西山潤、『VIVANT』熊谷一輝役で「自分にストレスを与え続けました」 別班員を演じる俳優は何者

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TBS系日曜劇場『VIVANT』で別班員・熊谷一輝を演じる俳優の西山潤(28)が、10月24日に公開されたインタビューで役づくりを明かした。拷問に耐える熊谷を演じるにあたり「自分にストレスを与え続けました」と語っている。西山は小学1年生でスカウトされ、映画『20世紀少年』で主人公の幼少期を演じた元子役。第1シーズンから同じ役を務め、物語は25日の第22話へ続く。
「無」にならず、痛みを抱えたまま顔に出さない
熊谷は、自衛隊直轄の非公認組織「別班」の一員だ。第2シーズンでは”中国の別班”とされる「シンシー」に拉致され、長く拘束されてきた。
10月24日、同じ内容のインタビューがシネマトゥデイとTBS NEWS DIGで配信された。そこで西山は、拷問されても口を割らない別班員をどう演じたかを詳しく話している。
選んだのは、感情を消す方法ではなかった。
「だから僕は、”無”になって何も感じなくするというより、自分にストレスを与え続けました」
撮影では特殊メイクを施した。西山によると、メイクは重く、目は見えづらく、口も開けづらい。足かせも痛かった。それを避けずに、「痛い」「嫌だ」「イラッとする」という感覚を自分の中にため込み、それでも表には出さない。無表情でいるのではなく、全部を抱えたうえで出さないのだという。
狙いは、ほんの一瞬の表情で「別班ってやべえな」と視聴者に伝わることだった。
素足で牢屋にじっとしている撮影は、当然気持ちのいいものではない。西山はその嫌さも素直に受け取ったと振り返る。帰りの車ではほとんどしゃべらなくなるほど疲れたそうだ。
乃木への「はい」は台本になかった
第20話では、乃木憂助(堺雅人)が捕らわれた別班員たちの前に現れる。乃木に「熊谷」と呼ばれ、熊谷が「はい」と応じる場面がある。この返事はアドリブだった。
台本の熊谷は、かなり弱った状態として書かれていた。それでも西山は、あくまで別班員として返したかったという。熊谷は30歳の若い別班員で、西山自身と年齢が近い。若いけれど別班員、別班員だけれど若い。その両面を等身大で考えた結果が、あの「はい」だった。
実際の撮影は逆光で真っ暗だった。西山は「本当に何も見えなかったんです(笑)」と明かしている。足音や人数の違い、火薬のにおいから異変を察し、最後に声を聞いて乃木だと確信する。その段階を一つずつ意識して演じたそうだ。
放送はリアルタイムで見ていた。救出の場面では泣いてしまったと話す。
10月18日放送の第21話では、脱出のジェット機が離陸する直前、乃木の別人格・F(堺雅人)の指示で別班の儀礼曲が流れ、別班員たちが敬礼した。この場面について西山は、「厳しい実家に帰ってきた」ような感覚になったと語っている。
子役出身、『20世紀少年』でケンヂの幼少期
では、西山潤とはどんな俳優なのか。
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。所属はスターダストプロモーションだ。小学1年生のとき、家族と恵比寿で食事をした帰りにスカウトされた。
2006年の映画『サイレン』でデビュー。2008年から2009年にかけて3部作で公開された映画『20世紀少年』では、唐沢寿明が演じた主人公・ケンヂの幼少期を務めた。
大人になってからの出演作も幅広い。2019年のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』では、金メダリストの水泳選手・宮崎康二を演じた。2021年の日曜劇場『ドラゴン桜』では、眉をそり落とした丸刈りのヤンキー・小橋役で注目を集めている。
| 年 | 作品 | 役・ポイント |
|---|---|---|
| 2006年 | 映画『サイレン』 | デビュー作 |
| 2008〜2009年 | 映画『20世紀少年』 | ケンヂ(唐沢寿明)の幼少期 |
| 2019年 | 大河ドラマ『いだてん』 | 水泳選手・宮崎康二 |
| 2021年 | 日曜劇場『ドラゴン桜』 | ヤンキーの小橋 |
| 2023年 | 日曜劇場『VIVANT』 | 別班員・熊谷一輝 |
| 2023年 | 『こういうのがいい』 | 地上波連続ドラマ初主演 |
| 2026年 | 『終のひと』 | 新人葬儀屋の梵孝太郎 |
2023年10月には、ABCテレビのドラマ『こういうのがいい』で地上波連続ドラマに初めて主演した。2026年1月スタートのTBSドラマ『終のひと』では、柿澤勇人が演じる葬儀屋の弟分・梵孝太郎を演じている。
『VIVANT』には2023年の第1シーズンから出演し、今回の第2シーズンでも同じ熊谷を演じている。第2シーズンへの出演を正式に聞いたのは2024年の秋ごろ。マネージャーと共有するカレンダーに、2025年10月のアゼルバイジャンの予定が3週間ほど入っていたそうだ。
堺雅人の「乃木力」、松坂桃李と西垣匠
共演者についての話も多い。
堺雅人について、西山は撮影現場で全くミスをせず、どんな言語のセリフも一発で決めてくると語った。『VIVANT』はロケ地の都合で物語を行き来しながら撮影するため、乃木、F、リュウ・ミンシュエンと堺の役が入れ替わる。それでも芝居がぶれないことに驚き、「圧倒的な”乃木力”で現場を引っ張ってくださる」と表現した。
黒須駿役の松坂桃李とは同郷だという。撮影が休みの日には、別班のメンバーで射撃場へ遊びに行ったり、食事に出かけたりした。
第19話では、『ドラゴン桜』で共演した西垣匠が、黒須の弟・翼にふんした特殊作戦群の隊員として登場した。一緒のシーンはなかったものの、衣装合わせのときに顔を合わせ、「おう、頑張れよ!」と少し先輩風を吹かせたそうだ。『ドラゴン桜』から5年。今回は西垣が別班員を助ける側に回った。直接会うわけではないが、作品の中ではつながっている。西山はそれを「なんか別班らしいじゃないですか」と喜んでいた。
第21話で、別班員の高田(市川笑三郎)が中国語で長いセリフを言う場面にも触れた。後ろで聞きながら「うわ、やられた!」と思い、役者としては「俺、これ言いたかったな」と悔しかったと笑っている。
第22話は10月25日放送、物語は終盤へ
西山は『VIVANT』らしさを、すごく濃いジャンクフードや大きなステーキを丸かじりするような豪快さにたとえた。
視聴者へは、考察しながら楽しむのもうれしいとしたうえで、目の前で起きることをそのまま受け取る見方も勧めている。「ここからまた話がガラッと変わっていく」として、ジェットコースターの先頭に乗るつもりで楽しんでほしいと呼びかけた。
第22話は10月25日(日)午後9時から放送される予定だ。同日、TBSは午後6時試合開始の日本シリーズ第2戦を中継する。
『VIVANT』は第1シーズン、第2シーズンともU-NEXTで見放題配信されている。
\ 『VIVANT』はU-NEXTで見放題 /
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[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]










































































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