USJ、鋼の錬金術師が22年ぶり登場へ 2027年春のクールジャパンに黄泉のツガイも初参戦

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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は10月28日、荒川弘原作の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』と『黄泉のツガイ』とのコラボレーションを、2027年春に同時開催すると発表した。ハガレンのUSJ登場は2005年春の「鋼の錬金術師 プレミア・ツアー」以来22年ぶり2回目。黄泉のツガイはテーマパークとのコラボ自体が初めてで、アトラクションの形式や詳細は後日発表となる。
荒川弘作品2本が同じシーズンにパークへ
発表は、USJが12月2日から順次開催するスペシャル・イベント「ユニバーサル・クールジャパン 2027」のラインナップ続報として出た。日本発のアニメや漫画の世界をパークで再現するイベントで、2015年に初めて開かれた。同じ原作者の2作品を同時に迎えるのは、ラインナップの中でもハガレンと黄泉のツガイの組み合わせだけになる。
開催時期はどちらも「2027年春」。具体的な開幕日、アトラクションの形式、チケットの価格や販売開始日は10月29日時点で発表されていない。USJの公式サイトは両作品のページで「順次詳細情報公開予定」としている。
公式サイトのハガレンのページには、「世界中のファンが待ち望んだ新次元の錬金術バトル、開幕」という告知文が載った。強敵に挑むエルリック兄弟の「揺るぎない覚悟」を見せると予告する一方、中身については「詳細は続報にて」と書くにとどめる。黄泉のツガイのページは「パーク初登場!」と打ち出し、主人公のユルと、そのツガイである左右様とともに試練に立ち向かう体験になると紹介する。
アニメ「鋼の錬金術師」の公式Xも10月28日、「超!特報!」としてUSJへの登場を告知した。こちらも「詳細は続報をお待ちください」と結んでいる。
22年前のプレミア・ツアーはパーク初のTVアニメ企画
22年ぶりの起点は、2005年春にUSJで開かれたスペシャル・イベント「鋼の錬金術師 プレミア・ツアー」だ。USJの発表によると、これがパークにとって初めての日本のテレビアニメとのコラボレーションだった。当時のハガレンは、2003年から2004年にかけて放送された1作目のテレビアニメが人気を集めていた時期にあたる。
当時の報道によると、プレミア・ツアーはパーク内にあった毎日放送のスタジオ見学施設を転用し、大総統の部屋など作品の世界を再現した。最後にシアターで未公開のフィルムを上映する構成で、期間限定のアトラクションとして2005年3月から5月にかけて開かれた。
いまのUSJは、名探偵コナンやセーラームーンなど日本の作品と毎年のように組む。日本のテレビアニメと組む流れの最初の一歩がハガレンだった。
今回コラボするのは、2009年4月から2010年7月まで放送された2作目のテレビアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』で、原作の結末までを描いたシリーズだ。作品名の表記は変わったものの、「鋼の錬金術師」として数えれば2005年以来の再登場となる。2005年春から2027年春までの間隔が、22年にあたる。
関連記事:鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展、松屋銀座8階イベントスクエアで8月13日開幕 9月2日まで日時指定制
生誕25周年のハガレン、アニメ第2期も決まった黄泉のツガイ
原作の『鋼の錬金術師』は、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で連載された荒川弘の代表作だ。第49回小学館漫画賞を受け、USJの発表では全世界のシリーズ累計が9000万部を超える。2026年に作品生誕25周年を迎え、「ハガレン」の愛称で海外にもファンが多い。
物語は、亡き母をよみがえらせようと「人体錬成」という禁忌を犯し、すべてを失った兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が、失ったものを取り戻すため「賢者の石」を探して旅をする。やがて兄弟は、国家を巻き込んだ陰謀に向き合うことになる。
『黄泉のツガイ』は、同じ月刊「少年ガンガン」で連載中の荒川弘の最新作。シリーズ累計は750万部を超える。テレビアニメは2026年4月4日にTOKYO MXなどで放送が始まり、第1期は最終回を迎えた。第2期の制作もすでに決まっている。
“夜と昼を別つ双子”のユルとアサをめぐる謎と怪奇が絡み合う物語で、ツガイを従えたキャラクターたちのバトルが見どころだ。USJは、この作品にとって初めてのテーマパークとのコラボになると説明している。
2作品は2026年、そろって節目の年を迎えた。ハガレンが生誕25周年、黄泉のツガイが生誕5周年で、これを記念した「鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展」が8月13日に東京の松屋銀座で開幕。その後は全国を巡回しており、北海道の大丸札幌店(10月14日〜11月1日)、石川の香林坊大和(11月27日〜12月13日)、大阪の阪急うめだ本店(12月16日〜2027年1月10日)、福岡のBOSS E・ZO FUKUOKA(2027年1月15日〜1月31日)、愛知の名古屋PARCO(2027年2月6日〜2月28日)を回る予定だ。大阪での展覧会が終わったあと、春にはUSJで2作品の世界を体験できる流れになる。
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(全64話)と『黄泉のツガイ』(第1期・全24話)は、10月29日時点でU-NEXTの見放題作品として配信されている。
クールジャパン2027は5作品がそろう
ハガレンと黄泉のツガイが加わり、「ユニバーサル・クールジャパン 2027」の作品は5つになった。10月29日時点でUSJの発表資料に載っている開催期間は次のとおりだ。
| 作品・企画 | 開催期間 | 発表済みの内容 |
|---|---|---|
| 美少女戦士セーラームーン | 2026年12月2日〜 | 4-Dシアター・ |
| 名探偵コナン・ | 2027年2月10日〜 | リアル脱出ゲーム、 |
| 薬屋のひとりごと | 2027年2月10日〜 | 劇場版と連動した新プログラム |
| 鋼の錬金術師 | 2027年春 | 期間限定プログラム |
| 黄泉のツガイ | 2027年春 | 作品初のテーマパークコラボ |
先陣を切るのはセーラームーンで、9月30日に第1弾として発表された。セーラームーンとUSJのコラボは4度目。2026年4月にアメリカのパークにも進出した「美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル 4-D ~ムーン・パレス編 デラックス~」が復活し、パーク25周年を記念したストーリー・ライドも初めて開かれる。
関連記事:USJ「ユニバーサル・クールジャパン 2027」は12月2日から、第1弾は美少女戦士セーラームーン 4度目のコラボで4-Dアトラクションが復活
名探偵コナン・ワールドでは、食事とライブパフォーマンスを組み合わせた「名探偵コナン・ライブ・レストラン」が新会場のピーコック・シアターに移り、2018年の初開催以来はじめて会場と体験内容を一新する。薬屋のひとりごとは、12月11日公開予定の「劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝」と連動し、猫猫(マオマオ)や壬氏(ジンシ)との新しい体験を用意するという。
春の開幕日とアトラクションの中身はこれから
コナン・ワールドと薬屋のひとりごとは2027年2月10日に始まり、どちらも6月30日まで続く。春にハガレンと黄泉のツガイが開幕すれば、パークには日本の作品が少なくとも4つ同時に並ぶ時期が生まれる。
ファンが気にするのは、どんな形で作品の世界に入れるのかだ。USJは過去のクールジャパンで、ライド型のアトラクション、謎解きのリアル脱出ゲーム、食事をしながら物語を楽しむレストランなどを用意してきた。ハガレンの告知文は「新次元の錬金術バトル」をうたい、黄泉のツガイのページは「想像を超える試練」に立ち向かう体験と書く。作品の戦いの場面をどこまで再現するのかが焦点だ。
USJは、クールジャパン2027のアトラクションの詳細、グッズ、フードの情報を随時発表するとしている。開幕日、アトラクションの形式、チケットの価格と販売開始日は、いずれも続報を待つ段階だ。2005年のプレミア・ツアーから22年、ハガレンは後輩の黄泉のツガイと並んで大阪のパークに戻ってくる。
[文/構成 by MediaDogs編集部]


















































































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