ベリンガム2発、10人のイングランドがメキシコを3-2撃破 要塞アステカ攻略でベスト8進出

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サッカーW杯2026の決勝トーナメント1回戦で、イングランドが敵地アステカでメキシコを3-2で下し、準々決勝に進んだ。ジュード・ベリンガムが前半のわずか2分間で2ゴールを奪い、後半は退場者を出して10人での戦いを強いられたが、最後まで守り切った。W杯のアステカでメキシコが敗れたのは、これが初めてだった。
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ベリンガムが2分間で2発、10人で守り抜いた
イングランド代表が日本時間7月6日、メキシコ市のアステカ・スタジアムでメキシコと対戦し、3-2で競り勝った。現地の日付では7月5日、日曜夜のキックオフだった。試合を動かしたのはジュード・ベリンガム(23)=レアル・マドリード=だった。前半36分と38分、立て続けにネットを揺らし、一気に主導権を引き寄せた。
後半に入ると流れは一度傾く。54分、ジャレル・クアンサーが高く上げた足で一発退場となり、イングランドは残り40分近くを10人で戦うことになった。それでも体を張り続け、2点を返されながらも逃げ切る。苦しい時間帯を耐え抜いての準々決勝進出だった。
アステカで初めて崩れたメキシコの牙城
標高約2200メートルに位置するアステカは、長くメキシコ代表の要塞だった。W杯の舞台でこの地のメキシコを破った国は、これまで一つもない。相手にとって、薄い空気と重い気圧はそれ自体が敵になる。
キックオフは天候の影響で1時間ほど遅れた。数々の強豪を苦しめてきた条件のなかで、イングランドは慌てなかった。ボールを保持し、相手の重心が下がるのを待って一気に押し込む。前半のうちに試合の輪郭を描いてみせた。
メキシコにとって、W杯のアステカでの黒星は初めての経験だった。この地の公式戦で敵地チームが白星を挙げたのは、通算89試合でわずか3例目にとどまる。数字が、この勝利の重みを物語る。
ケインとヒメネス、PKの応酬で終盤へ
メキシコも簡単には引き下がらない。前半42分、フリアン・キニョネスがフリーキックからのこぼれ球を押し込み、2-1に詰め寄った。ホームの大観衆が一気に沸く。
試合は後半、PKの応酬で動いた。60分、アンソニー・ゴードンが倒されて得たPKをハリー・ケイン(32)が冷静に決め、3-1とリードを広げる。だが69分、今度はVARの介入でメキシコにPKが与えられた。これをラウル・ヒメネスが沈め、点差は再び1点に縮まる。
クアンサーの退場から、イングランドは10人で耐える時間が続いていた。終盤もメキシコの猛攻を体で止め、ゴール前に人を並べてしのぐ。守り一辺倒になりながらも、集中を切らさなかった。
「最後の1秒まで団結した」ベリンガムの言葉
試合後、ベリンガムは10人での戦いをこう振り返った。「最後の1秒まで、僕らは団結し続けた」。数的不利のなかで勝ち切ったチームの姿勢を、そのまま映す一言だった。
前半に試合を決定づける2ゴールを奪い、後半は守備でも身体を張る。攻守の両面でチームを引っ張った背番号は、ベスト8進出の立役者になった。個の力とチームの粘りが、噛み合った一戦だった。
次はマイアミでノルウェー戦
イングランドの次の相手は、同じ決勝トーナメント1回戦でブラジルを2-1で退けたノルウェーに決まった。準々決勝は現地時間7月11日、マイアミで行われる。
ノルウェーにはアーリング・ハーランドがいる。ブラジル戦で終盤に2ゴールを奪い、王国を沈めた点取り屋だ。要塞アステカを攻略したイングランドと、史上初のベスト8に乗り込むノルウェー。マイアミでの一戦は、今大会でも屈指の好カードになる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]









































































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