吉田麻也、MLSでバックヒール弾 ゴールを背にトラップから今季2ゴール目

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LAギャラクシーのDF吉田麻也(37)が現地時間8月22日、MLS第22節の敵地CFモントリオール戦でバックヒールシュートを決めた。ゴールに背を向けたままトラップし、そのままかかとでネットへ流し込む一撃。今季2得点目で、日本時間では38歳の誕生日前日に決めたゴールになった。試合は2-2で引き分けている。
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後半3分、背中を向けたままかかとで流し込む
舞台はカナダ・モントリオールのスタッド・サプト。1-1で折り返した後半3分、ギャラクシーはコーナーキックの流れから攻撃を続けていた。ジョセフ・ペインツィルがペナルティーエリアへ低いボールを入れると、その先に吉田がいる。
振り向いてから合わせるのが普通の場面だ。ところが吉田はゴールに背を向けたままボールを足元に収め、次の瞬間、かかとでボールをはじいた。ボールはそのままネットへ。勝ち越しの2点目になった。
クラブの公式記録では、ペインツィルとロバート・テイラーにアシストがついた。テイラーにとってはギャラクシー加入後の初アシストになる。クラブによると、この得点は吉田のギャラクシーでのレギュラーシーズン通算7点目、全公式戦では8点目だ。先制を許す立ち上がりから追いついたチームの主将が、後半の入り口で試合を動かした。
4カ月ぶりの得点はヘディングではなくかかとで
吉田の今季初得点は4月11日、MLS第7節のオースティン戦だった。34分に元ドイツ代表マルコ・ロイスの左コーナーキックへ高い打点のヘディングで合わせ、チームの先制点を記録する。試合は2-1で競り勝っている。センターバックらしい1点目から4カ月あまり、2点目はFW顔負けの技になった。
吉田は2023年8月、ドイツ2部へ降格したシャルケ04を離れてギャラクシーに加わった。日本、オランダ、イングランド、イタリア、ドイツに続く6カ国目の挑戦だ。2024年からは主将を任され、同年にクラブを10年ぶり6度目のMLSカップ制覇へ導く。クラブでの初タイトルだった。2025年1月には2026シーズン終了までの2年契約を結び、今季が4年目にあたる。誕生日は8月24日。日本時間ではこの試合の翌日にあたり、38歳を迎えた。
7月にはクラブが吉田の米国永住権取得を発表した。帰化ではなく日本国籍のままで、MLSの外国籍枠を使わない国内扱いの選手になる。
関連記事:吉田麻也、米国の永住権取得をLAギャラクシー発表 帰化ではなく現在も日本国籍、MLSで国内枠に
日本代表では国際Aマッチ127試合に出場し、歴代3位に位置する。北中米W杯の26人には入らなかったが、5月31日の壮行試合アイスランド戦(キリンチャレンジカップ、1-0)に追加招集で先発した。13分でピッチを去るとき、両チームの選手が花道をつくり、国立競技場は拍手に包まれる。2022年カタールW杯以来、約3年半ぶりの代表戦だった。
試合前日の取材で、吉田は代表引退を問われてこう答えている。「引退ではなく、一区切りということにしておいてください」。実際、アイスランド戦の5日後には日本代表へ再合流した。W杯本大会のメンバーではなくサポートプレーヤーという立場で、事前合宿地のメキシコ・モンテレイに入る。山本昌邦ナショナルチームダイレクターが6月5日からの合流を明かしていた。
あの一区切りから3カ月足らずで、37歳のセンターバックはクラブでかかとを使って得点した。
古橋亨梧は3試合連続先発、同点弾を呼び込む
この試合では、7月にバーミンガムから5年契約で加わったFW古橋亨梧(31)が3試合連続で先発した。8月1日(日本時間2日)のFCダラス戦で後半途中からMLSデビューを飾り、8月15日のヒューストン戦で移籍後初先発。以降は最前線を任され続けている。
16分にダニエル・リオスへ先制点を許した4分後、右サイドを破ったテイラーが古橋へパスを通す。古橋のシュートを相手GKが弾いたところに、ルベン・ラモスJr.が詰めて押し込んだ。ラモスにとってはMLS初ゴール。試合後、ラモスはクラブ公式サイトに「ようやく決まってうれしい。2年近く待っていた」と話している。
グレッグ・ヴァニー監督は、古橋とペインツィルを2トップに並べた狙いを、2人のスピードと鋭さで相手守備に問題を突きつけるためだと説明した。デビュー戦のダラス戦で古橋は3本のシュートを放ちながら、GKに阻まれ、DFにブロックされて無得点に終わる。この日もゴールには届かなかった。吉田とはそろってフル出場している。
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「ゴラッソ爆裂」 公式Xは「Yoshidinho」
ギャラクシーの公式Xは、ブラジル代表の名手ロナウジーニョをもじった「Maya Yoshidinho」の一言を、ブラジル国旗付きで投稿した。
SNSには「クリスティアーノ・ロナウドかよ」「ゴラッソ爆裂」「オサレすぎる」といった書き込みが並ぶ。「エグすぎてビビる」「さすがにセンスが光るわ」と技術に驚く声もあれば、38歳を目前にした一撃に「4年後あるな」の反応も出た。海外のファンからも「サウサンプトンのレジェンド、なんてゴールだ」と驚きが広がる。
ヒールシュートは前線の選手が使う技だ。この日90分間ピッチに立ち続けた37歳のセンターバックが、ペナルティーエリアの中でそれを選んでみせた。
GK退場で追いつかれドロー、西12位で足踏み
リードは長く続かなかった。68分、ギャラクシーのGK JT・マルシンコウスキーが飛び出してプリンス・オウスを倒し、一発退場。数的不利になったチームは79分、ルカ・ペトラッソのクロスからオウスにヘディングで決められた。2-2。
退場はこれで3試合連続になる。ヴァニー監督は試合後、クラブ公式サイトでこう漏らした。「1シーズンで3枚の退場を受けたチームにいた記憶もほとんどない。ましてや1週間で3枚だ」
この引き分けでギャラクシーは22試合を終えて6勝8分け8敗の勝ち点26となり、西カンファレンス12位につける。プレーオフ圏となる9位までは勝ち点2差だ。今季のMLSカップ・プレーオフは東西各9チームが進む方式で、8位と9位はワイルドカードの1発勝負に回る。2024年に吉田を主将としてリーグを制したクラブが、今は圏外から追いかけている。引き分けたモントリオールも東カンファレンス13位(勝ち点21)で、同じように苦しい。
次は8月29日、アウェイでサンディエゴFCと対戦する。吉田の契約は2026シーズン終了まで。38歳になった主将には、プレーオフ争いという仕事が残っている。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]







































































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