国仲涼子、朝ドラ『ブラッサム』リョウ役で「泣いて喜びました」 お母さん役は40代になってからの夢

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俳優の国仲涼子(47)が、NHK連続テレビ小説『ブラッサム』で演じる主人公・葉野珠の継母、葉野リョウ役への思いを語った。10月21日朝にNHKが公式サイトで公開したインタビューで、朝ドラで母親役を演じることは「40代になってからの私の夢だった」と明かし、出演が決まったときは「泣いて喜びました」と振り返っている。2001年の『ちゅらさん』でヒロインを務めて以来、25年ぶりの朝ドラ出演だ。
「泣いて喜びました」NHK公式インタビューで明かした本音
インタビューが公開されたのは10月21日午前8時15分。ちょうど第18回の放送が終わった直後のタイミングだった。出演が決まったときの感想を問われた国仲は、「朝ドラでお母さん役をやりたいというのは40代になってからの私の夢だったので、本当にうれしくて夢のようで、泣いて喜びました」と答えている。
涙の話は、これが初めてではない。2026年2月13日にNHKがリョウ役での出演を発表した際も、国仲は「この度、ブラッサムの母親役のお話をいただき、嬉しさで涙がこぼれました」とコメントを寄せていた。発表から8か月、放送が始まって4週目に入ったところで、同じ喜びを別の言葉で語り直した。
インタビューの内容は、同じ日の朝に複数の芸能メディアが一斉に伝えた。夢がかなった喜びと同時に、国仲はプレッシャーも口にしている。「母親役がどれだけ重要かわかっている分、プレッシャーもありましたが、自分も朝ドラのお母さんの一員になれることがとにかくうれしかったです」。ヒロインを経験したからこそ分かる重みだった。
『ちゅらさん』で支えてくれた母と父の存在
国仲が朝ドラのヒロインを務めたのは、2001年度前期の『ちゅらさん』。沖縄県那覇市出身の国仲は、沖縄で育ったヒロイン・古波蔵恵里を演じた。恵里の母・勝子を演じたのが田中好子、父・恵文を演じたのが堺正章だった。
その現場について、国仲は「『ちゅらさん』でヒロインを演じた約25年前は、自分のことでいっぱいいっぱいで、母親役の田中好子さんや父親役の堺正章さんをはじめとした皆さんに本当の家族のように接していただき、心の支えになってもらっていました」と明かす。続けて「そのおかげで乗り越えられた部分が大きかったです」と語った。
「40代で朝ドラヒロインの母親役を演じたい」。国仲がそう考えるようになったきっかけも、田中の存在だった。2月の出演発表時のコメントでは、田中が「公私にわたって支えていただいた」人だったと説明している。『ちゅらさん』の放送当時、1956年生まれの田中は40代半ば。いま47歳の国仲は、当時の田中とほぼ同じ年代で朝ドラの母親役にたどり着いたことになる。田中は2011年に55歳で亡くなっており、国仲が受け取った思いは25年の時を経て、次のヒロインへ渡される。
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珠の継母・葉野リョウはどんな女性か
『ブラッサム』は、明治・大正・昭和を生きた作家・宇野千代をモデルにした物語だ。主人公の葉野珠を石橋静河が演じ、9月28日に放送が始まった。明治30年に山口県岩国で生まれた珠は2歳で実母を亡くし、父と継母のもとで育つ。
国仲が演じるリョウは、実母を亡くした幼い珠のもとにやってきた、父・清治(渡部篤郎)の後妻だ。やがて珠にとっての弟と妹を産み、献身的に家族を支えていく。血のつながらない珠を「珠さま」と呼び、愛情を注ぐ姿は第1週から描かれてきた。第5回(10月2日放送)では、清治のカナリアを逃がしてしまったリョウが実家へ帰り、幼い珠(村上蘭)が閉ざされた玄関の前で思いをぶつける場面もあった。
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役づくりについて国仲は、「『母親だからこうしなくては』とは決めず、珠さまのお芝居をすべて受け入れよう、子どもたちをそのまま受け止めようという心構えで撮影に入りました」と説明する。2014年に俳優の向井理と結婚し、自身も子どもを育てる母親だ。「自分自身に子どもがいるということが母親を演じる上ですごく大きくて、母として感じる感情はうそではないと身にしみています」とも語っている。
リョウの魅力を聞かれると、答えははっきりしていた。「ずっと珠さまの味方でいつづけるのがリョウのすてきなところです」。どんな局面でも子どもの一番の味方でいることを、ブレずに貫く人物だと国仲はみる。前向きで働き者、自分が落ち込めば子どもたちも沈むと知っているから、とにかく元気でいようとする。その姿勢にも「すごいなと思います」と感心していた。
第18回、珠の背中を「強く」押した理由
インタビューの後半で国仲が詳しく語ったのが、10月21日放送の第18回の場面だ。大正4年、教員を辞めさせられた珠(石橋静河)は町の噂に苦しみ、リョウの口利きで働き始めた本家の葉野酒造からも見放されてしまう。家にこもりがちになった珠を見かねて、リョウはある思いを胸に動き出す。
それまでリョウは、珠が暗いと家の中も沈むからと、「元気出しんさい」「頑張りんさい」と声をかけ続けてきた。ところが第4週、珠は「ウチ、ずっと一生、このまんまなんじゃろうか」と泣き崩れる。国仲は、守、俊子、英男のきょうだいが、いつも明るい姉の号泣を初めて目の当たりにしたはずだと考えた。
だから、優しくは言わなかった。
監督からも「やんわりと東京行きを勧めたのでは珠さまは絶対に断ると思うから、もう行きなさい、行って自分の人生を歩みなさいと強く言ってください」と求められていたという。弟や妹のために自分が働かなければと思い込み、母にも気を遣う珠。その背中を押すため、国仲は「強い思いで言うことを意識しました」と明かした。第19回(10月22日放送)では、リョウの提案を一晩考え続けた珠が、ついに岩国を出る決心を固める。
『光る君へ』『マイ・フィクション』を経て朝ドラの母へ
国仲は近年、母親役や物語の鍵を握る役が続いている。2024年の大河ドラマ『光る君へ』では、主人公まひろ(吉高由里子)の母・ちやはを演じた。2025年10月期の草彅剛主演ドラマ『終幕のロンド もう二度と、会えないあなたに』(カンテレ・フジテレビ系)では森山静音役、2026年7月スタートの玉森裕太主演『マイ・フィクション』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では刑事の香坂睦美役で出演した。
9月7日に都内であった完成披露試写会では、「今回は、母親役という形で戻ってこられたのが、すごく幸せに思っています」と語っていた。朝ドラの撮影ペースは忘れていたものの、リハーサルの時間で当時のきつさを「一瞬で思い出しました」とも話している。
物語はこの先、珠が岩国を離れ、東京で作家への道を歩み始める。国仲はインタビューの最後に「特に序盤は珠の根っことなる家族の絆が描かれました。この先も、きょうだい愛や母の愛にどうぞご注目ください」と呼びかけた。子どもたちの成長や性格に合わせて声のかけ方を変え、母として学んでいくリョウの姿も見どころになるという。25年前は娘として支えられた側だった国仲が、今度は朝ドラのヒロインを送り出す。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]









































































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