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森薗美咲の経歴がすごい 橋本帆乃香コーチで弟は森薗政崇、”星一徹”な父に育てられた卓球一家の素顔とは

森薗美咲の経歴がすごい 橋本帆乃香コーチで弟は森薗政崇、”星一徹”な父に育てられた卓球一家の素顔とは

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世界卓球2026ロンドン大会で日本女子の躍進を支えるカットマン・橋本帆乃香(27)。そのプライベートコーチを務めるのが、元卓球女子日本代表の森薗美咲(33)だ。弟は元世界選手権代表の森薗政崇、父・誠は”星一徹”と評される厳格な指導者。卓球一家に育った森薗が、第一線を退いたあと指導者として歩んでいる。

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橋本帆乃香を支えるプライベートコーチに元日本代表

世界卓球2026ロンドン大会で日本女子チームが連日の躍進を見せている。その中心にいるカットマン・橋本帆乃香のプライベートコーチを務めるのが、元卓球女子日本代表の森薗美咲だ。

橋本は世界ランキング10位、対海外勢41連勝という結果を残し、中国勢にも勝ち星を重ねている。橋本本人がスポーツ・グラフィック ナンバーの取材で、森薗との出会いについて語っている。「試合に入る前の気持ちだったり、どういう気持ちで戦っていくかとか、今まで見てなかった部分に目を向けたりするようになりました」。最近まで現役を続け、女性コーチでもある森薗に対し、「自分が何で悩んでいるのか、何がうまくいっていないか、ここはうまくいっているというのを俯瞰して見てくださいます」と心境を明かした。

森薗自身、世界卓球2026では「U-NEXT」の解説者としても国内ファンに向けて選手の動きを伝えている。日本卓球の最前線をベンチと放送席の両方から支える形だ。

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東京都西東京市出身、青森山田から日本代表へ

森薗美咲(33)は1992年4月16日生まれ、東京都西東京市出身。フォア裏・バック表の前陣速攻型で、ITTFの世界ランキング最高位は25位を記録した。

西東京市立谷戸小学校を卒業後、青森山田中学・高校に進学。青森山田高校時代から日本ジュニア代表として国際舞台に出る。2009年、横浜で開かれた第50回世界卓球選手権個人戦に丹羽孝希とのペアで混合ダブルス代表として出場した。17歳での世界選手権デビューだった。

2010年12月の第8回世界ジュニア選手権では、女子団体で中国の8連覇を阻止する。2003年の第1回大会から続いた中国の連覇を破る、日本女子の世界ジュニア初優勝で、森薗もメンバーとして優勝に貢献した。

シニアの全日本選手権では、2015年1月の大会で混合ダブルスで張一博と組んで優勝、女子シングルスでも準優勝を達成した。世界卓球選手権の代表は2009年と2013年の2回。所属は青森山田高校卒業後の2010年から日立化成に7年半在籍した後、2018年からTリーグのトップおとめピンポンズ名古屋でキャプテンを務めた。2019年11月10日には地元・西東京市のPR親善大使にも任命される。

父は”星一徹”、双子の叔父も卓球選手の卓球一家

森薗家は「卓球一家」として知られる。美咲、3歳下の弟・政崇(31)、そして従妹の美月。3人がそろって日本代表クラスの選手として活躍してきた。

父・森薗誠は近畿大学卓球部からシチズン時計でプレーした左ペンドライブの選手で、現役引退後は東京都内で「美鷹クラブ」を主宰する指導者となる。誠の双子の兄・稔も現役時代はサンリツでプレーした卓球選手で、その娘が美月にあたる。父と叔父がライバル意識を燃やしながら現役時代を過ごし、その後それぞれの子どもが日本のトップに駆け上がった。

父の指導を、本人は集英社のウェブメディア「web Sportiva」で星一徹になぞらえている。「めっちゃ厳しかったです。平日は学校終わって友人と遊ぶ時間がちょっとあるんですけど、練習がきついので子どもながら体力温存のために外では遊ばなかったくらい」。週末の練習は朝8時から夜8時まで休みなく続いたという。「もう週末なんかいらない。やめたいとしょっちゅう思っていました」と本人は当時を振り返る。たまに仮病を使って休んだとも明かしている。

本当に練習が楽しいと思えたのは、親元を離れて青森山田中学に進学してからだった。

弟・森薗政崇は混合ダブルス3連覇の実力者

弟の森薗政崇は1995年4月5日生まれ。明治大学政治経済学部を卒業し、2016年から2018年までドイツ・ブンデスリーガのグリューンヴェッターズバッハでプレー。Tリーグでは岡山リベッツを経て2023年から静岡ジェードに所属している。

全日本選手権では伊藤美誠とのペアで混合ダブルスを2018年から3連覇。男子ダブルスでは三部航平とのペアで2014年と2015年に2連覇し、2023年には張本智和と組んで頂点に立った。2017年世界選手権デュッセルドルフ大会の男子ダブルスでは大島祐哉とのペアで準優勝。日本人初のユニバーシアード卓球シングルス金メダリストでもある。

2025年度から男子ジュニアナショナルチームのコーチに就任した。姉の美咲は2021年度から女子ジュニアと女子ホープスのナショナルチーム強化スタッフを務めており、2022年4月にはパラ卓球ナショナルチーム監督(立位)に就任。姉弟そろって育成と指導の道に進んでいる。

森薗美咲の主な戦績

大会結果
2009世界卓球選手権 横浜大会混合ダブルス出場(丹羽孝希組)
2010第8回世界ジュニア選手権女子団体優勝(39年ぶり)
2013世界卓球選手権 パリ大会日本代表
2014全日本選手権混合ダブルス優勝(張一博組)
2015全日本選手権女子シングルス準優勝
2016ITTFワールドツアー ブルガリアオープン女子ダブルス優勝(加藤美優組)
2018アジア競技大会日本代表
2022パラ卓球ナショナルチーム監督(立位)就任

33歳で結婚、現役と指導の両輪で歩む

2020年3月、森薗はトップおとめピンポンズ名古屋を契約満了で退団した。引退ではない。現役を続けながら指導者の道も歩むと表明し、同年4月にレッスンとオンラインサロンを始める。9月からは東京都内の公立高校で外部コーチも務めた。

2023年1月には専門誌「卓球王国」のインタビューで、コーチ業を1年続けたうえで再び全日本に挑戦したいと明かしている。「どこかで全日本や卓球に対する未練みたいなものがあったと思う。1年コーチをやってきて、その中でまたふと全日本に挑戦してみようと思った」。指導の現場が、選手としての気持ちを呼び戻したのだ。

そして2025年12月22日、自身のインスタグラムで結婚を報告した。相手は2021年東京パラリンピック英国代表で、世界選手権銀メダリストの卓球選手ジョシュア・ステーシー。神社で神前式を挙げ、白無垢と紋付き羽織はかま姿の写真を投稿した。「大好きな神社で大好きな人たちに囲まれてとても幸せ」とつづり、橋本帆乃香らから祝福のコメントが寄せられた。私生活でも新たな一歩を踏み出した森薗だが、指導者としての歩みも止まっていない。

選手として世界ランク25位まで上り詰め、第一線を退いてからはパラ卓球監督、橋本帆乃香のプライベートコーチ、そしてU-NEXTの解説者。森薗美咲の”第二のキャリア”は、まだ始まったばかりだ。

[文/構成 by さとう つづり]

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