井上拓真vs那須川天心2、WBCが勝者に記念リング 27日にPrime Videoで独占ライブ配信

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時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
WBC(世界ボクシング評議会)は9月23日(日本時間24日)、9月27日に東京・TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)で行われるWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦、王者・井上拓真(30)=大橋=と同級1位・那須川天心(28)=帝拳=の再戦の勝者に、特製の記念リングを贈ると発表した。興行は『Prime Video Boxing 16』としてPrime Videoが独占ライブ配信し、配信開始は17時の予定だ。
WBCが用意した2種類の記念リング
リングを手がけたのは、メキシコの高級ジュエリーブランド「マエストロス・ジョイエロス」。どちらが勝っても渡せるように、2種類が製作された。1つは「INOUE」「TAKUMA」、もう1つは「NASUKAWA」「TENSHIN」の文字が刻まれたもので、どちらにもWBCのエンブレムとハイジュエリーの職人技が施されている。試合後も残るコレクターズアイテムとして設計したと、WBCは公式サイトで説明した。
価格や素材の詳細は明らかにされていない。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は、ボクシングにはライバル関係を歴史に刻む力があり、拓真と天心の再戦はその要素をすべて備えていると述べた。リングについては、世界王座と2人の日本人ボクサーの個性、試合後も長く残る作品づくりの技をひとつにしたものだと説明。日本には深く情熱的なボクシング文化があり、この特別な場面に関われることを光栄に思うと続けている。
ブランドは2019年に生まれたが、母体となる宝飾一家の歩みは1931年までさかのぼる。WBCと日本のビッグマッチを結ぶ特製の品は、これが初めてではない。5月2日に東京ドームで行われた井上尚弥(33)=大橋=と中谷潤人(28)=M・T=の4団体世界スーパーバンタム級タイトルマッチでは、宝石626個をあしらった総額10万ドル(当時約1600万円)以上の統一王座リングが用意され、判定で勝った尚弥が手にしている。弟の拓真にとっては、兄に続いて日本の大一番で記念の品が懸かる試合になる。
第1戦は拓真が3-0判定、天心に初黒星
2人が初めて拳を交えたのは2025年11月24日、同じTOYOTA ARENA TOKYOだった。中谷潤人の王座返上で空位になったWBC世界バンタム級王座を争う決定戦で、1位の天心と2位の拓真が対戦。序盤の1、2回は天心がスピードとリーチを生かして主導権を握ったが、3回から拓真が距離を詰めて流れを引き寄せる。ジャッジの採点は116-112、116-112、117-111。3-0の判定で勝ったのは井上拓真で、世界王座に復帰した。
敗れた天心にとっては、キックボクシング時代から続いた公式戦の無敗記録が止まる一戦になった。ボクシング転向後8戦目での初黒星だった。
その後の2人は、それぞれ大きな勝利を挙げて再戦にたどり着く。天心は2026年4月11日、両国国技館で行われたWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で元2階級制覇王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦し、9回終了時に相手陣営が棄権を申し入れてTKO勝ち。挑戦権を手にした。
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拓真は5月2日の東京ドームで、4階級制覇王者の井岡一翔=志成=の挑戦を受けた。2度のダウンを奪い、3-0の判定で初防衛に成功している。
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戦績は拓真が24戦22勝(5KO)2敗、天心が9戦8勝(3KO)1敗。王者が返り討ちで2度目の防衛を果たすのか。それとも天心がプロ10戦目で初の世界王座に就くのか。記念リングに刻まれる名前は、27日の12回戦で決まる。
2人の第1戦は、9月27日までPrime Videoで見放題配信されている。再戦の前に、拓真が3回から流れを引き寄せた12ラウンドを見返しておきたい。
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配信開始は17時、メインの開始時刻は未発表
見る側が気をつけたいのは時間だ。TOYOTA ARENA TOKYOの公式サイトによると、会場は16時開場、第1試合は16時30分開始予定となっている。16時30分に始まるのはPrime Videoで生配信されないフェザー級4回戦で、メインの井上拓真vs那須川天心が始まる時刻ではない。
Prime Videoのスポーツ公式Xは、9月27日17時から4大世界戦を独占ライブ配信する予定だと告知している。メインは4つの世界戦の最後に組まれており、Prime Videoと主催の帝拳プロモーションはメインの開始予定時刻を発表していない。WBCは公式サイトの記事で、メインの入場を日本時間20時ごろの見込みとしているが、前の試合の決着次第で前後する。
解説は元WBC世界バンタム級王者の山中慎介、元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太、元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志の3人が務める。
配信はAmazonプライムの特典の対象で、Amazonによると日本のプライム会員は追加料金なしで見られる。都度課金のPPV(ペイ・パー・ビュー)ではない。視聴には会員登録が必要で、プライムの会費は月額600円、年額5900円。対象となる人は30日間の無料体験も利用できる。
Prime Videoでは試合前の特集番組『独占密着 9.27 PRIME VIDEO BOXING 16 WBC世界バンタム級タイトルマッチ 井上拓真 vs 那須川天心 2』も配信中だ。第1戦を含む『Prime Video Boxing』の過去14試合も、9月27日まで見放題で配信されている。
同日に組まれた4つの世界戦
大会ではフェザー級4回戦のあとに4つの世界戦が組まれている。9月18日に発表された配信予定の順番は次のとおりだ。
配信の1試合目はWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦で、WBO1位の松本流星(28)=帝拳=がWBO2位のラッセル・アコスタ(27)=メキシコ=と対戦する。2試合目はWBC世界スーパーフライ級王座決定戦。世界選手権優勝のアマチュア実績を持つWBC1位の坪井智也(30)=帝拳=が、WBC2位のリカルド・マラジカ(28)=南アフリカ=とプロ5戦目で王座を争う。
3試合目はIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で、IBF1位の西田凌佑(30)=六島=とIBF2位のサム・グッドマン(27)=オーストラリア=が拳を交える。同級の4団体統一王者・井上尚弥にしばらく試合予定がないことから、IBFが暫定王座を設けた。
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そして4試合目が、井上拓真vs那須川天心のWBC世界バンタム級タイトルマッチだ。3つの王座決定戦を経て、最後に記念リングの行き先が決まる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]










































































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