村上宗隆、地区シリーズ第1戦で134mの先制ホームラン 「完璧なホームランでした」

※この記事には、商品・サービスの広告リンクが含まれています。
時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ホワイトソックスの村上宗隆(26)が現地10月3日(日本時間4日)、敵地クリーブランドでのア・リーグ地区シリーズ第1戦に「4番・一塁」で出場し、4回に440フィート(約134メートル)の先制2ランを放った。ポストシーズン初本塁打で、4打数2安打2打点。チームはガーディアンズに3-0で勝ち、先勝した。試合後は「完璧なホームランでした」と振り返っている。第2戦は日本時間6日(火)午前6時開始予定だ。
↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓
0-0の4回、初球のシンカーを右翼席へ
試合が動いたのは、両軍無得点で迎えた4回だった。無死一塁で打席に入った村上は、ガーディアンズ先発の新人左腕パーカー・メシックが投じた初球、内角高めのシンカーを振り抜く。打球はガーディアンズファンで埋まった右翼席へ一直線に飛び込み、一塁走者ミゲル・バルガスとともに2人が生還した。
打球速度は112.2マイル(約181キロ)、打球角度は31度、飛距離は440フィート(約134メートル)。打った瞬間に本塁打と分かる当たりで、村上はゆっくりと歩き出し、一塁へ向かう途中で自軍ベンチに向かって何かを叫んでいた。
その中身を試合後の会見で問われると、日本語で「いや、もう汚い言葉でした」と答え、日米の報道陣が詰めかけた会見場は笑いに包まれた。
ワイルドカードシリーズを含めてポストシーズン3試合目でのうれしい1号。日本選手のポストシーズン本塁打は、大谷翔平の11本を最多に、村上で9人目となった。
初回にも中前打、ポストシーズン初のマルチ安打
一発の前から、バットは振れていた。初回2死一塁の第1打席では、カウント2-2から外角の球を中前へはじき返し、チーム初安打をマーク。4打数2安打2打点で、ワイルドカードシリーズでは8打数1安打1打点だった村上にとって、ポストシーズン初のマルチ安打となった。残る2打席は三振に倒れている。
一塁の守備でも見せ場をつくった。5回には味方投手のショートバウンドの送球をすくい上げ、チェイス・デローターの強い打球も落ち着いて処理した。
ホワイトソックスは7回、コルソン・モンゴメリーの左翼線への適時二塁打でカイル・ティールが生還し、3-0とリードを広げた。
| 回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ホワイトソックス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| ガーディアンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5投手で3安打12奪三振、2度の満塁をしのぐ
もっとも、ホワイトソックスは村上の2点だけで逃げ切ったわけではない。勝利を支えたのは、5人の継投だった。
先発のヘイゲン・スミスは最初の8人を打ち取ったが、3回2死から3連続四球で満塁のピンチを招く。ここで登板したブライアン・ハドソンがデローターを左直に打ち取り、無失点で切り抜けた。
4回にも2つの四球とトラビス・バザーナの二塁打で、再び2死満塁となった。ガーディアンズにとってはこの日初の安打だったが、ブライアン・ロッキオが右直に倒れ、またも得点は入らなかった。村上の2ランが飛び出したのは、その直前の4回表だ。
6回からは5番手のグラント・テイラーが最後まで投げ、4イニングを2安打無失点、6奪三振でセーブを挙げた。5投手で許した安打はわずか3本、奪った三振は12を数える。ガーディアンズの4番ジョー・アデルは4打席すべて三振に倒れた。
スティーブン・ボート監督は村上の2ランについて「悪い球ではなかったと思う。村上がうまく打った」と相手をたたえ、ホワイトソックスの継投にも「全員がすばらしい投球だった」と脱帽した。
「チームが一つになって」村上が語った手応え
試合後、地元テレビ局のインタビューに応じた村上は、本塁打について「もう、完璧なホームランでした」と自信をのぞかせた。続けて口にしたのは、自分の結果よりもチームの空気だった。
「チームが一つになって、みなが同じ方向を向いて、すごくいい雰囲気でやれてますし、本当にそれが一番です」
投手陣についても「ヒューストンでもすごくいいピッチングしてくれましたし、守っていて心強いと思います」と話し、ワイルドカードシリーズから続く好投に感謝した。
テレ東スポーツによると、村上は「これが全てですね」とも語り、「こうやってポストシーズンに出て、チーム一丸となって勝つというのが僕の目標」と、入団時から描いていた思いを明かしている。ウィル・ベナブル監督も、村上がチームのアイデンティティーを形づくる助けになったと評価した。
第2戦は日本時間6日午前6時、相手はG・ウィリアムズ
ホワイトソックスはワイルドカードシリーズでアストロズに2連勝し、5年ぶりに地区シリーズへ進んだ。レギュラーシーズン終盤から数えて直近11試合で9勝2敗と勢いは続く。対するガーディアンズは、ア・リーグ中地区をホワイトソックスに1ゲーム差で制した地区王者だ。
MLB公式サイトによると、5回戦制のシリーズで第1戦に勝ったチームが突破した割合は73%(160回中116回)。数字の上では、ホワイトソックスが一歩前に出た。
第2戦は現地5日(月)午後5時、日本時間6日(火)午前6時に同じプログレッシブ・フィールドで始まる予定だ。ガーディアンズはレギュラーシーズンで248奪三振を記録した右腕ギャビン・ウィリアムズが先発する。ホワイトソックスはベナブル監督が先発を明言していないが、エース格のショーン・バークが長いイニングを担う見込みとなっている。第3戦は現地7日(水)、舞台をシカゴに移して行われる。
関連記事:村上宗隆のホワイトソックス、5年ぶりの地区シリーズ進出
ヤクルト時代の村上を知る関係者の証言で、その素顔をたどった一冊も出ている。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]








































































コメントはこちら