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張本美和、王芸迪に0-2から4ゲーム連取で逆転勝ち チャイナスマッシュ2026女子シングルス4強、「絶対に挽回するぞ」

張本美和、王芸迪に0-2から4ゲーム連取で逆転勝ち チャイナスマッシュ2026女子シングルス4強、「絶対に挽回するぞ」

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卓球のWTTチャイナスマッシュ(北京)で、世界3位の張本美和はきのう9日の女子シングルス準々決勝で世界5位の王芸迪(中国)に4-2で勝ち、4強入りした。最初の2ゲームをともに9-11で落としてから4ゲームを連取する逆転勝ちだった。試合後は「絶対に挽回するぞという気持ちでやれた」と振り返った。準決勝はきょう10日、世界2位の王曼昱(中国)と対戦する。

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張本美和、世界5位の王芸迪に4-2で逆転勝ち

世界ランキング3位の張本美和(18)=木下グループ=が、北京で開催中のWTTチャイナスマッシュ2026で女子シングルスのベスト4に進んだ。9日の準々決勝で同5位の王芸迪と対戦し、ゲームカウント4-2で勝った。

スコアは9-11、9-11、11-6、11-5、11-9、11-9。第1、第2ゲームを続けて落とし、後がなくなってからの4ゲーム連取だった。

チャイナスマッシュは、WTTシリーズで最も格付けが高い「グランドスマッシュ」の1つ。張本は第3シードで臨んでおり、優勝すればシングルスでは自身初のグランドスマッシュ制覇となる。スポーツ報知は、女子シングルスで日本勢初のグランドスマッシュ制覇がかかると伝えている。

2ゲーム続けて9点止まり、第3ゲームから流れが変わる

立ち上がりは王芸迪のペースだった。第1ゲームは9-9までもつれたものの、最後の2点を王芸迪が奪って先取。第2ゲームも9-11で落とし、張本はゲームカウント0-2と追い込まれた。

流れが変わったのは第3ゲームだ。張本はフォアハンドを軸に攻め、中盤の連続得点で突き放して11-6で1ゲームを返す。第4ゲームも序盤から得点を重ねて11-5で奪い、2-2に追いついた。

第5ゲームは3-6とリードを許したが、バックハンドのストレート攻撃やサービスで追い上げ、張本が11-9で制して逆転に成功した。第6ゲームは一時5-7とリードを許したが、9-9に追いつくと、そこから2点を続けて奪う。最後はフォアハンドで決め、試合を終わらせた。

「絶対に挽回するぞ」、張本が語った逆転の理由

テレビ東京の卓球ニュースサイトが伝えた試合後のコメントで、張本は2ゲームを先取された序盤について「2ゲームとも9点で負けてしまって、あと1点が追いつけないという苦しい2セットでした」と振り返った。自分のプレーが最高ではなかったことも認めたうえで、それは相手がそうさせてきているからだと受け止めていた。

逆転できた理由として挙げたのは、最後まで諦めない気持ちだった。

「今日は0-2で負けている中でも、絶対に挽回するぞという気持ちでやれたので、そこが一番良かったです」

勝負を決めた最後の1点についても明かしている。9-9の場面で考えていたプレーがあったが、その場面ではそういう展開にならなかった。最後の1球は「考えた通りのレシーブが来たので、そこを打とうと決めていました」という。試合前から準備していた作戦ではなく、終盤に思いついた一手だった。

優勝については、こう話している。「もちろん優勝は目指しています」。そのうえで、一試合一試合をラストの試合だと思って挑んでいると明かし、「もう1試合ずつ頑張ります」と言葉を結んだ。

今年4度目の対戦、同じ日にダブルスでも王芸迪を破る

王芸迪は、張本が過去の対戦で負け越してきた相手だ。スポーツ報知によると、2人は2026年に入ってこれが4度目の対戦で、試合前の今年の成績は張本の1勝2敗。8月のWTTチャンピオンズ横浜では準決勝で張本が4-2で勝ったものの、その後のヨーロッパスマッシュでは王芸迪が勝っていた。今回の勝利で、今年の対戦成績は2勝2敗の五分になった。

張本は同じ9日、早田ひなと組む女子ダブルスの準決勝でも、王芸迪を含む中国ペアに3-1で勝っている。1日のうちに、シングルスとダブルスの両方で王芸迪に勝ったことになる。

2026年の張本は、WTTチャンピオンズの重慶、横浜、マカオの3大会で続けて優勝し、アジア競技大会の女子シングルスでは銅メダルを手にした。18歳で世界3位まで順位を上げた勢いを、北京でも見せている。

準決勝は世界2位・王曼昱、同じ10日には女子ダブルス決勝も

準決勝の相手は世界2位の王曼昱に決まった。王曼昱は9日の準々決勝で韓国のシン・ユビンに4-0で勝って勝ち上がった。張本は2月のシンガポールスマッシュ準々決勝で王曼昱に2-4で敗れ、この時点で通算11戦全敗だった。5月の世界卓球(団体戦)決勝の第1試合では張本が3-2で勝ったが、9月のアジア大会では団体戦・シングルスとも敗れている。

女子シングルスの準決勝は10日夜に予定されている。もう1つの準決勝では、9日の準々決勝で朱思冰(中国)に4-1で勝った佐藤瞳(28)=日本ペイントグループ=が、陳幸同(中国)と対戦する。2人がそろって勝てば、決勝は日本選手どうしの対戦になる。

張本にとって10日は忙しい1日になる。早田と組む女子ダブルスの決勝も同じ日に行われ、相手は王曼昱・蒯曼組。準決勝の相手の王曼昱とは、ダブルスでも顔を合わせる。

今大会はU-NEXTが張本美和ら日本人選手の注目試合をライブ配信している。10日分の配信は日本時間12時50分に始まる予定で、月額プランの見放題作品として見逃し配信もある。

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関連記事:みわひな、チャイナスマッシュ女子ダブルス初戦をストレート勝ちで8強 張本美和・早田ひな組

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0-2からの4連取で、苦手としてきた相手を退けた18歳。シングルスでのグランドスマッシュ初制覇まで、あと2勝に迫った。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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