桐谷広人、がん公表で「これを乗り越えていきたい」 手術後に抗がん剤治療を開始

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投資家の桐谷広人(76)が、前立腺がんと大腸がんを患っていることを明らかにした。大腸がんの手術はすでに終え、7月27日から抗がん剤治療を開始した。治療は3週間を1サイクルとして計8回、半年間続く予定で、前立腺がんの手術はこれから控えている。桐谷は「これを乗り越えていきたい」と前向きな姿勢を示した。
「月曜から夜ふかし」で二つのがんを公表
桐谷は7月27日放送の日本テレビ系「月曜から夜ふかし」で、前立腺がんと大腸がんを患っていることを明らかにした。同番組は毎週月曜22時から放送される人気バラエティーで、桐谷は株主優待を使い切る生活ぶりを紹介する企画で長く親しまれてきた出演者でもある。株主優待とは、企業が株主向けに提供する自社商品やサービス券などの特典で、桐谷は生活費の大部分をこうした優待品でまかなうスタイルを貫いてきた。
翌28日には自身のX(旧Twitter)でも、手術から抗がん剤治療に至る経過をあらためて詳しく報告した。テレビとSNSの両方を使って状況を伝える姿勢からは、隠さず経過を共有しようとする考えがうかがえる。
前立腺がんの検査中に大腸がん発覚、手術を優先
桐谷は元プロ棋士(引退棋士・八段、日本将棋連盟所属棋士番号120)で、25歳でプロ入りし57歳で引退した後は株主優待生活を送る投資家として知られる。所属先を通じて人間ドックを毎年受診してきたといい、前立腺がんも、この定期的な検査の流れの中で見つかった。事の始まりは、その延長線上にあった前立腺がんの検査だった。
前立腺がんの検査を進める過程では、血液をサラサラにする薬を服用した影響で自転車の坂道がこぎづらくなるなど、体調の変化も重なっていたという。そうした中で追加の検査を受けたところ、大腸にも異常が見つかり、精密検査の結果、大腸がんはステージ3と診断された。大腸がんの病期は0期から4期まであり、3期はリンパ節への転移がみられる段階とされる。手術に抗がん剤治療を組み合わせるのが標準的な治療の流れだ。前立腺がんの検査がきっかけとなり、もう一つのがんの発見にもつながった。
桐谷は「前立腺がんよりも命に関りますから、そっちの手術に振り替えた」と説明している。これを踏まえ、前立腺がんより先に大腸がんの治療を優先する方針が決まった。
手術は6月末に実施。40〜60センチの腸を切除した。大腸の全長は一般に1.5メートルほどとされ、その3分の1近くを切り取った計算になる。手術直後は傷の痛みが強く、傷口はホッチキスで止められていたという。腹部の大きな手術では、こうした医療用ステープラーで傷口を閉じるのが一般的だ。
それでも翌日から歩行のリハビリを始め、術後3日目には自転車でのリハビリもこなした。退院の際も、自転車を用意して迎えに来た妹とともに2台の自転車で家路についたといい、移動に自転車を活用する生活スタイルで知られてきた桐谷らしい一幕になった。
桐谷は大腸がんが見つかったことについて「不幸中の幸いでした」と振り返っている。
抗がん剤は3週間サイクルで計8回、半年間の治療へ
7月27日、桐谷は1回目の抗がん剤治療を受けた。吐き気止めの点滴を30分行った後、2時間かけて抗がん剤を注入する内容だったという。点滴だけで1回あたり2時間30分ほどを要する計算だ。副作用を心配していたというが、点滴治療を終えた後も強い疲労感はなかったと明かした。
治療は3週間を1サイクルとして計8回、半年間続く予定だ。大腸がんはステージ3での手術後、再発を防ぐ目的で抗がん剤治療を行うのが一般的とされる。
担当医からは「6カ月の抗がん剤治療は大変で、途中でやめちゃう人も結構いる」との説明があったという。半年に及ぶ長丁場の治療を前に、桐谷自身も気を引き締めている様子がうかがえる。1回目を終えた時点では、体調に大きな崩れはなかった。2回目以降も同じサイクルで通院を重ね、計8回に達するまで治療を続ける計画だ。
前立腺がんの手術は今後、「これを乗り越えていきたい」
大腸がんの手術と抗がん剤治療が先行する一方、前立腺がんの手術はこれからだ。桐谷は「この後、抗がん剤(治療)とやる予定だった前立腺(がん)の手術があるんですけど、もともと自転車で体力を鍛えてあるんでね。これを乗り越えていきたいと思ってますし」と語った。
手術直後から自転車のリハビリをこなし、退院時も自転車で病院を後にした桐谷にとって、自転車は回復の支えになってきた。前立腺がんの手術の具体的な時期は、現時点で明らかにされていない。
大腸がんの手術と抗がん剤治療、そしてこれから控える前立腺がんの手術という長期戦。それでも桐谷は治療の経過を自ら発信し続け、前向きな姿勢を崩していない。レギュラー番組と自身のSNSという二つの窓口を使い分けながら経過を伝えてきた点も、今回の公表の特徴だ。大腸がんの抗がん剤治療をどう乗り切るかが、当面の焦点になる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

































































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