大谷翔平の東京ドーム開幕戦ユニフォーム、約205万ドル(約3.3億円)で落札 自身のユニフォームで最高額

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ドジャースの大谷翔平(32)が2025年3月18日、東京ドームでのカブスとの開幕戦で着用したユニフォームが、米オークションサイト「ザ・リアレスト」で205万5700ドルで落札された。入札は米国時間10月17日に締め切られ、大谷のユニフォームとしては過去最高額となった。日本円では約3億2500万〜3億2900万円で、換算に使う為替レートによって幅が出る。
2025年東京シリーズ第1戦のビジターユニフォーム
落札されたのは、2025年のMLB開幕シリーズ「東京シリーズ」第1戦で大谷が着たグレーのビジターユニフォームだ。試合は2025年3月18日午後7時10分(日本時間)に始まり、ドジャースがカブスに4-1で勝った。日本でメジャーリーグの公式戦に出場したのは、大谷にとってこの試合が初めてだった。
落札額は205万5700ドル。購入者手数料を含んだ額と報じられており、落札者の名前は明らかにされていない。入札は9月下旬に始まり、米国時間10月17日に締め切られた。
円に直すと、どのくらいになるのか。
締め切り前日の10月16日、ニューヨーク外国為替市場の円相場は1ドル=157円95銭〜158円05銭で取引を終えた。この1ドル=158円で計算すると約3億2500万円になる。国内では1ドル=160円前後で換算し、約3億2900万円と伝える報道もあった。ドル建ての落札額は一つでも、円の額は為替の動きで数百万円単位で変わる。
漢字の直筆サインと「最初のゴールドロゴマン」
ユニフォームの背中には、背番号17の上に大谷が漢字で「大谷翔平」と書き入れている。英語で「Opening Day Tokyo Series」「GU 3-18-25」「25 NL MVP」とも記されており、どの試合で着たか、2025年にナ・リーグMVPを受賞したことまで、本人の手で書き残されている。GUは「game used(試合で使用)」の略だ。
値段を押し上げた理由の一つが、背中の襟元、名前と背番号の上についた金色の「ゴールドMLBロゴマン」のパッチだった。2025年に導入されたもので、前年にMVPやサイ・ヤング賞、新人王を受賞した選手だけが着けられる。大谷は2024年のナ・リーグMVPとしてこのパッチを着けた。東京シリーズ第1戦は2025年のレギュラーシーズン最初の試合だったため、このユニフォームのパッチは、公式戦で着用された初めてのゴールドロゴマンになる。
出品したザ・リアレストの説明によると、ユニフォームはMLBの公式認証プログラムでこの試合の使用品と確認され、試合中の写真との照合も済ませている。大谷がサインを書き入れる様子は動画にも記録されており、求めに応じて確認できる。展示用の専用ケースも付く。
5打数2安打、日本で2500万人超が見た試合
試合はドジャースの山本由伸とカブスの今永昇太が先発し、日本人投手同士の投げ合いで始まった。大谷は「1番・指名打者」で出場し、5回にこのシーズン初安打となる右前打を放つ。打球速度は107.4マイル(約173キロ)だった。9回には右への二塁打を加え、5打数2安打2得点で開幕戦の勝利に貢献した。
MLBによると、この試合は日本国内で2500万人を超える人が視聴し、日本で最も見られたメジャーリーグの試合になった。大谷はこの年、55本塁打を放って3年連続のMVPを受賞し、ドジャースもワールドシリーズ連覇を果たしている。前年の世界一から始まり、連覇へとつながったシーズンの初戦で着た1着でもある。
東京シリーズはグッズの売り上げでも記録を残した。スポーツ用品大手のファナティクス社によると、グッズとトレーディングカードの売り上げは4000万ドルに上り、同社の歴史で最も売れたイベントになった。その熱気の中心にいた大谷が、実際に袖を通したのが今回の1着だ。
同じ試合で大谷が履いたニューバランスのスパイクも、2026年8月に同じザ・リアレストで44万55ドルで落札された。野球の靴としてはオークションの最高額で、この日の着用品への需要の高さを示していた。
WBCユニフォームの記録を約55万ドル上回る
これまでの大谷のユニフォームの最高額は、2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で着たものだった。3月6日、東京ドームでの1次ラウンドの台湾戦で、大谷は満塁本塁打を含む3安打5打点を挙げ、日本は13-0で大勝した。このユニフォームはMLB公式オークションで298件の入札を集め、150万10ドルで落札された。
東京シリーズのユニフォームはそれを55万5690ドル上回った。わずか7か月で、自身の最高額を3割以上塗り替えた計算になる。2023年のWBCで着たオーストラリア戦のユニフォームは12万6100ドルだったので、3年あまりで値段は16倍を超えた。
入札の動きを追うと、勢いがよく分かる。出品直後の9月23日(米国時間)時点で46万ドルだった最高入札額は、締め切りの2日あまり前には133万5000ドルまで上がり、最後にWBCの記録を抜いた。
大谷の関連品では、カードの高額落札も続いている。2026年7月には、2024年と2025年のMVP受賞で翌シーズンに着けたゴールドロゴマン2枚と直筆サインを組み込んだトップス社の1枚限りのカードが1100万ドルで売れた。2024年の「50-50」を記念した直筆サイン入りカードも、8月に68万6250ドルで落札されている。
関連記事:大谷翔平の直筆サインカードが約1億1000万円で落札 Topps NOW史上最高額に
スポーツ界の最高額はベーブ・ルースの2412万ドル
それでも、スポーツ界のユニフォーム全体で見れば上には上がいる。試合で着たユニフォームの最高額は、ベーブ・ルースが1932年のワールドシリーズ、いわゆる「予告ホームラン」の試合で着たもので、2024年8月に2412万ドルで落札された。バスケットボールのマイケル・ジョーダンが1998年のNBAファイナル第2戦で着たユニフォームは、オークションを通さない取引で1400万ドルで売れたと2026年10月に発表され、知られている中ではルースに次ぐ額になった。
カードを除けば、大谷自身の記念品で最も高いのは、ユニフォームではなくボールだ。メジャー史上初の「50本塁打・50盗塁」を決めた2024年の50号ホームランボールは、同年10月に439万2000ドルで落札され、野球のボールの最高額になった。今回のユニフォームはその半分に届かない。
大谷のユニフォームは、ルースの1割に届かない。ただし、ルースの1着は90年以上前の試合のもので、大谷はまだ現役の選手だ。
ザ・リアレストの創業者スコット・キーニー氏は出品時、このユニフォームが大谷のキャリアで最も大切な1着として残るとの見方を示していた。日本への凱旋と最初のゴールドロゴマンという、二度と繰り返せない出来事が1着に重なる。その値段が、大谷の記念品の新しい基準になる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]











































































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