桐山照史、『ミス・サイゴン』プレスコールにエンジニア役で登場 WEST.活動終了後初の公の場

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俳優の桐山照史(37)が10月22日、東京・渋谷の東急シアターオーブで行われたミュージカル『ミス・サイゴン』のプレスコールと開幕直前会見に、エンジニア役で登場した。所属していたWEST.は9月30日でグループ活動を終えており、この日が活動終了後初の公の場となった。18日のプレビュー公演では幕が下りた後に号泣したと明かし、今後も舞台に立ち続けたい思いを語った。本公演は23日に開幕する。
赤い衣装でエンジニアに、オーディションでつかんだ初役
会見が開かれたのは、本公演開幕を翌日に控えた22日だった。桐山はキャバレーを営む「エンジニア」を、駒田一、東山義久とのトリプルキャストで演じる。エンジニア役は今回が初めてで、約2年前の2024年に受けたオーディションで役をつかんだ。
エンジニアは、戦火のサイゴンでキャバレーを切り盛りしながら、アメリカへ渡る夢を捨てない男だ。キムとその子どもを自分の夢のために利用しようとするしたたかさも持ち、歌と芝居で舞台を引っ張る役どころで、日本では1992年の初演から市村正親が長く演じてきた。今回組む駒田は2014年から、東山は2022年に続いて2度目のエンジニアになる。
登壇したのはエンジニア役の3人に加え、キム役の屋比久知奈、清水美依紗、ルミーナ、クリス役の甲斐翔真、小林唯の計8人。桐山は、かつて自分が客席から見ていた作品に出演していることに触れ、「オーディションを受けて、赤い服を着て立っているという、1個自分の中でも自信になっています」と口にした。
4月27日の製作発表会見では「桐山の100%、いや、150%の力を出して頑張ります」と意気込んでいた。半年を経て、その役で劇場の舞台に立っている。
9月30日でWEST.の活動終了、個人として最初の大舞台
桐山が所属していた7人組のWEST.は、9月30日でグループ活動を終えた。8月30日に藤井流星と小瀧望の脱退が発表され、残る5人と事務所が協議を重ねた末、所属するSTARTO ENTERTAINMENTが9月24日に活動終了を報告していた。7人は10月1日以降も同社に所属し、それぞれ個人で活動している。
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グループとして最後の日から3週間あまり。報道陣の前に姿を見せたのは、活動終了後この会見が初めてだった。
桐山は1989年8月31日生まれ、大阪府出身。2014年4月にWEST.としてCDデビューし、ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』や舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』で主演を務めるなど、グループの活動と並行して舞台経験を積んできた。ミュージカル『キャメロット』にも出演し、ドラマでは「逃亡医F」や「ゲキカラドウ」シリーズ、「身代金は誘拐です」などに出ている。会見では、オーディションからの2年間にさまざまな出来事があったことにも触れている。
プレビュー公演の幕が下りて号泣、言葉で表せない涙
会見に先立つプレスコールでは、作品の名場面が報道陣に公開された。キム(屋比久知奈)とクリス(甲斐翔真)の「Sun and Moon」、東山のエンジニアによる「If You Want to Die in Bed」、ルミーナのキムが歌う「I’d Give My Life for You」に続き、桐山はエンジニアの見せ場「American Dream」を披露した。
東京公演は16日にプレビュー公演で幕を開けた。公式のキャストスケジュールによると、桐山がエンジニアとして初めて舞台に立ったのは18日の回だった。
「もちろんプレッシャーを感じていて、幕が下りたときに僕は号泣してしまって」
会見で桐山は、その夜をこう振り返った。曲と曲の間やカーテンコールで客席から届いた拍手に心を動かされ、幕が下りた後に号泣したという。言葉では表せない涙だったと話し、泣いているところをカンパニーの仲間が背中をさすってくれたことも明かした。
本公演に向けては「お客さんの拍手を忘れずに、最後まで走りきりたい」と語った。舞台に立つ楽しさをあらためて感じたといい、今後については、自分はこれからも舞台に立ち続けるのだろうと話している。進む道をはっきり決めているわけではないとしたうえで、この作品を走りきり、さまざまな役をつかんで、素晴らしい作品を届けられる役者になりたいと続けた。
同じ役を演じる先輩たちの評価も温かい。東山は、桐山のエンジニアを前からいると思うくらいぴったりだと評し、歌詞も芝居も自分より物覚えがいいと明かした。3人とも違うので、まねをしようと思ってもできないとも話している。2014年からこの役を務める駒田は、年齢もばらばらで三者三様だが、うまが合うと話した。
桐山も2人から刺激を受けたと話す。駒田については嫉妬するくらいリアクション力が高いと語り、東山については動きがシャープで、エンジニアの持つ自信が大きく出ていると評した。2人の演じ方を見たうえで「僕にしか出せない色で勝負しよう、と思いました」と明かしている。
4年ぶりの再演、東京は11月29日まで
『ミス・サイゴン』はベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ベトナム人女性キムと米兵クリスの愛と悲劇を描く。『レ・ミゼラブル』を生んだクリエイティブ・チームによる作品で、日本では1992年に初演された。2022年の帝国劇場公演以来、4年ぶりの上演となる。
作品の世界を先にのぞいておきたい人には、2014年にロンドンで開かれた25周年記念公演を収めた映像作品も出ている。
東京公演の日程と、桐山の出演予定は次の通りだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 東京公演 | 2026年10月16日~11月29日(東急シアターオーブ) |
| プレビュー公演 | 10月16日~22日(桐山の出演は18日・20日) |
| 本公演初日 | 10月23日17時(エンジニアは駒田一) |
| 桐山の本公演初登場 | 10月24日18時の回 |
| 大阪公演 | 2026年12月5日~17日(梅田芸術劇場メインホール) |
| 福岡公演 | 2026年12月24日~27日(福岡市民ホール大ホール) |
| 静岡公演 | 2027年1月8日~11日(アクトシティ浜松大ホール) |
| 北海道公演 | 2027年1月17日~24日(札幌文化芸術劇場hitaru) |
エンジニアは3人が日替わりで務めるため、観劇する回によって誰のエンジニアを見られるかが変わる。出演者ごとの日程は公式サイトのキャストスケジュールで公開されている。
料金は全席指定で、S席が平日1万8000円、土日祝日と千穐楽は1万9000円。A席は1万2000円から、B席は6000円からとなっている。会場の東急シアターオーブは渋谷ヒカリエの11階にあり、販売できる席がある回は、開演の60分前から劇場入口前の当日券売場でもチケットを扱う。
キム役の屋比久知奈は、新型コロナの影響で全公演が中止になった2020年にもキャストに選ばれており、実際に舞台に立った2022年に続いての出演となる。ルミーナ、清水美依紗と交互に演じる。クリス役は甲斐翔真と小林唯のダブルキャストで、組み合わせも回ごとに変わる。
公演は東京を皮切りに、12月は大阪と福岡、年明けは浜松と札幌を回り、2027年1月24日の札幌で千秋楽を迎える。グループ活動を終えて3週間あまり、桐山は1月まで走りきりたいと語っており、個人として歩み出した最初の大きな仕事が始まる。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]












































































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