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福岡PARCO、閉館100日前企画にロバート・秋山竜次 閉館はいつ?2027年2月28日

福岡PARCO、閉館100日前企画にロバート・秋山竜次 閉館はいつ?2027年2月28日

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

福岡市・天神の福岡PARCOは、2027年2月28日(日)に閉館する。運営する株式会社パルコは11月4日、閉館まで残り100日の節目に合わせた企画「FUKUOKA PARCO 100 DAYS LEFT」を発表し、北九州市出身のロバート・秋山竜次を「閉館100日前スペシャルサポーター」に起用した。11月20日から29日まで、ポップアップストアや撮影会、音楽フェスへの出演が続く。

福岡PARCOの閉館日は2027年2月28日(日)

閉館日は2027年2月28日の日曜日だ。パルコが2026年1月29日に営業終了を発表した時点では「2027年2月末(予定)」としていたが、11月4日の発表で具体的な日付を「2月28日(日)をもって閉館」と明記した。

福岡PARCOの所在地は福岡市中央区天神2丁目11-1。本館は2010年3月19日に開業し、2014年11月13日には隣の敷地に新館がオープンして、本館と新館の2館で営業してきた。店舗面積は約4万2000平方メートルで、2024年度のテナント取扱高は272億7400万円にのぼる。開業から閉館まで、およそ17年の営業になる。

本館の建物には長い歴史がある。1936年に地元の百貨店・岩田屋の本店として建てられたビルで、福岡PARCOは旧岩田屋本店の跡を受け継ぎ、改装して出店した。岩田屋は2004年に本店を移してこの建物での営業を終え、2010年に福岡PARCOが入った。天神交差点の一角に建って、2026年で90年になる。

閉館まで残り100日となるのは、いつなのか。

答えは2026年11月21日(土)だ。この日から閉館日の2027年2月28日までを、両端の日を含めて数えるとちょうど100日になる。パルコはこの11月21日を「閉館まで残り100日」の節目と位置づけ、前日の11月20日から29日までの10日間を企画期間に設定した。

秋山竜次が「閉館100日前スペシャルサポーター」に

企画の顔を務めるのが秋山竜次だ。1978年生まれで福岡県北九州市出身、吉本興業に所属する。1998年に山本博、馬場裕之とお笑いトリオ・ロバートを結成し、2011年には「キングオブコント」(TBS系)で優勝した。梅宮辰夫になりきる「体モノマネ」や、架空のクリエイターに扮する「クリエイターズ・ファイル」でも知られる。

起用の中身は大きく4つある。秋山が出演する広告ビジュアルの掲出、初のポップアップストア「秋山百貨店」、音楽フェス「PARC ON FINAL」への出演、撮り下ろし写真を使ったポストカードの配布だ。主な日程は次のとおり。

日付(2026年)内容場所
11月4日(水)〜29日(日)秋山を起用した広告ビジュアルの掲出、秋山によるオリジナル館内放送館内各所、館外広告など(掲出場所で期間が異なる)
11月17日(火)〜23日(月・祝)広告ポスターの掲出地下鉄空港線天神駅 中央改札ポスターボード
11月20日(金)〜29日(日)POP-UP STORE「秋山百貨店」本館1F POP UP SPACE「GATE」
11月20日(金)〜24日(火)税込5,000円以上の買い物でポストカード(10枚組)を配布新館4F エスカレーター横 特設ブース
11月21日(土)13時開場、14時開演音楽フェス「PARC ON FINAL」にオープニングアクトで出演UNITEDLAB(福岡市中央区大名1-3-36)
11月21日(土)16時30分〜18時(予定)秋山支配人との2ショット撮影会秋山百貨店の企画(事前抽選制)

初のポップアップストア「秋山百貨店」

「秋山百貨店 RYUJI AKIYAMA POP-UP STORE 2026」は、秋山が手がける「クリエイターズ・ファイル」「BOTY(体モノマネ)」「俺のメモ帳」「秋山歌謡祭」などのグッズを集めた店だ。営業時間は10時から20時30分までで、最終日の11月29日だけ18時に閉まる。

商品はビッグシルエットTシャツが税込5,500円、ビッグシルエットスウェットが税込9,900円、アクリルスタンドが税込1,100円、クリアファイルが税込500円など。会場で税込5,500円以上を買うと「秋山百貨店 2027年カレンダー」が先着で1点もらえる。

11月21日の2ショット撮影会は事前抽選制で、会場先行販売のビッグシルエットTシャツ(税込5,500円)と参加券のセットで申し込む。受付は11月4日から12日まで、当落の発表は11月13日の予定だ。参加できるのは当選した本人だけだが、小学生以下の子どもに限り同伴して一緒に撮影できる。

音楽フェス「PARC ON FINAL」に秋山とペリー・キー

同じ11月21日には、福岡PARCOが主催する音楽フェス「PARC ON FINAL」が大名のライブハウス・UNITEDLABで開かれる。オープニングアクトとして登場するのは秋山と、「緊急来日」とうたわれた「アジアNo.1スター」ペリー・キーだ。ZAZEN BOYS、MONO NO AWARE、muque、Trooper Salute、スーパー登山部などが出演し、料金は前売券が税込6,600円、当日券が税込7,700円、U-22割が税込5,500円(いずれも別途1ドリンク)となる。

ステージでは「秋山歌謡祭」でおなじみの楽曲「願い –福岡PARCO Special ver.-」も歌う。歌詞のもとになるのは募集した「願い」のエピソードで、本館1Fエスカレーター横の募集ボードとウェブのフォームで11月20日まで受け付ける。撮影会とフェス出演が重なる11月21日を、パルコは「1DAY パルコジャック」と銘打った。

北九州市出身の秋山と福岡PARCO、岩田屋の記憶

福岡PARCOの特設サイトには、秋山の独占インタビューが載っている。秋山とパルコの関わりは2017年に始まった。池袋PARCOを皮切りに「クリエイターズ・ファイル祭」を全国10都市で開き、その中には福岡PARCOも入っていた。2025年8月からは10周年の「胸やけ大博覧会」で再び全国8都市のPARCOを回った。

福岡の客について、秋山は北九州出身ということもあってか「ちょっと温度高めの方が多かった」と語る。地元のファンに加え、大分や長崎、宮崎からも人が集まり、九州で開けてよかったと話した。

閉館を知ったときの思いも率直だ。天神からPARCOがなくなることについて、秋山は「しばらくはちょっと生態系が崩れちゃうんじゃないかな」と口にしている。それでも、最後の100日をしんみり過ごすのではなく、普段以上に盛り上げて「建物にも記憶させてあげたい」という。

インタビューでは、岩田屋の話題にも触れた。秋山は「僕のおばあちゃんも若い時に岩田屋で働いてたってよく話してくれたんですよね」と明かし、今は確かめようがないと付け加えている。

11月21日の来店イベントには、クリエイターズ・ファイルのキャラクターではなく秋山本人として来るという。

閉館の理由は老朽化と天神の再開発

パルコは1月29日の発表で、福岡PARCOは今も地域の多くの客に支えられていると説明した。それでも所有する建物の老朽化が進むなかで今後見込まれる投資の負担と、「天神二丁目南ブロック駅前東街区」の開発計画の進み具合を長い目で検討した結果、営業を終える判断に至った。

パルコは跡地を含む一帯について、周辺の事業者と協力して建て替えを進め、耐震性や防災性を高める方針を示している。新しい建物には、PARCOが持つコンテンツを生かしたライブハウスやギャラリー、ミュージアムといった文化や情報を発信する機能を入れる計画だ。公園の整備や建物の緑化も検討する。

西側の街区では新天町商店街の開発計画が動いており、商店街通路やメルヘンチャイムといった新天町の歴史を受け継ぐ方針が示されている。パルコはこの計画と協力し、メルヘン通りの地下通路を共同で整備するなど、福岡市が進める再開発促進の取り組み「天神ビッグバン」を後押しするとしている。

一方で、建て替え後の新しい建物の完成時期や、パルコが再び出店するかどうかは、11月5日時点で公式には示されていない。

閉館までの100日、天神で続くカウントダウン

福岡PARCOは2026年を「ラストイヤー」と位置づけ、「Hey!PARCO~パルコらしさは、止まらない。~」と題したキャンペーンを続けてきた。ポスタービジュアルには第1弾で堺雅人、第2弾で久留米市出身の吉田羊を起用し、10月には福岡の作家による新作ポスターを売る「PARCO PRINT CENTER」の特別編も開いた。秋山の企画は、閉館までの残り日数を数え始める節目を受け持つ。

11月21日から29日までは、本館1Fのエントランスにカウントダウンボードが置かれる。閉館日の2027年2月28日に向けて、残りの日数を数える日々が始まる。

秋山はインタビューの最後、「パルコらしいねって終われるように」と最後まで変わらない姿を望んだ。天神交差点の一角で90年続いた建物は、2027年2月28日に店としての役目を終える。

[文/構成 by Webライター 榊原 透]

寄稿者

榊原 透
映画・ドラマ担当のWebライター。物語の展開だけでなく、俳優の演技や制作陣の工夫に目を向けています。

配信作品、原作のあるドラマ、アニメや漫画の映像化などを担当。あらすじを読む人と、作品を観終えて考えを深めたい人の両方に届くよう、ネタバレの範囲を分けて書きます。

映画を観たあとは、しばらく感想を寝かせるタイプ。帰り道でふっと思い出す場面に、その作品らしさを感じます。

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