中島翔哉選手、ポルティモネンセに3度目の加入 浦和を契約満了で退団後にフリーだった元日本代表MF

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ポルトガル2部のポルティモネンセが現地時間8月4日、元日本代表MF中島翔哉(31)の加入を発表した。このクラブでプレーするのは3度目で、背番号は前回と同じ10。中島は6月10日に浦和レッズから契約満了に伴う退団が発表され、その後は所属先のないフリーの立場だった。
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アニメ動画で伝えた「おかえり、翔哉」
クラブは公式インスタグラムに日本のアニメ風の動画を投稿し、中島の復帰を伝えた。テーマは「帰るべき場所へ」。黒いパーカーとサングラス姿の人物がピッチに現れ、ドリブルで相手を置き去りにしていく。最後に映るユニフォームの背中には「SHOYA」の文字と10の番号。
添えられた言葉は「Bem-vindo de volta Shoya. A história a preto e branco começa novamente」。日本語にすると「おかえり、翔哉。黒と白の物語は、再び始まる」になる。英語で「The story continues. The legend returns.」とも記した。黒と白はクラブのチームカラーだ。
発表が日本に届いたのは8月5日だった。東京ヴェルディの下部組織で育った中島は、FC東京を経て2017年夏にポルトガルへ渡る。最初の移籍先が、このポルティモネンセだった。
「4年ぶり」と「5年ぶり」 3度の在籍を並べ直す
復帰を伝える報道では、「4年ぶり」と「5年ぶり」の両方の表記が並んだ。在籍歴をたどると、輪郭がはっきりする。
1度目は2017年8月。FC東京から期限付き移籍で加わり、翌年に完全移籍へ切り替わった。2019年2月にカタールのアル・ドゥハイルへ移るまでに、リーグ戦42試合で15得点を挙げている。ポルトガル紙ア・ボーラとレコルドによると、このときの移籍金は約3500万ユーロで、クラブ史上最高額の売却だった。
2度目は2021年8月だ。FCポルトからの期限付き移籍で2021-22シーズンを戦い、リーグ戦22試合で1得点を記録した。シーズンを終えてポルトへ戻ったが、2024年6月までの契約は双方合意で解除された。2022年9月、フリーの立場でトルコのアンタルヤスポルへ加入する。
ポルティモネンセを離れたのは2022年の夏。そこから数えると、今回の復帰までは約4年になる。5年という数字は、2度目に加入した2021年を起点に置いたときのものだ。ポルティモネンセで積み上げた成績は、公式戦通算72試合17得点20アシストを数える。
浦和での3年 66試合7得点で契約満了
浦和は6月10日、中島の契約満了に伴う退団を発表した。浦和入りは2023年7月にさかのぼる。アンタルヤスポルから約6年ぶりにJリーグへ戻り、そこから約3年を過ごした。公式戦66試合に出場し、7得点9アシストを記録している。
中島はクラブの公式サイトにコメントを寄せた。「退団発表のコメントが対談形式ではなく申し訳ありません(笑)気持ちを込めて書かせていただきます!」と切り出し、「浦和レッズでの3年間素晴らしいチームメートとスタッフに囲まれてサッカーができ、とても楽しかったです!」と続けている。
日本でプレーすること自体、頭になかったという。「浦和レッズに加入するまではサッカー選手として日本に帰ってくる気持ちが全くなかったので、このような機会を与えてくださりとても感謝しています」。次の舞台についても、こう記した。「試合を観た子どもたちが少しでもワクワクして、笑顔でのびのびプレーしたくなるような表現ができたらうれしいです」
登録禁止処分が解けたポルティモネンセ
ポルティモネンセは1914年に創設された。本拠地はポルトガル南部アルガルヴェ地方の港町ポルティマン。2023-24シーズンにプリメイラ・リーガ(1部)で16位に終わり、入れ替えプレーオフでAVSに2戦合計2-4で敗れて降格。2024年から2部のリーガ・ポルトガル2で戦う。GK権田修一、GK中村航輔、DF安西幸輝、FW金崎夢生と、日本代表経験者が何人もこの街でプレーしてきた。
加入が決まった時点では、すぐに公式戦へ出られる保証はなかった。ポルティモネンセは2025年10月以降、FIFAから計5件の選手登録禁止処分を科されていたためだ。ア・ボーラによると、クラブ側は関係先への負債をすでに清算した。レコルドは7月31日、債権者が受領を示す書類を出せば処分は順次外れると伝え、この時点では5件のうち1件が取り消され、4件が残っていた。そして現地8月5日、最後の1件が解除された。クラブは新規契約を登録できる状態に戻っている。
登録をめぐるつまずきは、このクラブで初めてではない。2021年2月に入団会見を開いた本田圭佑は、選手登録が期限に間に合わず、公式戦へ出られないまま契約を終えた。ただしこちらは前所属クラブとの契約解除の時期が移籍期間の規定に合わなかったためで、クラブへの処分が原因だった今回とは事情が異なる。
登録の道が開けたことで、クラブは新加入選手の手続きを進める。中島を含む10人の新戦力を、現地8月6日にそろってサポーターへ披露する予定だ。
2部からの立て直し、背番号は再び10
中島は164cmと小柄なアタッカーだ。ボールを持つと、細かいタッチで相手を外していく。左サイドから中央へ切り込み、右足で巻いて狙う形を得意とする。日本代表では国際Aマッチ19試合5得点。2018年3月のマリ戦でA代表デビューを飾り、0-1で迎えた後半アディショナルタイムに同点ゴールを決めた。2016年のリオデジャネイロ五輪ではコロンビア戦でネットを揺らし、2019年のコパ・アメリカにも出場している。
1度目の在籍で残した数字が、カタール経由でポルトガル1部の強豪FCポルトへ進む道を開いた。だが、ポルトではリーグ戦20試合で無得点に終わる。カタール、UAE、トルコ、そして日本へと渡り歩き、最初の欧州クラブへ戻ってきた。
舞台は、かつて戦った1部ではなく2部だ。背負う番号は10。1度目の在籍では2017-18シーズンに23をつけ、2018-19シーズンから10へ変えた。2度目も10で、クラブの動画も同じ数字を映した。ポルトガル2部の新シーズンは8月7〜9日の週末に開幕する。まずは登録が済むのを待つ。中島がピッチに立つ日は、そこから決まる。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]
































































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