『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』興行収入165億円突破 動員1133万人で週末1位キープ

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7月24日に公開された『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が、9月23日までの公開62日間で観客動員1133万人、興行収入165億2000万円を記録した。9月18日から20日の週末動員ランキングでも1位を守り、首位は3週連続。歴代興収ランキングは15位まで上がり、14位の『THE FIRST SLAM DUNK』(166.7億円)との差は1億5000万円に縮まった。
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シルバーウィークで165億円、歴代15位に浮上
数字が明らかになったのは9月24日だった。興行通信社がまとめた9月18日から20日の週末3日間の成績は、動員64万3000人、興収9億9900万円。公開9週目でも1位を譲らず、9月19日から23日までの5連休を含めた累計は動員1133万人、興収165億円を突破した。
映画の公式サイトは9月21日、公開59日間で興収158.4億円を突破したと発表し、2026年に公開された作品の興行ランキングで1位になったと伝えていた。連休後半の9月21日から23日までの3日間で、さらに約7億円を上積みした計算になる。
歴代ランキングでは、2009年公開の『アバター』(159.0億円)を抜いて15位に入った。ひとつ上の14位は2022年の『THE FIRST SLAM DUNK』で166.7億円。その先には13位『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(173.0億円)、12位『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5億円)が控える。
| 順位 | 作品名 | 公開年 | 興行収入 |
|---|---|---|---|
| 12位 | 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! | 2003年 | 173.5億円 |
| 13位 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 2002年 | 173.0億円 |
| 14位 | THE FIRST SLAM DUNK | 2022年 | 166.7億円 |
| 15位 | 映画ちいかわ 人魚の島のひみつ | 2026年 | 165.2億円 |
| 16位 | アバター | 2009年 | 159.0億円 |
| 17位 | 名探偵コナン 100万ドルの五稜星 | 2024年 | 158.0億円 |
※興行通信社の歴代興収ランキング(2026年9月23日時点)
17位の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、コナンシリーズで最も高い興収を記録した作品だ。ちいかわは初日の興収9.9億円でも、この作品の初日9.6億円を上回っていた。
公開初日9.9億円、30日で100億円に届いた夏
公開は7月24日の金曜日。全国447館(通常382館、IMAX65館)という大規模な封切りで、初日だけで9.9億円、公開3日間で22.4億円を集めた。
勢いは夏休みの間ずっと続く。公開30日間の8月22日までに興収100億円を突破し、翌23日にその数字が公表された。公開1カ月での大台到達だった。
ただ、首位を明け渡した週末も2度あった。7月31日から8月2日の週末は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が初登場1位になり、8月28日から30日の週末も『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が初登場1位に立った。
2度とも、翌週にはすぐ首位へ戻った。
| 集計期間(週末) | 週末順位 | その時点の累計 |
|---|---|---|
| 7月24日〜26日(1週目) | 1位 | 公開3日間で22.4億円 |
| 7月31日〜8月2日 | 2位(1位はスパイダーマン) | 動員305万人、44億円突破 |
| 8月7日〜9日 | 1位 | ― |
| 8月14日〜16日 | 1位 | 動員645万人、92億円突破 |
| 8月21日〜23日 | 1位 | 動員766万人、110億円突破 |
| 8月28日〜30日 | 2位(1位はまどか☆マギカ) | 動員849万人、122億円突破 |
| 9月4日〜6日 | 1位 | 動員960万人、138億円突破 |
| 9月11日〜13日 | 1位(動員) | 動員1009万人、146億円突破 |
| 9月18日〜20日(9週目) | 1位 | 9月23日までで動員1133万人、165億円突破 |
※興行通信社の週末動員ランキングをもとに作成。100億円突破は公開30日間(8月22日まで)
9月4日から6日の週末は、動員92万8000人、興収14億1500万円と公開7週目で大きく伸びた。9月5日に入場者プレゼント第4弾のチャームミニフィギュアの配布が始まり、その週末に動員が大きく戻った。9月11日から13日の週末は、興収では初登場の『オデュッセイア』が上回ったものの、動員でちいかわが1位を守っている。
2位は『踊る大捜査線 N.E.W.』、同じ週末の数字を比べると
9月18日から20日の週末ランキングで2位に入ったのは、9月18日に公開された『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』だった。初日から3日間で動員60万5000人、興収8億9400万円。公開6日間の累計は動員118万人、興収16億円を超えた。
同じ3日間で比べると、ちいかわの動員64万3000人は新作の踊る大捜査線を約4万人上回る。公開から2カ月近くたった作品が、織田裕二主演のシリーズ新作の初週を抑えた計算だ。
関連記事:神木隆之介、公開中の『踊る大捜査線 N.E.W.』にも出演 2003年作でスリ家族の長男役
3位はシリーズ23作目の『映画名探偵プリキュア! 不思議な庭と2人の秘密』(動員35万8000人、興収4億4600万円)で、シリーズ歴代最高のスタートを切った。4位以下には『オデュッセイア』、初登場の『八つ墓村』、『超かぐや姫!』が並ぶ。
14位、13位のさらに先にある12位の『レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、同じ踊る大捜査線シリーズの2003年作だ。23年前の実写映画の記録を追いながら、同じシリーズの新作とは週末ランキングで順位を争う。
ナガノ脚本の「セイレーン編」、声優陣と制作スタッフ
原作は、漫画家のナガノが2020年からXで連載する漫画「ちいかわ」。ちいかわにとって初めての映画で、ナガノが映画のために書き、2023年3月から11月にXで発表した長編「セイレーン編」をアニメにした。ナガノは脚本も担当している。
物語は、ちいかわたちが「特別な島へご招待」と書かれた招待状を受け取るところから始まる。報酬にひかれて島での合宿に参加し、そこで忘れられない夏を過ごす筋立てだ。
監督は「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズなどを手がけた及川啓。アニメーション制作はサイピク、キャラクターデザインは辻智子、音楽はトクマルシューゴと上水樽力が担当した。配給は東宝。
声優陣は、ちいかわを青木遥、ハチワレを田中誠人、うさぎを小澤亜李が演じる。モモンガ(井口裕香)、くりまんじゅう(淺井孝行)、ラッコ(内田雄馬)、シーサー(島袋美由利)、古本屋(春海百乃)といったTVアニメでもおなじみの顔ぶれに加え、映画の鍵を握るセイレーンを鈴木みのり、島二郎を最上嗣生、ヒトハを寺澤百花、フタバを鈴代紗弓が担当した。
TVアニメ「ちいかわ」は2022年4月にフジテレビ系「めざましテレビ」の中で放送が始まり、2023年4月からは毎週火曜と金曜の週2回放送になった。10月2日の放送回からは新作を一時休み、12月25日まで計25回、過去の人気エピソードをリバイバル放送する。新作の放送再開は2027年1月の予定だ。過去の話数は複数の動画配信サービスで見られ、U-NEXTでは見放題作品として配信されている。映画の前に登場キャラクターの関係をおさらいしたい人にも向く。
\ TVアニメ「ちいかわ」はU-NEXTで見放題配信中 /
第5弾「ひみつ本」配布中、10月は応援上映も
入場者プレゼントは9月19日から第5弾の「ひみつ本」に切り替わった。原作者のナガノがセイレーン編を考えていた時期のストーリーイラストなどを載せた冊子で、1人1冊、劇場ごとの数量限定だ。公式サイトは9月20日、冊子の一部に誤植があったとしておわびを出しており、再発行や交換は行わない。
発声やグッズの持ち込みができる「”なんとかなれーッ!”応援上映」も続く。通常版の2回目は10月2日の午後7時から全国12劇場で一斉に上映し、チケットは9月25日午前0時に各劇場のサイトで売り出した。キャラクターの登場に合わせて色が変わるペンライトを使う上映は、10月16日から18日に7劇場で行う。
14位の『THE FIRST SLAM DUNK』まで残りは1億5000万円。直近の週末3日間だけで9億9900万円を集めており、次の週末の成績次第で14位との順位が入れ替わる。夏休み映画として始まった作品は、秋の連休でも週末動員の1位に立った。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]










































































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