『Maiden Blood』が2027年放送決定 「血戦人間」が戦うダークファンタジー、エヴァ役は佐伯伊織

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ポリゴン・ピクチュアズ制作の完全オリジナルアニメ『Maiden Blood』は、2026年8月21日に2027年放送を発表した。放送月やクールはまだ明らかにされていない。血を媒介に戦う「血戦人間」の姉妹が悪魔に挑むダークファンタジーだ。エヴァ役は佐伯伊織、エピカ役は安齋由香里が演じる。
血を武器に戦う姉妹の正体
舞台は、悪魔によって荒廃した世界。血液を燃料に戦う力を持つ人間は「血戦人間」と呼ばれ、迫り来る脅威に立ち向かっている。同時に公開されたティザーPVには、正体不明の姉妹エヴァ(佐伯伊織)とエピカ(安齋由香里)が、自らの血を武器に恐ろしいクリーチャーと渡り合う姿が映し出された。スタッフ、キャスト、ティザービジュアル、ティザーPVをまとめて公開する発表となった。
ティザーPVでは戦闘シーンが先行する一方、同時開設された公式サイトでは、人類の大部分が悪神への供犠に捧げられた経緯や、エピカが最強の血戦人間でありながら魂を奪われた状態にあり、姉エヴァの血だけがその力を目覚めさせられるという姉妹の関係性など、「血戦人間」の基本設定は一定程度明らかにされている。
原作なし、岸誠二と上江洲誠が生む新規企画
監督は岸誠二、シリーズ構成は上江洲誠(うえずまこと)が務める。キャラクター原案はLAM、音響監督は飯田里樹。音楽は岡部啓一、高橋邦幸、常楽太一の3人が手がけ、いずれも音楽制作集団MONACAに所属する。岡部はゲーム「NieR」シリーズの音楽で知られ、MONACAの代表も務める作曲家だ。
原作表記は「岸誠二×上江洲誠×ポニーキャニオン」となっており、漫画や小説といった既存の原作はない。監督とシリーズ構成、製作元が一体となってゼロから立ち上げた完全新規の企画である。
岸誠二は2023年放送の「青のオーケストラ」で監督を、2024年放送の「ようこそ実力至上主義の教室へ」第3期で総監督を務めた。2026年10月からはテレビ東京系で「ジャンケットバンク」の放送も控えており、こちらでも監督を担当する。上江洲誠は「この素晴らしい世界に祝福を!」シリーズのシリーズ構成・脚本を、2024年放送の第3期まで継続して手がけてきた。2026年3月に公開された劇場版「暗殺教室」みんなの時間では脚本を担当し、「瀬戸の花嫁」のシリーズ構成でも知られる。
岸誠二はこのほかにも「暗殺教室」「Angel Beats!」といった人気作を監督として数多く手がけてきたほか、「PERSONA3 THE MOVIE」シリーズにはスーパーバイザーとして参加した。上江洲誠も、ギャグ色の強い「この素晴らしい世界に祝福を!」やシリアスな「結城友奈は勇者である」「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」まで、幅広いジャンルのシリーズ構成・脚本をこなしてきた脚本家だ。岸誠二と上江洲誠、いずれもテレビアニメの人気作を手がけてきた顔ぶれが揃った座組みとなった。
エヴァ役佐伯伊織、エピカ役安齋由香里
エヴァ役の佐伯伊織は、キャラクターを演じられたことについて「光栄です」とコメントし、一からキャラクターを作り上げる自由度の高さに触れた。佐伯は「ネコぱら」のバニラ役で広く知られ、2025年放送の「気絶勇者と暗殺姫」では3人のヒロインの一人であるシエル役、2026年放送の「貴族転生」ではシャーリー・グランズ役を務めている。「処刑少女の生きる道」の処刑人メノウ役も、佐伯の主要な出演作の一つだ。
エピカ役の安齋由香里は、オーディション資料を読んだ時の感想を「あまりにも全てが好みど真ん中な作品」と表現し、クールな見た目とのギャップにあるエピカの魅力を強調した。安齋は「RELEASE THE SPYCE」の源モモ役が代表作の一つで、2026年放送の「うちの弟どもがすみません」では宝生恵役、2026年4月から2クール連続で放送中の「黄泉のツガイ」ではアザミ役を演じる。アイドル育成企画「Lapis Re:LiGHTs」のティアラ役でも知られ、歌唱を伴う役どころも手がけてきた。
ポリゴン・ピクチュアズが手がける意味
制作を担うポリゴン・ピクチュアズは、3DCGアニメで実績を積んできたスタジオだ。2014年放送の「シドニアの騎士」でテレビアニメへ本格的に進出し、劇場版「BLAME!」や3部作の「GODZILLA 怪獣惑星」シリーズも制作した。「GODZILLA」3部作はNetflixを通じて世界配信され、海外展開の足がかりの一つとなった。
海外向けに制作したフルCGアニメ「スター・ウォーズ レジスタンス」は、プライムタイム・エミー賞に2年連続でノミネートされた実績も持つ。国内外のスタッフを合わせて400人規模を抱える、国内最大級のCGアニメスタジオでもある。
これまでの主力作品の多くは漫画や小説を原作に持つ一方、『Maiden Blood』は原作を持たない完全新規の企画だ。3DCGで培った映像表現力を、土台となる原作なしのオリジナルストーリーでどう発揮するのか。制作陣にとって新たな挑戦の場となりそうだ。
放送時期は未発表、続報に注目
現時点で明らかになっているのは「2027年放送」という情報のみで、具体的な放送月やクールは発表されていない。放送局や配信プラットフォームについても、今後の続報を待つ必要がある。放送月やクールは確定しておらず、2027年のいつ放送されるかによって発表からの期間は変動するが、比較的早い段階での情報公開だった。
ティザーPVとキャスト発表という第一報を終え、今後は追加キャストやスタッフ、放送時期の詳細などが順次公開されていく見通しだ(物語の基本設定は公式サイトで既に一部公開されている)。原作を持たないオリジナルアニメが2027年にどのような世界を描き切るのか。放送に向けて注目されている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]



































































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