ地区シリーズ第2戦のガーディアンズ戦に「4番・一塁」で先発し、4打数1安打1打点だった。0-2の4回無死一、二塁で右前へ適時打を放ち、チームの反撃の口火を切った。ホワイトソックスは6回に逆転して4-3で勝ち、5回戦制のシリーズを2連勝。2005年以来21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
4回無死一、二塁、フルカウントから160キロを右前へ
ホワイトソックスは初回から追いかける試合になった。オープナーのアンソニー・ケイが1死二、三塁のピンチを招き、17球で降板。2番手のショーン・ニューカムがジョー・アデルを敬遠して満塁とした後、投ゴロを一塁へ悪送球し、2点を先制された。今ポストシーズン4試合目で、ホワイトソックスが先に点を奪われたのはこれが初めてだった。
村上の第1打席は初回2死一塁。ガーディアンズの先発ギャビン・ウィリアムズに2球で追い込まれ、4球目のスイーパー(横に大きく曲がるスライダー)を見送って三振となった。ウィリアムズは今季14勝を挙げ、ア・リーグ最多の248奪三振を記録した右腕だ。この日も5回までに11三振を奪い、ホワイトソックス打線を力で押さえ込んでいた。
流れを変えたのは4回の第2打席だった。先頭のカイル・ティールが中前打、ミゲル・バルガスが四球で続き、無死一、二塁。村上は99.5マイルと100.3マイルの直球2球に空振りして追い込まれたが、そこからボール球を3つ見極めてフルカウントに持ち込む。6球目、内角の99.5マイル(約160キロ)の直球を引っ張った打球は、打球速度106.4マイル(約171キロ)の強いゴロとなって一、二塁間を抜けた。二塁走者のティールが生還し、1点差に迫る適時打となった。
村上は一塁上でベンチに向かって両拳を突き上げた。敵地のブーイングの中で放った一打で、ホワイトソックスのこの試合の初得点となる。
| 打席 | イニング・場面 | 相手投手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1打席 | 1回表 2死一塁 | ギャビン・ウィリアムズ | 見逃し三振 |
| 第2打席 | 4回表 無死一、二塁 | ギャビン・ウィリアムズ | 右前適時打(1打点) |
| 第3打席 | 6回表 無死一塁 | エリック・サブロウスキー | 二ゴロ(走者は二塁へ) |
| 第4打席 | 8回表 無死走者なし | ショーン・アームストロング | 一ゴロ |
6回の二ゴロが逆転へつながった
6回、先頭のバルガスが左前打で出ると、ガーディアンズのスティーブン・ボート監督はウィリアムズを降ろし、左腕のエリック・サブロウスキーを村上にぶつけてきた。村上は初球のスライダーを打って二ゴロに倒れたが、一塁走者のバルガスは二塁へ進む。
この進塁が生きた。続く代打ランドル・グリチックが四球を選び、代打トミー・ファムの打席ではサブロウスキーの暴投で走者がそれぞれ進塁。ファムは左飛に倒れたが、2死二、三塁と好機は続いた。ここで23歳の新人ブレイデン・モンゴメリーが右翼線へ2点二塁打を放ち、3-2と試合をひっくり返した。さらにチェイス・マイドロスも右前適時打で続き、この回3点。4-2とリードを広げた。
8回の第4打席は先頭で入り、右腕ショーン・アームストロングの初球を打って一ゴロだった。
投手陣は継投でしのいだ。3回途中から登板したショーン・バークが5回1/3を1安打1失点、6奪三振と好投して勝利投手になる。8回2死一塁からはグラント・テイラーが登板し、アデルに適時三塁打を浴びて1点差に迫られたものの、9回を三者凡退に抑えてセーブを挙げた。試合時間は3時間6分、観衆は3万2050人だった。
村上「最低でもランナーを進めたかった」
適時打の場面について、村上は試合後にこう語った。「チャンスだったんで。なんとか1点欲しかったですし、最低でもランナーを進めたかったので最高の結果になって良かったです」。
NHKのインタビューでは「ああいう1点が大事。打点を挙げられて良かった」と自身の一打を振り返った。今ポストシーズン5試合目で初めて本拠地シカゴで戦う第3戦については「楽しみです」と話している。
この一打で、村上はポストシーズン2試合連続の打点となった。現地10月3日(日本時間4日)の第1戦では、4回に左腕パーカー・メシックから飛距離440フィート(約134メートル)の先制2ランを放ち、4打数2安打2打点。チームは3-0で先勝していた。
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ワイルドカードシリーズを含めたポストシーズン4試合の通算成績は、16打数4安打の打率2割5分、1本塁打4打点。4試合のうち3試合で打点を挙げている。8三振と空振りも目立つが、勝負どころで走者をかえす打撃が続く。レギュラーシーズンは127試合で35本塁打を放ち、メジャー1年目で初めてのポストシーズンに臨んでいる。
2連勝の裏にある「下克上」の流れ
ホワイトソックスはレギュラーシーズンを84勝78敗で終え、ア・リーグ中地区2位だった。地区優勝したガーディアンズ(85勝77敗)とは1ゲーム差。ポストシーズンには第6シードで進んだ。
ワイルドカードシリーズでは第3シードのアストロズに敵地で2連勝。地区シリーズでも第2シードのガーディアンズを敵地で2度破り、ポストシーズンは無傷の4連勝となった。
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ほんの2年前、チームはどん底にいた。2024年にメジャーワーストの121敗を喫し、2025年まで3年連続で100敗以上。そこから1年で、ワールドシリーズを制した2005年以来のリーグ優勝決定シリーズまであと1勝に迫る。
勝ち方にも特徴がある。ウィル・ベナブル監督はこの日、オープナーのケイを初回途中で降ろし、早い回から継投に入った。救援陣が2試合続けてガーディアンズ打線を抑え込み、打線は少ない好機を確実に得点に変えている。
第3戦は日本時間8日、本拠地シカゴで
第3戦は休養日を挟み、現地時間10月7日午後3時(日本時間8日午前5時)からホワイトソックスの本拠地シカゴのレート・フィールドで行われる。勝てばホワイトソックスのシリーズ突破が決まる。第4戦も同じくシカゴで現地8日(日本時間9日)、第5戦にもつれた場合はクリーブランドで現地10日(日本時間11日)に予定されている。
ホワイトソックスは第3戦の先発に左腕ニューカムを立てる。第2戦では初回途中から2回を投げており、中1日でのマウンドだ。ガーディアンズは第2戦の時点で第3戦の先発を明らかにしていなかったが、10月7日時点のMLB公式の試合情報では右腕ダニエル・エスピーノが予告先発として登録されている。エスピーノはオープナーとして短いイニングを投げる見込みと伝えられている。
守護神のテイラーは、敵地での2勝は簡単ではないとしたうえで、水曜日にシリーズを決める可能性を持ってレート・フィールドに戻るのは楽しみだと語った。ガーディアンズのスティーブン・クワンは、今季は多くの逆境があり、昨季もそうだったと話し、慌てる状況ではないとの考えを示した。
村上が本拠地のファンの前でポストシーズンの打席に立つのは、この第3戦が初めてになる。地区シリーズ2試合で8打数3安打3打点。シカゴで、シリーズ突破を決める一打が待たれる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]








































































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