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DeNA、21年ドラフト1位の小園健太ら10人と来季契約結ばず 藤浪晋太郎・佐々木千隼ら29日通告の10選手一覧(育成4人含む)

DeNA、21年ドラフト1位の小園健太ら10人と来季契約結ばず 藤浪晋太郎・佐々木千隼ら29日通告の10選手一覧(育成4人含む)

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DeNAは29日、小園健太投手(23)や藤浪晋太郎投手(32)、佐々木千隼投手(32)ら10選手と来季の契約を結ばないと発表した。内訳は支配下の5投手と外野手1人、育成の4人。このうち3人はプロ入り時にドラフト1位で指名された投手だ。藤浪と佐々木は現役続行を望み、小園も野球を続ける気持ちを口にしている。

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29日に通告を受けた10選手の顔ぶれ

DeNAが来季の契約を結ばないと発表したのは、支配下6人と育成4人の計10人だった。

支配下の投手は5人いる。2021年ドラフト1位の小園健太(23)、阪神から大リーグを経て加入した藤浪晋太郎(32)、ロッテから現役ドラフトで移ってきた佐々木千隼(32)、アンダースローの中川颯(27)、巨人の育成出身の堀岡隼人(28)の5人だ。野手では、2023年ドラフト6位で入団した井上絢登外野手(26)が対象となった。

育成選手の4人は、松本隆之介投手(24)、近藤大雅捕手(21)、小笠原蒼内野手(20)、西巻賢二内野手(27)。育成の内訳は投手1人、捕手1人、内野手2人となる。

スポニチアネックスのまとめでは、29日はDeNAのほかヤクルト、中日、阪神が通告を行い、4球団で計28人が来季の構想から外れた。ヤクルトは青柳晃洋や田口麗斗ら6人、中日は福敬登や津田啓史ら6人、阪神は伊藤稜ら育成の6人で、2桁に達したのはDeNAだけだった。

ドラフト1位の3投手、入団からの歩み

入った球団はばらばらだが、3人とも1位指名でプロの扉を開いた投手だった。藤浪は2012年に阪神、佐々木は2016年にロッテ、小園は2021年にDeNAから1位指名を受けている。

小園健太、背番号18を託されて1勝

小園は市和歌山高から2022年に入団した。三浦大輔が長年背負った背番号「18」を受け継ぎ、将来のエース候補として期待を集めた。それでも1軍の登板は通算2試合で、1勝1敗、防御率9.39にとどまった。5年目の今季は1軍で1度も投げていない。

神奈川・横須賀市の球団施設で取材に応じた小園は、まず5年間を振り返った。スポーツニッポンによると「5年間お世話になりましたし、自分なりに頑張ったことが全部なくなるわけではないと思っているんで、次どうなろうが自分の人生にとっての財産だったかなっていうふうには思います」と話したという。

気持ちはまだ揺れている。サンケイスポーツの取材には「諦めたわけではない。気持ちの整理がまだできていないので、いろいろ考えたいのが本音。もちろん野球をやっていく気持ちもある」と答えた。スポーツニッポンの取材では、今後について周囲に相談しながら決めたい考えも示している。

藤浪晋太郎、加入2年で1勝

藤浪は大阪桐蔭高から2012年ドラフト1位で阪神に入った。2022年オフにポスティングシステムで海を渡り、アスレチックスなどでプレーした後、2025年7月に日本球界へ戻ってDeNAの一員となる。

だが、ベイスターズでの2シーズンは思うような数字を残せなかった。昨季は6試合で1勝。2年目の今季は3試合に登板して0勝1敗、防御率6.30に終わり、2年間の合計は9試合で1勝だった。2軍では16試合(うち12先発)で5勝3敗、防御率3.11を記録している。

27日のファーム・リーグ最終戦の巨人戦に先発した後、藤浪は球団への思いを語っていた。スポーツニッポンによると「日本でもアメリカでもいろいろチームやってきましたけど、これほどにない環境だった。チームメイトとスタッフの方々、施設もそうですし、食事も全部美味しかった。チームに貢献できなかったのが心残りですし、残念」とコメント。今後については「海外にもないわけではないんですけども、基本NPBでプレーさせてもらえたらいいな、と現状考えてます」と、国内でのプレーを第一に考えている。

佐々木千隼、今季は防御率0.00

佐々木は桜美林大から2016年ドラフト1位でロッテに入団した。このドラフトでは外れ1位でロッテ、DeNA、巨人、日本ハム、広島の5球団が競合し、外れ1位での5球団競合は史上初だった。2021年には救援で54試合に登板し、防御率1.26でブルペンを支えている。

2023年12月の現役ドラフトでDeNAへ移り、移籍1年目の2024年は28試合で防御率1.95。チームの日本一に中継ぎとして貢献した。今季は9月に初めて1軍へ上がると、14日の巨人戦で延長12回を無失点に抑え、その裏のサヨナラ勝ちで今季初勝利。1軍では5試合、5回を投げて自責点0のままシーズンを終えた。

それでも通告は届いた。スポーツニッポンの取材に「現役ドラフトでとってもらって3年間、すごいいろんな経験させてもらったので。感謝しかないですね」と球団への思いを語り、今後は「現役を続けたいなと思ってます」と話している。サンケイスポーツには「諦められない」と意欲を見せた。通算成績は159試合で19勝14敗2セーブ、防御率3.26だ。

中川颯・堀岡隼人・井上絢登、日本一メンバーも対象に

ドラフト1位の3人以外にも、2024年の日本一を支えた顔ぶれが並ぶ。

中川颯は桐光学園高、立教大を経て2020年ドラフト4位でオリックスに入団した。2023年オフに戦力外となり、地元・神奈川のDeNAが獲得する。移籍1年目の2024年は先発6試合を含む29試合に登板し、日本シリーズ制覇にも貢献した。2025年は救援で27試合、防御率1.93と結果を残したものの、今季の1軍登板は6試合、防御率3.86にとどまった。

堀岡隼人は2016年の育成ドラフト7位で巨人に入った。2023年オフに戦力外通告を受け、2024年に育成選手としてDeNAに加わると、同じ年のうちに支配下登録をつかむ。その年はクライマックスシリーズと日本シリーズのマウンドにも立ったが、今季は6試合の登板で終わった。

井上絢登は四国アイランドリーグplusの徳島から2023年ドラフト6位で入団した左の長距離砲だ。プロ初本塁打は中日の高橋宏斗から放った満塁弾で、翌日の試合でも決勝本塁打をマーク。2試合続けてお立ち台に上がり、「ハマのケンティー」の愛称でファンに親しまれた。昨季は2本塁打とブレークの兆しを見せたが、今季の1軍出場は3試合だった。

育成4選手の歩み

育成で通告を受けた4人は、1軍出場の機会が限られていた選手たちだった。

松本隆之介は2020年ドラフト3位で入団した投手。2024年に1軍で1試合に登板したが、度重なるけがの影響で今季は育成契約だった。西巻賢二は2017年ドラフト6位で楽天に入り、2020年からロッテ、2022年オフの戦力外を経て2023年からDeNAでプレーしたものの、2024年以降は1軍出場がない。

小笠原蒼は2023年育成ドラフト3位、近藤大雅は同じ年の育成ドラフト5位で入団した。2人とも1軍の舞台には立てないまま、3年目のシーズンを終えることになった。

現役続行を望む選手たち、次の舞台は

第1次の戦力外通告期間は、2軍戦の全日程が終わった翌日の9月28日に始まり、クライマックスシリーズのファーストステージ前日にあたる10月9日まで続く。第2次の期間はCS全日程終了の翌日から10月30日までとなる。DeNAがこの先さらに通告を行うかどうかは、29日時点では明らかになっていない。

藤浪と佐々木は現役続行をはっきり口にし、小園も野球を続ける気持ちがあると明かした。ドラフト1位で入った3人を含む10人は、これから他球団からの声を待ちながら次の道を探す。

SNSでは大量通告を惜しむ投稿が相次ぎ、長打力のある井上には他球団のファンからも獲得を望む書き込みが見られた。2024年に日本一を味わったメンバーも含む10人が、どこで次のユニホームに袖を通すのか。行き先が決まるのは、これからだ。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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