戦力外通告2026はいつまで? 第2次期間が10月18日開始、30日に終了 22日にドラフト

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
プロ野球の第2次戦力外通告期間が10月18日に始まり、10月30日に終わる。両リーグのクライマックスシリーズ(CS)が10月17日にすべて終わったためで、日本シリーズの勝敗に関係なく30日が期限だ。10月22日にはドラフト会議、11月17日には12球団合同トライアウトが控える。本記事は10月19日時点の情報で日程と主な通告選手をまとめた。
第2次期間は10月18日から30日まで
第2次戦力外通告期間は、CSの全日程が終わった翌日から始まる決まりだ。2026年はセ・リーグのCSファイナルステージが10月17日に決着し、この日が両リーグ最後のCSの試合になった。
第4戦で、レギュラーシーズン3位の横浜DeNAが阪神に8対5で勝ち、4連勝で2年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。阪神はリーグ優勝で得た1勝のアドバンテージを生かせず、1勝4敗で敗退。パ・リーグは前日の10月16日、福岡ソフトバンクが北海道日本ハムに3連勝し、アドバンテージの2勝と合わせて5勝0敗で3年連続23度目の出場を決めていた。
こうして第2次期間は10月18日(日)に始まった。終わりは10月30日(金)。期間は13日間になる。
なぜ「30日まで」なのか
以前は、日本シリーズが終わった後も通告できた。流れが変わったのは2024年11月だ。
個人で仕事を請け負う人を守る「フリーランス法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)が2024年11月1日に施行され、一定期間続いた契約を更新しない場合は30日以上前に伝えることが求められるようになった。プロ野球選手は球団と契約する個人事業主で、契約は基本的に11月末まで。そのため通告期間は10月30日までになったと報じられている。
この影響がはっきり表れたのが2025年だった。ソフトバンクは日本シリーズの最中だった2025年10月27日、浜口遥大、板東湧梧ら支配下6選手に来季の契約を結ばないと通告している。シリーズ中の通告は異例で、法律の期限に合わせた対応だった。
2026年の日本シリーズも同じ事情を抱える。日程は10月24日(土)に横浜スタジアムで開幕し、第3〜5戦がみずほPayPayドーム福岡、第6・7戦が再び横浜スタジアム。第6戦は10月31日、第7戦は11月1日に組まれている。
シリーズが第6戦までもつれれば、30日の期限はシリーズの途中で来る。DeNAとソフトバンクの2球団は、試合と並行して来季の編成を決める必要が出てくるのだ。
| 項目 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 第1次戦力外通告期間 | 9月28日(月)〜10月9日(金) | ファーム全日程終了の翌日からCSファーストステージ前日まで |
| 第2次戦力外通告期間 | 10月18日(日)〜10月30日(金) | CS全日程終了の翌日から。期限はフリーランス法に合わせた30日 |
| ドラフト会議 | 10月22日(木)16時50分開始予定 | グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール |
| 日本シリーズ | 10月24日(土)〜最長11月1日(日) | DeNA対ソフトバンク。第6戦は10月31日 |
| 12球団合同トライアウト | 11月17日(火)16時30分シート打撃開始予定 | バンテリンドーム ナゴヤ。予備日なし |
第1次は80人超が構想外、実績組も対象に
第1次の通告期間は、ファームの全日程が終わった翌日の9月28日から、CSファーストステージ前日の10月9日までだった。報道によって数え方に差はあるものの、12球団で支配下と育成を合わせて80人を超える選手が来季の構想から外れた。
口火を切ったのは楽天で、初日の9月28日に酒居知史、今野龍太ら6人へ通告した。
最多はDeNAの15人だ。9月29日に2021年ドラフト1位の小園健太、メジャー経験のある藤浪晋太郎、佐々木千隼ら10人(育成4人を含む)、翌30日に大貫晋一ら5人へ通告した。巨人は13人、中日は9人、ロッテは8人と続く。巨人は9月30日と10月1日に育成の計10人へ通告したあと、10月5日に山田龍聖、郡拓也、岡田悠希の支配下3人とも来季契約を結ばないと伝えた。中日は福敬登、ブライト健太らが対象になった。
関連記事:DeNA、21年ドラフト1位の小園健太ら10人と来季契約結ばず 藤浪晋太郎・佐々木千隼ら29日通告の10選手一覧(育成4人含む)
タイトルを取った選手の名前も並んだ。ヤクルトは9月29日、2021、22年に2年連続で最多勝の青柳晃洋、2023年に33セーブを挙げた田口麗斗ら6人と来季契約を結ばないと発表した。
広島は10月1日、2025年にセ・リーグ首位打者と最高出塁率のタイトルを取った小園海斗、2024年に遊撃手でゴールデングラブ賞の矢野雅哉、内野手の前川誠太、外野手の田村俊介の4人に通告した。4人はいずれも、今季、指定薬物をめぐるトラブルがあったと報じられている。球団は薬物を使った事実は確認できていないと説明したうえで、理由を「信頼関係を築くことが難しい」としている。4人はそろって現役続行を望む。小園は今季101試合に出て打率.257だった。このうち矢野と前川は、指定薬物をめぐる医薬品医療機器法違反の疑いで9月に書類送検されていたが、広島地検は10月16日付で、十分な証拠がないとして2人を不起訴にした。
オリックスは10月5日、2023年のパ・リーグ首位打者・頓宮裕真に来季の支配下選手契約を結ばないと伝えた。頓宮は今季、右膝の故障で長期離脱し、7月に手術を受けていた。2025年は129試合に出場し、13本塁打を放っていた。
ロッテは10月7日、石垣勝海、菊地吏玖、東妻勇輔の3人に通告。3人とも現役を続ける意向を示している。
関連記事:石垣勝海、ロッテから戦力外 菊地吏玖・東妻勇輔と3人そろって現役続行を希望
一方で、阪神は第1次期間に育成の6選手へ通告しただけで、支配下選手の名前はなかった。CSを戦ったソフトバンク、日本ハム、西武も、第1次期間の通告は育成選手が中心だった。第2次期間の焦点はここにある。
22日のドラフトをはさんで続く「枠」の整理
第2次期間のちょうど5日目、10月22日(木)にドラフト会議がある。会場は東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで、16時50分に始まる予定だ。テレビはTBS系列の全国ネットとスカイA、ラジオはニッポン放送、インターネットはDAZNとU-NEXTが中継する。
戦力外通告とドラフトは切り離せない。1球団の支配下登録は70人が上限で、新人を迎えるには、その分の空きを作る必要があるからだ。ドラフトで何人を指名したかが見えたあと、各球団が残りの整理を進めることになる。
第2次期間には、CSを戦った球団の判断が出そろう。日本シリーズに出るDeNAとソフトバンクは、シリーズの日程と期限が重なる可能性も残る。
通告後の道は11月17日のトライアウト
通告を受けた選手が他球団へのアピールの場とするのが、12球団合同トライアウトだ。2026年は日本プロ野球選手会が主催し、名称は「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」。11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開かれる。
トライアウトは2001年からNPBが主催してきたが、2024年を最後に取りやめとなり、2025年から選手会が引き継いだ。マツダスタジアムでの初開催に続き、2026年が2回目になる。
これまで午前中に行われてきたシート打撃は、平日でも観客に足を運んでもらえるよう夕方に移る。選手会の観戦案内では、15時開場、16時シートノック、16時30分シート打撃開始の予定(いずれも目安)。予備日はなく、チケットは10月16日からチケットぴあとセブン-イレブンで販売されている。
対象は、所属球団と来季の契約を更新されなかった選手で、育成契約での再契約を打診された選手も含まれる。NPBへの復帰を目指す選手も参加できる。
期限の10月30日まで、ドラフトと日本シリーズをはさんで各球団の決断が続く。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]











































































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