四ツ谷駅前のヤギ2頭、JR東日本が山手線の内側で初の“除草勤務” ナギとポッケの居場所と12月までの期間、見守るときの注意を整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
JR四ツ谷駅(東京都新宿区)の駅前で、2頭のヤギが雑草を食べている。JR東日本が10月9日から試験的に始めた除草の取り組みで、1歳のオス「ナギ」と2歳のメス「ポッケ」が担当だ。期間は12月までの予定だが、草がなくなり次第終わる。どこで見られるのか、いつまでいるのか、見に行くときに気をつけたいことは何か。報道とJR東日本の発信で確認できた事実をまとめた。
四ツ谷駅のヤギはどこにいる? 駅前の空き地の斜面
ヤギがいるのは、四ツ谷駅前の空き地だ。JR東日本が公式Xに載せた写真には、斜面で草を食べる白いヤギや、2頭が並ぶ様子が写っている。
現地を訪れたウェブメディアの報告によると、場所は麹町口の側で、東京メトロ丸ノ内線の駅が見えるあたりだった。改札の近くで人が集まり、下をのぞき込んでいたという。ヤギは通路から見下ろす位置にいる。
10月20日は、午前8時ごろの通勤時間帯にも多くの人が足を止め、大人から子どもまでが見入っていたと報じられている。「すごくかわいくて癒やされました」と話す人もいた。別の報道では、授業帰りにヤギを見て癒やされるのが最近の日課になったという大学1年生も紹介されている。
ナギとポッケのプロフィール 1歳のオスと2歳のメス
2頭のプロフィールは次のとおりだ。
| 名前 | 年齢 | 性別 |
|---|---|---|
| ナギ | 1歳 | オス |
| ポッケ | 2歳 | メス |
2頭が駅に来たのは10月9日。報道では除草の「勤務」と表現されており、仕事は敷地の草を食べることにある。
報道によると、この取り組みは駅員の発案で始まったもので、JR東日本として山手線の内側では初めての取り組みだという。
なぜヤギに草を食べてもらうのか
JR東日本は10月19日正午、公式Xで「もぐもぐ食べて、駅をきれいに!」と投稿した。続けて「環境にやさしい除草方法として、ヤギによる除草を試験的に行っています!」と説明し、2頭が活動中だと伝えている。
鍵になるのは「試験的に」という言葉だ。駅の除草にヤギがどこまで役に立つかを確かめる段階にある。
ヤギによる除草は、鉄道の世界で前例がある。西武池袋線の武蔵横手駅(埼玉県日高市)では、「そら」と「みどり」という名前のヤギが駅の近くで暮らしていた。
ところが、四ツ谷は事情が違う。中央線快速、中央・総武線各駅停車、東京メトロ丸ノ内線と南北線が乗り入れ、朝夕は乗り換え客で混み合う都心の駅だ。オフィスや大学が並ぶ街の真ん中で、ヤギが黙々と草を食べている。そのギャップが、SNSで多くの人の目を引いた。
ヤギはいつまでいる? 12月までの予定、草がなくなれば終了
期間は12月までを予定している。ただし、敷地の草がなくなった時点で「任期」は終わる。12月の終わりまで必ずいるとは限らない。
草の量は季節で変わる。秋が深まると雑草の伸びは鈍り、2頭が食べ尽くす時期が早まる可能性もある。確実に見たい人は、早めに足を運ぶほうがいい。
来年以降も続けるかどうかについて、JR東日本は具体的な予定を発表していない。試験の結果を踏まえて判断することになるだろう。
見守るときの注意 「温かく見守ってください」
JR東日本が公式Xで呼びかけているのは、「お近くで見かけた際は、ぜひ温かく見守ってください」という一言だ。
ヤギは除草のために来ている。敷地の草を食べてもらうのが目的なので、パンやお菓子など人の食べ物を与えるのは、取り組みの趣旨から外れる。
四ツ谷駅前は、朝夕に通勤客や学生が行き交う場所だ。立ち止まって写真を撮るときは、通路をふさがないよう気を配りたい。改札の近くで人だかりができれば、急いでいる利用者の妨げになる。
SNSでは「癒やされる」「新名所」と心配の両方
JR東日本の投稿には、好意的な反応が多く集まった。「食べ放題だね」「今度見に行こう」「可愛い除草隊」といった書き込みのほか、満員電車に乗る前に癒やされるという投稿や、「新名所になりそう」と期待する投稿も見られた。
一方で、心配する意見も出た。物騒な世の中なので監視や見守りを徹底してほしいという投稿や、ヤギを大事にしてほしいという投稿だ。
JR東日本は、夜間の管理方法や見物できる時間帯を公表していない。都会の真ん中に来た2頭が12月まで無事に仕事を終えられるかどうかは、見物する人のふるまいにもかかっている。
[文/構成 by 小川 そら]









































































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