声優アワード、第21回MVS投票は11月1日〜30日 授賞式は2027年3月13日(土)

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声優アワード実行委員会は10月20日、「第二十一回 声優アワード」の開催を公式サイトで発表した。授賞式と受賞者発表は2027年3月13日(土)。ファンの投票で決まる部門「MVS(Most Valuable Seiyu)」は、2026年11月1日(日)から11月30日(月)まで受け付ける。前回のMVSは石田彰だった。
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MVS投票は1人1票、対象は2025年10月〜2026年9月の活躍
MVSは「Most Valuable Seiyu」の略で、公式サイトでは「最も活躍した声優」と説明している。声優アワードが設ける全14部門のうち、ファンの投票で選ぶのはこのMVSだけ。残る13部門は実行委員会と選考委員会が選考する。
投票のルールは公式サイトの投票ページに載っている。投票の対象期間中に「最も活躍した」と思う声優を1名選ぶ方式で、男女やキャリアは問わない。1人1票が原則となる。
投票の対象は、2025年10月1日(水)から2026年9月30日(水)までに声優として活躍した人だ。投票先は声優アワード公式サイトとdアニメストアの特設ページの2つで、どちらの投票フォームも11月1日に開く。10月21日時点では、公式サイトの投票ボタンはまだ押せない状態だった。
注目したいのは時期の変化。前回の第二十回では、MVSの投票期間は2025年10月1日から31日までの1か月だった。第十七回から第十九回までは9月1日から10月31日までの2か月で、今回は前回からさらに1か月遅い11月の受け付けになる。授賞式も前回の3月15日(日)から、2027年は3月13日(土)へ移った。
主催は声優アワード実行委員会で、共催にKADOKAWAと文化放送が名を連ねる。協賛・後援・協力は「後日発表」とされた。授賞式の会場や中継の方法も、10月21日時点では公表されていない。受賞者は授賞式当日に公式サイトで一挙に発表するとしている。
主演から外画、ゲームまで全14部門
声優アワードの部門は、主演声優賞、助演声優賞、新人声優賞、歌唱賞、パーソナリティ賞、特別功労賞、功労賞、シナジー賞、富山敬・高橋和枝賞、キッズ・ファミリー賞、外国映画・ドラマ賞、ゲーム賞、MVS、特別賞の14部門だ。
それぞれに公式の定義がある。新人声優賞は原則としてデビュー5年以内の声優が対象。歌唱賞とパーソナリティ賞は、声優自身の名前か、演じる役名での歌唱・番組出演が条件になる。シナジー賞は声優の魅力を最大限に引き出した作品に贈る賞で、人ではなく作品が受賞する。特別功労賞は、故人の中で長年多くのジャンルに貢献した声優が対象だ。
部門の名前は一度大きく変わっている。実行委員会は2023年2月、多様性の尊重とジェンダーフリーを理由に、第一回から男女別だった主演・助演・新人の3部門を統合すると発表した。「主演男優賞/主演女優賞」は「主演声優賞」へ一本化され、助演と新人も同じく「助演声優賞」「新人声優賞」になった。発表文では、女性が男性キャラクターの声を担当する場合やその逆もある仕事だと説明している。
選び方も回を重ねて変わってきた。公式の授賞記録を見ると、第一回や第十二回では主演賞などの主要部門も一般投票の結果をもとにノミネートを決めていた。第十三回以降はMVSが一般投票の部門として独立し、ほかの部門は選考委員会が選ぶ。
第二十回は戸谷菊之介と若山詩音が主演声優賞
前回の第二十回の授賞式は、2026年3月15日に東京・文化放送メディアプラスホールで開かれた。主演声優賞は戸谷菊之介と若山詩音。戸谷は劇場版「チェンソーマン レゼ篇」のデンジ役、若山は「ダンダダン」のモモ/綾瀬桃役で選ばれた。
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授賞式で戸谷は、事務所に入って5年間オーディションに受からなかった時期に、緒方恵美の主催する声優塾で芝居を教わったと明かした。「この賞は僕だけでは取れなかった賞だと思います。制作チームと取ったものだと思います」と、作品のスタッフへの感謝も口にしている。若山は「このいただいた賞に恥じぬような人間になっていくために、精一杯努力していこうと思います」と語った。
助演声優賞は上田麗奈、川田紳司、田中真弓の3人。「ダンダダン」のターボババア役などを務めた田中は、「“ババア”という私ぴったりの役をやらせていただけて幸せです」と会場を笑わせた。
| 部門 | 第二十回の受賞者 |
|---|---|
| 主演声優賞 | 戸谷菊之介、若山詩音 |
| 助演声優賞 | 上田麗奈、川田紳司、田中真弓 |
| 新人声優賞 | 木村太飛、高野大河、寺澤百花、中山祥徳、菱川花菜、藤寺美徳、三川華月、村上まなつ |
| 歌唱賞 | AiScReam |
| パーソナリティ賞 | 日笠陽子 |
| 外国映画・ドラマ賞 | 尾上松也、坂本真綾、田村睦心 |
| ゲーム賞 | Fate/Grand Order |
| シナジー賞 | アイドルマスターシリーズ |
| 富山敬・高橋和枝賞 | 神尾晋一郎、佐久間レイ |
| キッズファミリー賞 | リロ&スティッチ |
| MVS | 石田彰 |
| 功労賞 | よこざわけい子、田原アルノ |
| 特別賞 | 水野なみ |
| 特別功労賞 | 特別功労賞に代えて、この年度に亡くなった声優を顕彰 |
式の模様は文化放送のQloveR 超!A&G+チャンネルで3月15日18時から生中継され、主演・助演・新人などの賞はその場で発表された。功労賞、シナジー賞、富山敬・高橋和枝賞、特別賞の4部門は、2月17日に先行発表されていた。新人声優賞の8人のうち、高野大河と三川華月は声優アワードの新人発掘オーディションの出身だ。
特別賞の水野なみは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクター、ミャクミャクの声を担当した。
前回MVSの石田彰、第一回にも名前
第二十回のMVSに選ばれたのは石田彰だった。劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来で猗窩座役を演じている。
石田の名前は、19年前の第一回の受賞者一覧にもある。2007年3月3日に東京・秋葉原UDXで開かれた第一回の授賞式で、石田は宮田幸季とともにサブキャラクター男優賞を受けた。主演男優賞は福山潤、主演女優賞は朴璐美。新人女優賞には平野綾と鹿野優以が選ばれ、歌唱賞は水樹奈々だった。
その朴璐美と平野綾は、第二十回の節目で「アンバサダー」を務めた。授賞式で平野は、新人声優賞の受賞者に「キャラクターや作品と真摯に向き合い、一緒に作ってくださるクリエイターの皆さまに感謝し、ファンの皆さまに恩返しできるように努力を続けていただきたいです」と呼びかけている。
ファン投票のMVSは、顔ぶれに特徴がある。公式の授賞記録では、同じ声優が2年続けて選ばれた例が目立つ。
| 回 | MVS受賞者 |
|---|---|
| 第十三回 | 神谷浩史 |
| 第十四回 | 神谷浩史 |
| 第十五回 | 下野紘 |
| 第十六回 | 下野紘 |
| 第十七回 | 江口拓也 |
| 第十八回 | 中村悠一 |
| 第十九回 | 中村悠一 |
| 第二十回 | 石田彰 |
第十三回からの8回で、受賞者は5人だけ。神谷浩史、下野紘、中村悠一はそれぞれ2回続けて選ばれた。
「新たな10年」の初回、ファンの1票が11月に動く
実行委員会は発表文で、第二十回の「メモリアルイヤー」を終え、第二十一回を「新たな10年に向けて第一歩を踏みだす」回と位置づけた。声優アワードは2006年10月に第一回の一般投票を始め、翌2007年3月に第一回の授賞式を開いた。以来、毎年3月に受賞者を発表している。
投票の受け付けは11月1日に始まり、11月30日に締め切られる。対象期間の2025年10月から2026年9月までに放送・配信・上映された作品やゲームで、誰が一番活躍したと考えるか。その1票が、2027年3月13日のMVSを決める。
今後の情報は、声優アワード公式サイトと公式X(@seiyuawards)で発表される。
[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]









































































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