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酷暑日、和歌山・田辺市栗栖川で40.1℃を観測 近畿で今年初、猛暑日との違いを整理

酷暑日、和歌山・田辺市栗栖川で40.1℃を観測 近畿で今年初、猛暑日との違いを整理

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和歌山県田辺市栗栖川で2日正午すぎ、気温が40.1℃に達した。気象庁が今年4月に新設した「酷暑日」の基準に、近畿地方で初めて達している。気温はその後も上がり続け、午後1時22分には40.6℃を記録して栗栖川の観測史上1位を更新した。35℃以上を指す「猛暑日」との違いを整理する。

田辺市栗栖川で40.1℃、近畿に酷暑日

和歌山県田辺市中辺路町の栗栖川で2日午後0時46分、気温が40.1℃に達した。気象庁のアメダス観測点として1979年に観測を始めて以来、はじめて40℃を超えた。アメダスは気象庁が全国約1300地点に設けている観測網で、気温や雨量、風などを自動で測定している。栗栖川もそのひとつだ。

田辺市は世界遺産の熊野古道で知られる紀伊半島南部の市で、栗栖川は海から離れた中辺路町にある観測点だ。富田川の中流域に位置し、周囲は山に囲まれている。

気象庁は今年4月、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と正式に名付けている。今年最初の酷暑日は7月21日で、岐阜県多治見(40.3℃)や愛知県豊田(40.1℃)など東海地方で観測された。近畿地方でこの基準に達したのは、それから12日遅れての今年初めてだ。

気温はその後も上昇、栗栖川で観測史上1位を更新

栗栖川の気温はその後も上がり続けた。気象庁が公表した記録によると、午後1時22分には40.6℃に達している。栗栖川の観測史上1位の記録更新で、従来の1位だった2013年8月11日の39.3℃を1℃以上も上回った。ピークを過ぎたあとは徐々に下がったものの、日没にかけても35℃前後の高い気温が続き、猛暑日の水準を長く保った。

和歌山県内で40℃以上の気温が観測されたのは、1994年8月8日にかつらぎ町で40.6℃を記録して以来、32年ぶりとなる。近畿地方全体でみると、昨年(2025年)7月30日にも兵庫県丹波市柏原で41.2℃を観測したばかりだ。近畿では2年連続の40℃超え。この日は高知県内でも記録的な暑さとなり、四万十市江川崎で40.8℃、同市中村で40.1℃を観測した。西日本各地で軒並み気温が上がった、記録ずくめの一日。

「酷暑日」はなぜ生まれた

「酷暑日」は、気象庁が今年新たに定めた予報用語だ。気象庁は2月27日から3月29日にかけてホームページでアンケートを行い、有識者の意見も踏まえて4月17日、40℃以上の日の名称を「酷暑日」に決定したと発表した。総回答数は47万8296件に上り、13の候補の中から「酷暑日」が20万2954票を集めてもっとも多い支持を得ている。2番手は「超猛暑日」で6万5896票、3番手は「極暑日」で2万5638票。候補にはこのほか「炎暑日」「烈暑日」「激暑日」なども並び、自由回答では「灼熱日」「サウナ日」といった案も寄せられたという。

気象庁は決定の理由について、夏に記録的な高温となる年が相次ぎ、40℃を超える気温が毎年のように観測される状況を踏まえたと説明している。「酷暑日」はもともと、日本気象協会が2022年から独自に使ってきた呼び方だ。気象庁が予報用語として採用したことで、この夏から公式な情報発信でも使われるようになった。

猛暑日との違いは、基準と歴史の長さ

猛暑日と酷暑日は、何が違うのか。気象庁の予報用語には、最高気温25℃以上の「夏日」、30℃以上の「真夏日」、35℃以上の「猛暑日」、そして40℃以上の「酷暑日」という4段階がある。

このうち「猛暑日」は2007年3月の予報用語改正で加わり、同年4月から使われてきた。35℃以上の日が増えたことを受けた措置で、採用から19年が経つ。一方の「酷暑日」は今年4月に加わったばかりで、予報用語としての歴史はまだ数カ月しかない。

基準となる気温は5℃差だが、用語としての年季には19年の開きがある。猛暑日も十分に危険な暑さだが、酷暑日はそのさらに先の暑さを指す。栗栖川の40.1℃は、近畿でこの新しい基準を最初に示した実例になった。

和歌山含む33都府県に熱中症警戒アラート

環境省と気象庁は2日、関東から九州・沖縄にかけての33都府県に熱中症警戒アラートを発表した。和歌山県も対象に含まれている。

熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)が高くなると予想される場合に発表され、不要不急の外出を控える、こまめに水分を取る、エアコンを適切に使うといった対策を呼びかけるものだ。屋外だけでなく、風通しの悪い室内でも熱中症は起こる。エアコンの使用をためらわないことが呼びかけられている。暑さ指数は環境省の熱中症予防情報サイトで、地域ごとの実況値と予測値を確認できる。

40℃台に達する地点が今後も出てくれば、酷暑日という言葉を目にする機会はさらに増えていきそうだ。栗栖川の40.1℃と40.6℃はいずれも速報値で、気象庁による正式な確定値は後日あらためて公表される。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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