加登脇心羽、リトルなでしこを決勝に導いた15歳GK 身長178cmのロングキックとPKストップ、父は元巨人投手の加登脇卓真

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加登脇心羽(かどわき・こう)は、U-17女子日本代表(愛称リトルなでしこ)のゴールキーパーで、日テレ・東京ヴェルディメニーナに所属する15歳の高校1年生だ。身長178cmの長身で、モロッコで開催中のFIFA U-17女子ワールドカップ準決勝の北朝鮮戦では、終了間際のロングキックで同点ゴールを呼び込み、PK戦でもシュートを止めた。父は元巨人投手の加登脇卓真さん。日本は日本時間8日午前3時30分、ナイジェリアとの決勝に臨む。
加登脇心羽のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | かどわき・ |
| 生年月日 | 2011年2月10日 |
| 年齢 | 15歳、 |
| 身長 | 178cm |
| ポジション | GK |
| 所属 | 日テレ・ |
| 代表 | U-17女子日本代表 |
| 背番号 | 21 |
| 父 | 加登脇卓真さん、 |
所属する日テレ・東京ヴェルディメニーナは、WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織にあたる。9月に発表されたW杯メンバーでは、若月りる葉、山中実栞とともに3人のGKの1人に名を連ねた。
北朝鮮戦で話題になったロングキック
準決勝は現地4日に行われた。相手の北朝鮮は大会3連覇を狙う前回女王で、日本は今年5月のU-17女子アジアカップ決勝で1-5と大敗している。
前半は加登脇を中心に守備陣が粘り、相手のシュートがクロスバーを叩く場面もあって無失点で折り返した。だが後半7分、ペナルティーエリアの外から放たれた強烈なシュートを加登脇がいったんは弾いたものの、こぼれ球を拾われ、サイドからのクロスをリ・ウィギョンにボレーで決められて先制を許す。
0-1のまま試合は後半アディショナルタイムに入った。5分、日本はハーフウェーライン付近でFKを得る。ボールの前に立ったのは、GKの加登脇だった。
1本でゴール前まで届いたロングキックに佐藤寿音や西ひまりが飛び込み、混戦の中で相手GKのオウンゴールが生まれる。土壇場で1-1に追いつき、勝負はPK戦にもつれ込んだ。
PK戦では、加登脇が北朝鮮の2人目のキックを読み切って止めた。3人目のキックはポストに当たり、日本は4人全員が成功。4-1で北朝鮮を下し、決勝への切符を手にした。
試合後、SNSでは15歳GKのキックに驚く投稿が相次いだ。報道は「15歳で178cmですって」「女子でもザイオンみたいなキックするキーパーいるんか」といった投稿を紹介している。
父は元巨人投手の加登脇卓真
父の加登脇卓真さん(39)は、北海道の北照高校から2005年の高校生ドラフト3巡目で読売ジャイアンツに入団した元投手だ。巨人では2008年まで3年間プレーした。
野球とサッカーで競技は違っても、父の助言は娘の体づくりに生きている。加登脇は大会中の取材で「食事や筋トレ、睡眠についてアドバイスをもらうことが多くて、中でも睡眠は結構指摘されます」と明かした。
心の持ち方についての教えもある。父がかけてきたのは、いつも「自分だったらできる」という自信を持って試合に入りなさい、という言葉だという。
グループリーグ無失点から4強へ
日本はグループDでザンビア、フランス、ベネズエラと同組になった。初戦のザンビア戦を5-0で制すると、フランスにも2-0で勝ち、第3戦のベネズエラ戦も2-0。3戦全勝の9得点無失点で、首位で決勝トーナメントへ進んだ。
キックの精度は、この時点で結果につながっていた。ベネズエラ戦の66分、加登脇が送ったロングパスを岸田優花が敵陣中央で収め、そのままドリブルで持ち込んで追加点を決めている。
決勝トーナメントでは1回戦でケニアに3-1、準々決勝でガーナに1-0で勝ち、北朝鮮との準決勝を迎えた。準決勝までの6試合で喫した失点は2。出場24チーム中の最少タイとなった。
チームには年上の選手も多い。それでも加登脇は「サッカーはピッチに立ったら年齢は関係ないので、自分が遠慮してプレーに影響が出ないように、自分のプレーを発揮できるようにしています」と話す。「周りの先輩選手たちも自分に話しかけてくれて、チームにもなじめています」とも語り、チームに溶け込んでいる様子をのぞかせた。
8日未明にナイジェリアと決勝
決勝は現地時間7日、日本時間では8日午前3時30分にキックオフする。試合はDAZNが配信し、無料会員登録で見られる無料ライブ配信を告知している。日本が勝てば、長谷川唯らを擁して頂点に立った2014年大会以来、12年ぶりの世界一になる。
相手のナイジェリアは、日本にとって大会7試合のうち4試合目のアフリカ勢だ。加登脇は、アフリカ勢は日本の選手とは違うタイミングでシュートを打ってくることが多いと説明し、「ワンタッチのタイミングでいつでも対応できるように準備することは意識しています」と備えを口にした。
決勝に向けては、最後尾からチームを支える役割を思い描く。
「みんなが苦しい時やきつい時に後ろから鼓舞して、最後まで諦めずに全員がプレーできるように声を出し続けることだったり、シュートが飛んできたときには自分も体を張ってプレーしたりして、最後にみんなが笑顔で優勝できるようにプレーしていきたい」
U-17女子W杯2026の日本の結果
| 試合 | 結果 |
|---|---|
| GS第1戦 | ザンビアに5-0 |
| GS第2戦 | フランスに2-0 |
| GS第3戦 | ベネズエラに2-0 |
| 決勝T1回戦 | ケニアに3-1 |
| 準々決勝 | ガーナに1-0 |
| 準決勝 | 北朝鮮と1-1、 |
| 決勝 | 日本時間8日3時30分、 |
5月のアジアの決勝で5点を奪われた相手に、半年後の世界大会で追いついたきっかけは、GKが蹴った1本のボールだった。父の「自分だったらできる」という言葉を胸に、15歳のGKは12年ぶりの世界一をかけた一戦を迎える。
[文/構成 by ライター 凪]












































































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