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スタバ、10月9日から値上げ 定番ビバレッジ4円~35円、フードの一部やコーヒー豆も価格改定

スタバ、10月9日から値上げ 定番ビバレッジ4円~35円、フードの一部やコーヒー豆も価格改定

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

スターバックス コーヒー ジャパンが9月18日、2026年10月9日から商品価格を改定すると発表した。定番ビバレッジは4円から35円、定番フードの一部は10円から30円の引き上げ。定番コーヒー豆と、2杯目を安く飲める「One More Coffee」も対象に入る。

10月9日から改定 定番ビバレッジは4円から35円

スターバックス コーヒー ジャパン(東京都品川区、代表取締役最高経営責任者・森井久恵)が9月18日、2026年10月9日から定番ビバレッジ、フード、コーヒー豆の価格を改定すると発表した。対象は取扱いのある全店舗と発表されている。

上げ幅は、定番ビバレッジが4円から35円、定番フードの一部商品が10円から30円。いずれも10%の消費税を含む金額だ。ブリュード コーヒー(カフェ ミストを含む)を買った当日に2杯目を特別な価格で飲める「One More Coffee」と、定番コーヒー豆も対象に入った。

改定日の10月9日は金曜日にあたる。

対象改定幅対象店舗
定番ビバレッジ4円~35円(10%税込)取扱いのある全店舗
定番フードの一部商品10円~30円(10%税込)取扱いのある全店舗
定番コーヒー豆改定(幅は未発表)取扱いのある全店舗
One More Coffee改定(幅は未発表)取扱いのある全店舗

主要商品の新価格は判明 全一覧はまだ出ていない

発表文に載ったのはカテゴリーごとの上げ幅までで、どの商品が改定前いくらで改定後にいくらになるのかという一覧は付いていない。ただし主要商品の新しい価格は明らかになっている。都心などを除く一般店舗の店内飲食価格で、ブリュード コーヒーのトール サイズは440円から455円へ、スターバックス ラテのトール サイズは500円から515円へ、それぞれ15円上がる。フードではニューヨーク チーズケーキが490円から520円、あらびきソーセージパイが10円上がって390円になる。一方で、全商品をショート、トール、グランデ、ベンティのサイズ別に並べた一覧は示されていない。定番コーヒー豆と「One More Coffee」にいたっては、対象に含まれるという事実だけが公表され、何円動くのかは明らかにされていない。

いつも頼む一杯がいくらになるか。主力の数品は分かったが、残りの大半はまだ分からない。

コーヒー豆の価格は、店頭で飲む一杯とは別の枠組みでも動いてきた。2025年11月10日には家庭用コーヒー商品とティー商品を改定し、家庭用コーヒー商品が40円から300円、ティー商品が110円から120円(いずれも8%税込)上がっている。量り売りは250gの新価格をグラム換算し、一定率を掛けた価格になる仕組みで、10gは1円、100gは10円単位で端数をそろえる。定番コーヒー豆としては2022年4月以来、およそ3年半ぶりの改定だった。それから1年足らずで、豆がふたたび対象に戻る。

店舗の外でスターバックスの商品に触れる機会も増えてきた。9月15日には約11年ぶりとなるボトル缶コーヒーの新シリーズが売り出され、缶や自動販売機を通じたルートも太くなっている。

関連記事:スターバックス、サントリービバレッジ&フードと専用自販機を展開 日本初、COFFEE SIGNATURES BLACKなど4商品

同じラテでも店舗によって値段が違う

スターバックスは2025年2月15日から、店舗の立地や商圏の特性に応じた「立地別価格」を定番ビバレッジに取り入れている。導入時の対象は全国1,991店のうち約3割で、サービスエリアや空港などの「特定立地価格 A」が13円から32円、東京23区や大阪市内などの「特定立地価格 B」が4円から28円(いずれも税抜)上がった。2026年2月18日には「特定立地価格 A」を適用する店舗を広げ、サービスエリアや空港などに加えて、東京23区のうちの一部も対象にした。

公式の商品情報ページにも「一部店舗では価格が異なります」という注記が付く。つまり同じトール サイズのラテでも、空港やサービスエリアの店では表示価格が違う。2月の改定では、定番ビバレッジについて「特定立地価格 A/B」の適用店舗は現行価格を維持し、適用外の店舗(全体の約7割)だけが一部商品で5円から30円動くという分け方だった。10月9日の改定は、この立地別価格の適用店舗にも及ぶ。ラテのトール サイズは店舗によって515円から535円に分かれ、ブリュード コーヒーのトール サイズは空港内などの一部店舗で460円になる。

理由は原材料・物流・エネルギーのコスト上昇

値上げの理由として挙げたのは、原材料価格や物流、エネルギーなどのコスト上昇だ。その中でも高品質な商品を安定して届け続け、最高のコーヒー体験を届けるために改定に踏み切ると説明する。

値上げに合わせて語られたのが、日本での30年だ。日本初出店から30年の節目を迎えたとしたうえで、支えてきた客と地域への感謝を記し、これからも全国の店舗で一杯のコーヒーを通じたスターバックス体験を届けると結んでいる。パートナーと客一人ひとりのつながりの瞬間を、より豊かで心あたたまるものにする。そう書き添えて発表を締めくくった。

原材料そのものへの向き合い方も、これまでの改定で説明されてきた。2022年4月の改定では、農家の生活を支える適正な支払いや、サプライチェーンの変動をやわらげるための事前購入に努め、高品質なアラビカ種を持続的に調達すると記している。豆の値段が上がる局面で、どこにコストを払うのかを示す言葉だ。

値上げ理由そのものの並びは、2026年2月18日の改定でも近かった。このときは原材料の価格上昇に加えて、物流やエネルギーコストの上昇を挙げ、さらに「継続的な人材投資を維持していく」ためだと書き添えていた。2025年11月の家庭用商品の改定ではコーヒー豆やティー関連の原材料高が理由になり、2023年4月の改定では調達コストとエネルギーコストが並んだ。理由の並びは4年半にわたってほとんど変わらない。

前回から8か月足らず 2022年以降の値上げ

2月18日から10月9日まで、8か月に満たない。ここ数年、スターバックスの価格は短い間隔で動いてきた。

改定日主な対象改定幅
2022年4月13日定番コーヒー豆、定番ビバレッジ豆 約90円~300円、ビバレッジ 約10円~55円
2023年4月12日定番ビバレッジ、定番フードビバレッジ 5円~32円、フード 5円~21円(税抜)
2025年2月15日定番ビバレッジ(「立地別価格」を約3割の店舗に導入)特定立地価格A 13円~32円、特定立地価格B 4円~28円(いずれも税抜)
2025年11月10日家庭用コーヒー商品、ティー商品コーヒー 40円~300円、ティー 110円~120円(8%税込)
2026年2月18日定番ビバレッジの一部、フードの一部、One More Coffee ほかビバレッジ 5円~30円、フード 5円~30円、One More Coffee 20円(10%税込)
2026年10月9日定番ビバレッジ、フードの一部、定番コーヒー豆、One More Coffeeビバレッジ 4円~35円、フード 10円~30円(10%税込)

2022年4月13日の改定は、定番コーヒー豆にとって2006年2月以来16年ぶりの全体的な見直しだった。このときはソイ ラテ、アーモンドミルク ラテ、オーツミルク ラテの3品を逆に値下げし、植物性ミルクを選びやすくしている。

2023年4月12日はラテやフラペチーノを含む定番ビバレッジが5円から32円、定番フードが5円から21円(いずれも税抜)上がった。ただしドリップ コーヒーと「One More Coffee」は据え置かれ、2杯目の値段は動かなかった。今回は、その2杯目も対象に入る。

2026年2月18日の改定では、価格そのもの以外にも変わった点がある。約30年にわたって無料で渡していた紙製のショッピングバッグが、注文1回につき11円(10%税込)の有料になった。希望する客にだけ、購入商品の点数を上限に渡す方式だ。

外食の値上げが続く年に、日本上陸30年

値上げは1社にとどまらない。鳥貴族は10月1日から、全品390円だった均一価格を410円へ引き上げる。国産鶏肉や野菜などの原材料費、人件費、エネルギーコストの上昇が理由で、こちらも2025年5月に続く改定だ。飲食の現場では、同じ理由書きが並ぶ秋になった。

関連記事:鳥貴族の値上げは2026年10月1日から 均一価格390円→410円、値上げ推移も整理

スターバックス コーヒー ジャパンの設立は1995年10月26日。翌年に日本1号店が開き、2026年で日本初出店から30年の節目を迎えた。会社概要によると2026年3月31日時点の店舗数は2,116店で、うち201店がライセンス店舗になる。9月16日にはスターバックス リワードの会員が2,000万人に達したと発表したばかりだ。

30年で2,000店超と2,000万人の会員を積み上げたブランドが、8か月足らずで2度目の値上げに踏み切る。10月9日、レジの表示が変わる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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