竹田麗央、ビュイックLPGA上海で今季自己最高の単独4位 終盤に伸ばせず「悔しい」

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米女子ツアー「ビュイックLPGA上海」の最終ラウンドが10月18日(現地時間。日本時間でも同じ18日)、中国・上海のシェシャンGCで行われ、竹田麗央(23)=ヤマエグループHD=は69で回って通算7アンダーの単独4位に入った。今季21試合目で、3月のブルーベイLPGAの5位タイを上回る今季自己最高の順位となった。優勝は地元中国のイン・ルオニン(殷若寧)で、通算11アンダーの逆転勝ちだった。
首位に2打差まで迫った最終日、通算7アンダーの単独4位
首位と5打差の4位タイから出た竹田は、最終組の1組前でスタートした。2番パー5で最初のバーディーを奪うと、前半はその後パーを並べて折り返す。前半の9ホールはすべてパーオンしながら、決まったバーディーは1つだけだった。
流れが動いたのは後半に入ってからだ。10番で2.5メートル、13番で6メートルのバーディーパットを沈め、通算7アンダーまで伸ばした。首位との差は2打。最終組の上位陣がスコアを伸ばしあぐねるなか、逆転の可能性が見え始める。
しかし、ここからグリーン上で足踏みが続いた。14番パー5では2打目をグリーンエッジまで運びながら、そこから3回かかってパー。241ヤードに設定された16番パー4では、ティーショットをアイアンで刻み、2打目をピン近くにつけたが、2メートル以内のバーディーパットが決まらなかった。続く17番パー3では3パットのボギー。ここで優勝争いから一歩後退した。
最終18番でバーディーを取り返し、4バーディー、1ボギーの69。4日間の合計は68、73、71、69の281ストロークで、優勝したインとは4打差だった。日本勢5人の中ではトップの成績だ。
ショットの数字は優勝争いにふさわしい内容だった。フェアウェイキープは14ホール中12ホール、パーオンは18ホール中17ホール。それでもパット数は32を数え、伸ばしたい場面でカップに嫌われた。
関連記事:原英莉花、ビュイックLPGA上海3日目は76で14位タイに後退 竹田麗央は首位と5打差の4位タイで最終日へ
「悔しい」終盤のパットに泣いた本人の言葉
ホールアウト後、竹田は大会を国内で配信したU-NEXTのインタビューに応じ、終盤にスコアを伸ばせなかったことを挙げて「悔しい」と唇をかんだ。安定したゴルフはできていたものの、勝負どころの最後でパッティングが決まらなかったと敗因を挙げ、また練習して頑張りたいと前を向いた。
後半は、後ろの最終組が接戦になっていたことを気にしていたという。それでもプレー中は目の前の一打に集中していたと明かしている。前日までは強い風が吹き、コースセッティングもタフな4日間だった。悔しさを口にする一方で、「めちゃくちゃ疲れました」と笑顔も見せた。
ショットの手応えはある。1週間を通していい感じで振れていたと話し、翌週の試合に向けても引き続き頑張りたいと締めくくった。
4日間の上位成績、イン・ルオニンが2年ぶりの大会2勝目
優勝争いは最終組の2人に絞られた。3日目まで首位を守ったチェ・ヘジン(韓国)と、2打差の3位から出たイン・ルオニンだ。後半に入ってからは2人が並ぶ展開が続き、勝負を分けたのは16番だった。インが約4フィート(約1.2メートル)のバーディーパットを決めて抜け出し、続く17番パー3でもバーディーを奪って2打差に広げた。チェは18番パー5でバーディーを返したが届かず、インが1打差で逃げ切った。
チェは第1ラウンドで64をマークして飛び出し、3日目を終えた時点でも通算9アンダーで首位に立っていた。ただ、初日に3打あったリードは2日目に2打、3日目に1打と少しずつ縮まっていた。3日目にボギーなしの67で追い上げたインが、最終日にその差をひっくり返した。3位のエイミー・ヤンは2024年の全米女子プロ選手権を制したメジャー覇者で、最終日は72とスコアを伸ばせなかった。
インはこの日68をマークし、通算11アンダー、277ストローク。2024年に続く2年ぶりの大会2勝目で、今季2勝目、ツアー通算7勝目となった。優勝賞金は48万ドル。米ツアー初優勝を狙ったチェは71と伸ばせず、1打差の2位に終わった。
4日間の上位と日本勢の最終成績は次のとおり(LPGA公式リーダーボード、10月18日の競技終了時点)。
| 順位 | 選手 | 通算 | 最終日 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | イン・ルオニン(中国) | 11アンダー | 68 |
| 2位 | チェ・ヘジン(韓国) | 10アンダー | 71 |
| 3位 | エイミー・ヤン(韓国) | 8アンダー | 72 |
| 4位 | 竹田麗央 | 7アンダー | 69 |
| 5位 | カルロタ・シガンダ(スペイン) | 6アンダー | ― |
| 6位タイ | アリソン・リー(米国)、キム・アリム(韓国) | 5アンダー | ― |
| 8位タイ | ジーノ・ティティクル(タイ)ら2人 | 3アンダー | ― |
| 10位タイ | 原英莉花、吉田優利ら | 2アンダー | 原69、吉田70 |
| 26位タイ | 西郷真央 | 3オーバー | 67 |
| 41位タイ | 勝みなみ | 7オーバー | 72 |
日本勢は竹田に加え、原英莉花と吉田優利も10位タイに入った。9位タイから出た吉田は5バーディー、3ボギーの70。3日目に76とたたいて14位タイまで下がっていた原は、5バーディー、2ボギーの69で巻き返した。
西郷は最終日に67と伸ばして26位タイ、勝は41位タイ。山下美夢有は体調不良のため第1ラウンドのスタート前に棄権していた。2025年大会を制したティティクルは8位タイで、連覇はならなかった。
関連記事:山下美夢有、ビュイックLPGA上海を体調不良で棄権 竹田麗央は初日4アンダー3位タイ
米ツアー2勝の竹田、2026年はまだ勝ち星なし
熊本県出身の竹田は、2024年11月の日米共催大会TOTOジャパンクラシックで米ツアー初優勝を挙げ、出場資格をつかんだ。本格参戦1年目の2025年3月には、中国・海南島のブルーベイLPGAで後続に6打差をつけて通算2勝目。上海と同じ中国での大会だった。
2年目の2026年は、勝利に手が届かないシーズンが続く。LPGAの公式記録では、上海を含む今季21試合で予選通過は15試合、トップ10は5回。これまでの最高は、前年に優勝したブルーベイLPGAでの5位タイだった。上海の4位はその順位を1つ上回り、今季のベストフィニッシュになる。
大会は予選カットのない4日間72ホールの競技で、今年から会場をシェシャンGC(6735ヤード、パー72)に移し、賞金総額は320万ドルに増えた。竹田は初日に68をマークして3位タイで滑り出し、2日目は3バーディー、4ボギーの73と1つ落として4位タイ。強風が吹いた3日目はボギー発進となり、ダブルボギーもたたきながら71にまとめて4位タイを守った。崩れかけた日に踏みとどまり、首位と5打差で最終日を迎えた。
順位で見れば、上海は今季もっとも優勝に近づいた4日間だった。首位と2打差まで迫ったのは後半の13番を終えた時点で、残り5ホールのうち2ホールで短いバーディーチャンスがあった。そのどちらかが入っていれば、最終組にかかる重圧は変わっていたかもしれない。
次戦は22日開幕のBMW女子選手権、アジアシリーズで今季初Vへ
米女子ツアーの秋のアジアシリーズは4連戦で、上海はその初戦だった。次戦は10月22日に開幕する韓国のBMW女子選手権。その後はマレーシアのメイバンク選手権(10月29日〜11月1日)、日米共催のTOTOジャパンクラシック(11月5日開幕)と続く。報道によると、竹田の今季の残り試合は、2年前に優勝したTOTOジャパンクラシックを含めて5試合だ。
ショットの調子は上向いている。課題ははっきりしていて、グリーン上で取りこぼした数打を、次の4日間でどう埋めるか。竹田は翌週も初日からいいプレーができるように頑張りたいと話し、今季初優勝と米ツアー通算3勝目へ、韓国に向かう。
[文/構成 by スポーツライター 南條楓]















































































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