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『あきらめません!』追加キャストに大森南朋・西野七瀬ら4人 永作博美主演、2027年1月22日全国公開

『あきらめません!』追加キャストに大森南朋・西野七瀬ら4人 永作博美主演、2027年1月22日全国公開

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永作博美(55)が主演する映画『あきらめません!』の追加キャストが9月25日に発表され、大森南朋、西野七瀬、伊武雅刀、中尾ミエの出演が決まった。全国公開は2027年1月22日で、ロケ地の石川県では1週間早い1月15日に先行公開される。夫の実家がある田舎へ移り住んだ主婦が市議選に挑む物語で、あわせてティザービジュアルも公開された。

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大森南朋が夫、西野七瀬が長女 4人の役どころ

発表は9月25日正午。主演の永作が演じるのは、主人公の霧島郁子だ。追加された4人は、郁子の家族と、郁子が飛び込む市議会の側にそれぞれ分かれる。

大森南朋(54)が演じるのは郁子の夫・霧島幹夫。妻と衝突と理解を繰り返しながら、やがて彼女の理解者になっていく人物だ。西野七瀬(32)は郁子の長女・理美(りみ)役で、フランスに留学し、女性の人権問題に高い意識を持つ娘という設定になっている。

議会側の2人はベテランがそろった。伊武雅刀(77)は地元の名士で市議の村井功次郎を担当する。「田舎のしがらみ」「男尊女卑」を体現し、郁子たちの前に壁として立ちはだかる役どころ。中尾ミエ(80)が演じる市議・市川ミサオは、女性議員がまだ珍しかった時代から議場に立ち続け、後継として郁子に目をつける人物だ。

ティザービジュアルは、明るい背景色の中から強いまなざしでこちらを見つめる郁子(永作)を切り取った1枚。キャッチコピーは「私たちはモヤモヤで爆走する」となった。

撮影の手応えを語った4人のコメント

撮影は石川県能美市・小松市を中心に行われ、全編が石川県でのロケだった。大森はその現場の空気をこう明かしている。

「全編、石川県でのロケでしたので小松空港に降り立ち、現場に向かいつつ、共演者や監督、スタッフの中に入ると自然とゆるやかに霧島幹夫さんになれていたような気がしてます」

作品そのものについても「自分の年齢的にも共感できる所もあり、大九監督の独特のテンポ感や世界観にすっかり引き込まれました」と語り、「気持ちの入った作品の制作現場にいるとしっかりココロを持っていかれます」と結んだ。

西野は「永作さん演じる郁子の娘で、長女の理美(りみ)を演じさせていただきました」と役を紹介したうえで、母と娘を「遠く離れた場所で逞しく生きる2人」と表現する。観客が”親子だなー”と感じられるよう意識しながら、母と娘の空気感をじっくり作っていったという。石川県の景色と空気を味わいながら「みんなで丁寧に作り上げた作品です」とも添えた。

嫌われ役を正面から楽しんだのが伊武だ。自身の役を「男尊女卑の権化のような、嫌な奴。嫌われ役、役立たず」と言い切り、「こんな人間は世の中に居なくていい、というようなしょうもない人物を演じるのは、実は、楽しいのです。とことん嫌われたいと思います。役者冥利に尽きる次第で御座います」と続けた。

中尾は撮影時期に触れている。「撮影がちょうど女性総理の誕生が噂された時期で、すごくタイムリーだし、リアリティをもって作品に入り込めました」。そのうえで「これからはもっと女性が表に出て、自分の言葉で言いたいことを発言していくべきだと思います」と訴え、「一方で、いつまでも高齢者がのさばるのは考えもの。引き際の大切さもつくづく実感しました」と、自身の世代にも向けた率直な言葉を残した。作品は他人事ではなく”自分ごと”として受け止めてもらえるはずだと、劇場への来場を呼びかけている。

垣谷美雨の小説を大九明子が映画化

原作は『老後の資金がありません』などで知られる垣谷美雨の同名小説(講談社文庫)。映画化は2025年9月19日に発表され、同じ9月後半から石川県でクランクインしていた。配給はS・D・Pが担当する。

物語の始まりは、夫・幹夫の早期退社だ。都会のマンションから夫の実家がある田舎へ移った郁子は、共働きとワンオペ育児を終え、2人の娘も独立して、悠々自適なセカンドライフを送るはずだった。ところが待っていたのは、閉鎖的な地域社会のしがらみとセクハラ。怒りを隠さない郁子に老齢の女性市議が目をつけ、その後押しで彼女は市議会議員選挙に立候補することになる。

監督・脚本は大九明子。松岡茉優が主演した『勝手にふるえてろ』(2017年)、のんが主演した『私をくいとめて』(2020年)、萩原利久と河合優実が共演した『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(2025年)など、生きづらさを抱える人物をユーモアを交えて描いてきた監督だ。映画化の発表時には、社会派作品として正面から描くのではなく、痛快なエンタテインメント映画を目指す方針が示されていた。

永作博美、『朝が来る』以来7年ぶりの映画主演

永作にとって映画の主演は、河瀬直美監督の『朝が来る』(2020年)以来7年ぶりとなる。2026年4月期にはTBS系ドラマ『時すでにおスシ!?』で主演を務めていた。

永作の映画の代表作といえば、2011年公開の『八日目の蝉』だ。成島出監督のこの作品で、永作は不倫相手の娘を連れ去り、実の子として育てながら逃避行を続ける野々宮希和子を演じた。第35回日本アカデミー賞では最優秀助演女優賞を受け、作品自体も最優秀作品賞を含む10部門で最優秀賞に輝いた。『八日目の蝉』は9月26日時点でU-NEXTの見放題作品として配信されている。

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関連記事:「八日目の蝉」成島出監督が死去、享年65 脚本家から名匠へ、常に人間を見つめ続けた生涯

大森南朋と西野七瀬、2026年も続いた連ドラ出演

夫役の大森は、1月期にフジテレビ系『ラムネモンキー』で反町隆史、津田健次郎とトリプル主演を務め、続いてテレビ朝日系『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜Season2』でも相葉雅紀、松下奈緒とともに主演を務めた。7月22日にスタートし、9月16日に最終回を迎えている。刑事ドラマの捜査官から、衝突と理解を繰り返しながら妻を支える夫へと役柄が大きく変わる。

関連記事:大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2開幕 大森南朋・相葉雅紀・松下奈緒が続投

西野も2026年は連続ドラマが続く。1月期のTBS系火曜ドラマ『未来のムスコ』では主人公の親友・今井沙織を演じ、8月24日からはNHK総合の夜ドラ『税金で買った本』に出演している。

石川で先行、1月22日からTOHOシネマズ シャンテほかで

公開は2段階で進む。まず2027年1月15日にロケ地の石川県で先行公開し、1月22日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国の劇場で封切る。

子育てを終えた主婦が、しがらみの強い地方議会に乗り込んでいく。50代の永作と大森、30代の西野、70代の伊武と80代の中尾。世代の違う5人が顔をそろえたことで、郁子の挑戦を家族の側と議会の側の両方から描く布陣が整った。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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